補助犬の現状

「コーディネーター」によ
る
サービスマーケティング
~愛犬家を味方につけて~
塚田ゼミナールⅠチーム
谷原 亮 田中 葵
よろしく
おねがいします
2015/9/30
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はじめに
第1章 補助犬
1-1 日本人とペット(犬)の関わり
1-2 補助犬とは
1-3 補助犬と暮らすメリットとデメリット
第2章 補助犬をとりまく社会の問題点
2-1 身体障害者補助犬法案の不備
2-2 行政の特定団体への委託状況
2-3 情報供給不足
2-4 団体間の連携不足
2-5 ユーザーの行動力不足
2-6 問題点と解決案
第3章 コーディネーター
3-1 コーディネーターのしくみ
3-2 コーディネーターのサービスマーケティング
2015/9/30
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はじめに
現代福祉の考え方
→ノーマライゼーションの理念の下、障害者の
自己決定を尊重し、自立と社会参加を推進
…平成18年4月 障害者自立支援法
自己決定 = 生活していく上での自己選択の連続
→障害者の方は、人的介護、福祉ロボット、補助犬etcが必要
↓
2002年10月1日、「身体障害者補助犬法」が施行
しかし補助犬と暮らす人は少ない!(スライド14参照)
(研究目的)
補助犬と暮らしたい(自己選択)方の意思を尊重し、補助
犬と暮らせる社会にする方法はないか考える
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第1章 補助犬
1-1 日本人とペット(犬)の関わり
大正時代以前
村で飼う番犬(野良犬)
戦後~1950年代 治安維持→ 番犬(猛犬)
生活に余裕→ スピッツ大流行
1960~1970年代 ステータス&父親不在寂しさ
→血統書つきの美しい犬
ペットの子供化
1980~1990年代 室内犬→
1990年代後半
頼られたい→ 動物介在療法
~
→ 巣立った子供がわり
責任回避→ ロボット バーチャルペット
2000年代
ペット(犬)数 1306万頭(2005年)
13万900匹殺処分(2005年)
次のスライドで詳しく説明!
引き取り有料化
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
狂犬病予防法…犬の自治体抑留期間は3日
それ以降は自治体ごとの判断⇒約3~7日で処分
78円
一頭当たり 殺処分費用
窒息死させる
53自治体で引き取り有料化(2006年)
⇒28自治体2千円 最高は東京都3千円
もしも、
捨て犬13万900匹が2千円で自治体に引き取られたら…
13万900匹×2千円=2780万円
捨て犬から補助犬候補を見つけるべき!
引き取り有料化なら、補助犬に寄付を!
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1-2 補助犬とは
盲導犬
聴導犬
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補助犬
介助犬
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盲導犬
役割
目の不自由な人が安全に、快適に歩くお手伝いをする犬
①道路の端に沿って一定の速度でまっすぐ歩く
犬
②交差点や段差で止まったり、障害物をよけて歩く
仕事内容
①盲導犬の動きや周りの音や足元の変化などを基に周囲の状況を判断
ユーザー
②信号の判断も車や人の流れを基に目の不自由な人が行う
人と犬との共同作業
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聴導犬
役割
タッチをするなど色々な動作を使って耳の不自由な方に音を知らせて生活をサポート
屋
内
仕事内
容
①離れた所で音がした場合でもユーザーの所まで行ってそれを教え、
音源まで誘導
②警報機の音を知らせるなどユーザーの安全を守る
屋
外
①窓口での順番待ちの時に鈴を鳴らしてもらい名前が呼ばれた事を知らせる仕事
②音が聞こえない事からくる不安を軽減
快適で安全な生活を支える
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介助犬
役割
肢体不自由により日常生活に著しい支障がある身体障害者のサポート
①物の拾い上げ及び運搬
仕事内容
②ドアを開けたり、体を動かすのを手伝うなど、身のまわりの様々な細かい仕事
③着脱衣の補助等肢体不自由を補う補助
生活の中で不便なことを
介助する犬
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1-3 補助犬と暮らすメリットとデメリット
メリット
デメリット
①精神的負担の軽減・精神
安定
②低コスト
③応用力、判断力
④外出の動機付け
①衛生状態管理
②費用と時間
③実働期間8年程度
④同伴拒否
→補助犬との生活をする上では、困難が多い
しかし
介助犬希望者数 推計1500人 障害者意思尊重
現代福祉の考え
盲導犬希望者数 推計7800人
スライド3
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第2章 補助犬をとりまく社会の問題点・解決案
2-1
2-2
2-3
2-4
2-5
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身体障害者補助犬法案の不備
行政の特定団体への委託状況
情報供給不足
団体間の連携不足
ユーザーの行動力不足
etc…
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2-1 身体障害者補助犬法案の不備
補助犬法施行後 入店拒否はありましたか?
1
0
2
4
6
8
飲食店
ホテル
流通店舗
映画館・劇場
交通機関
公共施設
学校
職場
病院
その他
無し
出典 身体障害者補助犬法施行後の介助犬使用者実態調査平成14年
同伴拒否…罰金・罰則がない
 助成金200万⇒足りない
(必要経費…団体の運営費、育成費、継続指導の費用
や管理費 etc…)

