「介護一行詩」作品集

読者の皆さんでつくりあげていく、その名も「介護一行詩」。
日頃の鬱憤を晴らしたり、介護界の状況を嘆いてみたり、
うれしいことを伝える場に、仕事に行き詰まったとき、気分転換に一句。
「介護一行詩」
作品集
引っ越し好き、帰りたい家は どこになる
_三好春樹
どこだろうか。呉? 尾道? 広島? 東京? 湯河原?
小さいときから 30 回も引っ越しをしている。ボケて「家に帰る」という家は
第二回テーマ
阿曽沼由加里
若林かをる
奥田土詩を
魚谷幸司
藤脇聡
パッチワーク
渡辺初世
奥田土詩を
齋藤千枝子
阿曽沼由加里
うらじろ
みゃーたこちん
●もうすぐと 行けども行けど 住家なし
下川孝志
kiyoco
施設
●精神科 さいごはここに おちつくヨ
●せつなさや いずこのいえをや ふりかえる?
●認知症 母の家壊し 母逝って⋮
や
●おばあちゃん いえがしんぱい かえりたい
●出ませんか 家から外へ ぼくたちと
●母介護 退職金で 家つくる
●どこだって 安心できれば 我が家です
●吟行か いえに戻りて また出かけ
●いえかえる そのひとことで おこられる
●一人住む 老女の家は 死後空き家
●ひかりだす ケアのたびごと 拭いた蛇口
●あなたこそ 私のほんまの 家だった
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
︳
●在宅だ グループホーム N
O
︳
誰の家 ここはときかれ 奥田土詩を
みんなの家 5
「いえ」
フリー部門
うらじろ
石戸谷末子
利用ください。
【締 切】1 月 31 日(土)※3 月号に掲載いたします
【送 付 先】ブリコラージュ編集部
[FAX]03-5911-0771
[E-mail][email protected] [郵便]〒 171-0014 豊島区池袋 2-26-3 1F ブリコ編集部 第四回介護一行詩係 宛
※ 内容や表現が不適切な場合等は掲載不可とさせていただくことがあります
kiyoco
●幻聴さん わたしの声も 届けてよ
木村クン
●食べたよね 確認しあう 老夫婦
うらじろ
●ありがとう 白衣でなくても 言われたい
藤脇聡
渡辺初世
●介護術 ブリコラージュで 新天地
●特養も 有料さえも 人不足
渡辺初世
●脳トレの 効果か長谷川 のみ高く
藤脇聡
●介護して 満ち足りたるは わが老後
kiyoco
●極楽湯 一人一回 使い捨て
斉藤英子
下川孝志
●徘徊を 犬様ケアで 助けられ
●三宅島 旅面接で ありがとう
神靖子
鈴木春江
●くそばばあ 心で叫び にっこり笑顔
りんご
●やさしさが ほんわり詰まった まあるい背中
木村クン
●とうさんと 呼ばれる自分 母の何?
神靖子
●母去りて またも悲しみ ポチ去りぬ
●イケメンの 送迎に降りぬと だだをこね
阿曽沼由加里
鈴木春江
●貧しくも 髪をとかして 風雅なり
愛子
●はいはいいえの おばあちゃん 先を読みつつはいとする
鈴木春江
●やすさんに 神といわれど 身にあまる
●ドリンクに 今日一日の 力借り
木村クン
石戸谷末子
【選 者】三好春樹(※ 選ばれた方の一行詩は大きめに掲載されます)
●カイゴして はまおかさんの 笑みうかぶ
︳︳
︳
︳
︳︳
︳
︳︳
︳
︳
︳
︳︳
︳
︳︳
︳
︳︳
︳
︳︳
●どこまでも 高い秋空 亡き父眼
●溶けかけた アメ玉ひとつ また来てね
︳
6
●嵐が終わる 最後の息 見届ける
神靖子
●さみしがりやの おばあちゃん 一緒に歌い笑顔かな
●●
︳
風呂介助 誰かわからず
下川孝志
スッピン女 応募要項
【内 容】①月ごとのテーマに即した句 ②介護にまつわる自由な句
①一行詩(3句まで)
【応 募 方 法 】①一行詩(3句まで)
、②氏名、③掲載時のお名前(本名以外での掲載を希望される方)
、
【条 件】音読で五・七・五になる句(一人3句まで)
のうえ、編集部までご応募ください。郵送や FAX での応募の際は、7 頁の投句用紙もご
④ご住所、⑤電話番号、⑥ E-mail、⑦年齢、⑧性別、⑨ BBC 番号、⑩ご職業をご記入