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2-2 行政の特定団体への委託状況
団体名
都道府県・政令指定 給付頭数合計
都市
北海道盲導犬協会
4
16
日本盲導犬協会
7
13
栃木県盲導犬センター
3
7
アイメイト協会
17
45
日本ライトハウス
9
13
福岡盲導犬協会
7
11
出典 http://www.gdrengokai.jp/publication/gdinfo_backnum/bn_26.html
42都道府県11指定都市が盲導犬委託事業実施
委託契約のある団体→助成金○
障害者の方が団体を自由に選択できない
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2-3 情報供給不足
育成団体数
実働頭数
認知度
盲導犬
9
927頭
94%
聴導犬
7
15頭
50%
介助犬
18
38頭
36%

出典 LifeDesign REPORT 2004.2
補助犬希望者に入手方法や信頼できる団体の選択方
法などが供給されていないことが予想される

認知度の低さ⇒同伴拒否を受ける要因
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2-4 団体間の連携不足
協会名
過去の実績
アイ メイト協会
910 頭
N盲導犬協会
316 頭
K盲導犬協会
210 頭
F盲導犬協会
138 頭
T盲導犬協会
188 頭
総収入
頭数
(5 年間)
(5 年間)
925,064,615 円
152 頭
(4 年間)
(4 年間)
2,591,954,000 円
63 頭
(5 年間)
(5 年間)
649,204,341 円
57 頭
(5 年間)
(5 年間)
689,687,000 円
37 頭
(5 年間)
(5 年間)
605,774,796 円
30 頭
一頭あたりの費用
約 608 万円
約 4,114 万円
約 1,138 万円
約 1,864 万円
こ
の
差
が
意
味
す
る
も
の
は
?
約 2,019 万円
出典ライオンズクラブ330・A地区「献眼・オープニングアイズ委員会」によるアンケート5年間(平成11~15年)の財務資料及びアンケ
ート
情報交換・ノウハウの共有されていないため
各団体の育成期間・費用・方法にばらつき
福島県会津若松市会津中央病院道案内ロボット2台
受付ロボット1台2000万円で導入
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非効率運営
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2-5 ユーザーの行動力不足
団体や行政に自らの考えや要望を 伝えられない
(理由)
 次に補助犬を貰いにくくなるのではないか不安
 奉仕して貰って文句は言えない
 障害者が自己主張できない時代の長さ
…障害者との隔離社会が背景にあるのでは?
↓
1900年政府が座敷牢を合法化した精神病者監護法
1950年に精神衛生法⇒大型コロニー建設
医療なしの隔離から医療付きの隔離の時代へ
1968年頃から精神病院数が増加、1992年34万床突破
…社会への参加・自立、自己決定が、叫ばれたのはごく最近
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2-6 問題点
法案の不備
⇒助成金少 同伴拒否
解決案
団体別育成状況の熟知して、
見合った助成金を支給
愛犬家・企業スポンサーを味方に
ユーザーの意見反映
新たな体質への変革
特定団体への委託
⇒団体を選択できない
団体の一本化
情報供給不足
⇒信頼できる団体が不 ⇒信頼性のある情報供給
明・同伴拒否
団体の一本化
団体間の連携不足
⇒育成ノウハウ・情報共有
⇒非効率運営
ユーザーが要望を 伝え ユーザーの意見・交流の場を提供
られない
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古い体質の問題点は山積み!
この解決案を実行するにはどうする?
補助犬団体・ユーザー・行政・企業・一般を結びつける
「新たな機関」が必要ではないか?
団体を一本化!
「コーディネーター」
愛犬家を味方につけたサービスマーケティングの実践機関
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第3章 コーディネーター
3-1 コーディネーターのしくみ
今までは。。。
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行政
団体
団体
団体
ユーザー
ユーザー
ユーザー
一方通行!
多方向へのつながりへ!
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企業
助成金等の交渉を
団体の規模、 育成
頭数などを加味して
行う
寄付金
行政
犬の救済
各団体に応じ
た助成金を払う
スポンサー要
請
コーディネーター
・寄付金の使い
方
・情報提供
愛犬家
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・自宅訪問
・ユーザー同士で意見を
言い合える場
・ユーザーのニーズを把
握
団体
犬の提供
犬の提供・協
力
・不平不満
・ユーザー側から見
た
団体の問題点
補助犬
ユーザー
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3-2 コーディネーターのサービスマーケティング
企業・行政・補助犬ユーザー・愛犬家それぞれに、
「コーディネーター」はサービスマーケティングを行う
①企業
②補助犬ユーザー
③行政
保健所(行政)サービスマーケティング具体案
④愛犬家
愛犬家サービスマーケティング具体案
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①企業へのサービスマーケティング
コーディネーター
・報告
・提案
寄付
・人材教育
・評価
・提案
スポンサー要請
企業
CP
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(ペット関連)
スポンサー獲得への営業
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②補助犬ユーザーへのサービスマーケティング
コーディネーター
・報告
・提案
・意見、交流
の場への参
加
・意見を反映
・仕事の評価
・意見
・要望
・意見・交流の場
の設置
補助犬ユーザー
CP
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・意見収集
・意見、交流の場の整備
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③行政へのサービスマーケティング
コーディネーター
助成金支給
・報告
・対策案
・評価
・対策
・提案
・団体別育成状況の熟
知
、見合った助成金
行政
CP
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・情報提供(ユーザーの意思、育成状況、)
・要請
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保健所(行政)へのサービスマーケティング
具体案
この差!
コーディネーターが捨て犬データベースをつくる
環境省収容動物のデータベース協力自治体数 13
動物愛護管理行政担当組織がある自治体数 98
写真掲載は絶対条件 ← 引き取り手を増やして、
殺処分約13万匹を減らす

補助犬候補チェックシートを作成し各保健所へ配布
→補助犬候補生を見つけ出し、コーディネーターへ連絡

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④愛犬家へのサービスマーケティング
コーディネーター
・寄付金の使い
方
・情報提供
改善策提
案
・ネット教室費
・自由なHP作
り
・要望
・評価
・犬の提供
・寄付金
一般
(愛犬家)
CP
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提供した犬や寄付金で育った犬の成長
をWEBで公開
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愛犬家へのサービスマーケティング具体案
寄付者・犬提供者が24時間成長を見守ること
(webカメラも検討)ができるHPをつくる
ペットの子供化を利用(スライド4)
寄付者・提供者はボランティア⇒ファン(親)になる
ボランティアカード配布 将来補助犬を優先して供給

今までの補助犬団体内のみのつながり ×
ボランティアの交流の場をつくる(ファンサイト)
⇒情報供給不足の解消 強いボランティアチーム

CPは、ボランティアが喜ぶようなHPを自由に作る
⇒ネット教室費負担・一般のHP評価でCPのやる気UP!
大学の映画・インターネットサークルにネット動画作成募集

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HPイメージ
ももぐみの園児
8/17
15時30分
げんちゃん たいいくのじかん
2015/9/30
動画再生ボタン
まめちゃん おひるねのじかん
動画再生ボタン
28
補助犬と暮らしたい(自己選択)方の意思を尊重し、
補助犬と暮らせる社会を目指すには?
愛犬家を味方につけ
団体を一本化
コーディネーターという新たな機関が
サービスマーケティングを行う!
2015/9/30
29
ありがとうございました
2015/9/30
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