野村證券神戸支店 企業説明会 つくっているのは、希望です。 ~第一三共の現況と今後の展望~ 2008年2月7日(木) コーポレートコミュニケーション部 第一三共のご紹介 第一三共は研究指向の歴史ある製薬企業 企業理念 革新的な医薬品を継続的に創出し、提供することで 世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する。 三 第 一 製 薬 共 高峰譲吉博士が米国で発見した消化酵 素剤「タカヂアスターゼ」の輸入販売を契 機に塩原、西村、福井の3氏が共同出資 で、 1899年(明治32年)「三共商店」を 設立 108年の歴史 慶松勝左衛門博士が梅毒治療剤 「サルバルサン」の国産化に成功した ことを契機に、6人の若き企業家が 1915年(大正4年)「アーセミン商会」 を創業 91年の歴史 2005年9月28日に共同持株会社を設立 証券コード:4568 第一三共株式会社 2007年4月 すべての統合作業を完了<完全統合> 1 第一三共のプロフィール 第一三共株式会社 東京都中央区日本橋本町3-5-1 500億円(2007年4月) 約15,000名(2007年4月) 日本全国、米国、欧州、アジア他 ・商号 ・本社 ・資本金 ・従業員数 ・拠点 【国内生産拠点】 秋田・小名浜・小田原・平塚・静岡・ 高槻・大阪 【国内研究拠点】 品川・葛西・袋井 ・連結売上高 9,295億円(2006年度) 事業別売上高比率 その他 ヘルスケア 5% 12% 国内医療用医薬品 47% 海外医療用医薬品 36% 2 グローバル創薬型企 業を目指して 医薬品ビジネスの動向 日本市場は伸び悩む中、欧米の市場は大幅に拡大 9,040億ドル (億ドル) シェア 10,000 9,000 6,449億ドル 8,000 シェア 7,000 3,961億ドル 6,000 5,000 シェア 18.2% 2,000 537 528 869 1,000 1,030 34.7% 3,000 637 2,964億ドル 4,000 17.8% 29.3% 1,080 619 535 937 1,833 16.7% 9.9% 2,899 45.0% 966 10.7% 2,590 28.6% 3,795 42.0% 1,870 2001 2011 (予想) 2006 北米 3 18.7% 28.4% 0 1996 1,689 欧州 日本 その他 出典: IMS World REVIEW 1997,2002,2007 / IMS Market Prognosis 2007-2011 2015年ビジョン “グローバル創薬型企業” Global Pharma Innovator の実現 <計数目標> 売上高 : 1兆5,000億円 営業利益率 : 25%以上 海外売上比率 : 60%以上 <研究開発における重点疾患領域 > 「血栓症 ・ 糖尿病 ・ 癌・自己免疫疾患/関節リウマチ」 各領域でグローバルトップクラスのパイプライン構築 4 2015年ビジョン達成までのプロセス 第1期 中期経営計画 2015年ビジョン達成に向けた成長基盤の拡充 オルメサルタン伸長 営業利益 2,400億円 営業利益 1,600億円 営業利益 1,200億円 新製品の 売上拡大 新製品発売 米国営業基盤拡大 (先行投資) 統合シナジー 2006 5 2007 2008 2009 (年度) 2015年 売上高 1兆5,000億円 営業利益率 25%以上 海外売上比率 60%以上 グローバル営業体制の拡充 2009年度 売上高・営業担当者(MR)要員計画 第一三共ヨーロッパGmbH (DSE) 700億円 1,000人 第一三共INC.(DSI) 2,000億円 2,200人 ルイトポルド(LPI) 600億円 350人 第一三共 4,700億円 2,300人 第一三共ヘルスケア 580億円 150人 アジア・中南米 250億円 700人 連結業績目標 売上高 : 9,600億円 営業利益 : 2,400億円 海外売上比率 : 40%以上 6 2007年度予想 主要開発品目一覧表 フェーズ 1 フェーズ 3 申請/承認 CSー866CMB(#) SUN 4936h HGF遺伝子プラスミド CS-866DM (#) CS-866AZ (#) プラスグレル CS-8663(欧) SUN E7001 (#) AJD101 CS-011 ウェルコールDM(承認) DC-159a CS-023 CS-8958 レボフロキサシン注(#) 〔SUN A0026〕 グレースビット (承認) DF-098(#)(承認) レボフロキサシン高用量(#) がん CS-7017 DE-766(#) CS-1008 免疫・アレルギー CS-0777 DZ-697b DU-176b 循環器 DB-772d CS-8080 糖代謝 感染症 骨・関節 SUN E3001 (#) AMG162(#) CS-600G (#) LX-P(#) その他 SUN N4057 CS-088 SUN11031 SUN Y7017 (#) KMD-3213 CS-1401E (#) 〔SUN0588r〕(承認) DL-8234(#) SUN N8075 合計 #:日本のみの開発 〔 〕:導出 7 フェーズ 2 9 11 10 10 グローバル(日本以外)で開発している課題に関しては、最も進んだステージのみ記載 アンダーライン(青字)は現在の最優先プロジェクト 大型新薬候補プラスグレル 抗血小板剤プラスグレルの特徴 ・強い血小板凝集抑制作用 ・早い薬効発現 ・安定した薬効発現 2007年11月 米国心臓協会(AHA) 標準治療薬に対する優越性を証明 ・標準治療薬に比べ、 心臓発作や心血管由来の死亡などのイベントを19%減少 ・糖尿病患者群では30%減少 ・一部の被験者で出血の増加が認められるものの、 正味を勘案した臨床的有用性は有意に改善 2007年12月 米国食品医薬品局(FDA)に承認申請 ※予定商品名:エフィエント 日本では自社開発でフェーズ2試験実施中 8 第一三共の現況 (決算概要) 2006年度連結決算および2007年度予想の概要 売 上 高 営 業 利 益 (億円) (億円) 9,259 9,295 8,760 9,000 対前年比 8,000 7,000 5.8% 減少 1,600 対前年比 2005年度 2006年度 2007年度 2005年度 2006年度 2007年度 (予想) 当 期 純 利 益 (億円) (億円) 1,800 1,710 1,597 1,521 2005年度 2006年度 2007年度 (予想) 9 877 800 12.4% 増加 予想値 1,000 1,000 785 対前年比 対前年比 1,400 実績値 17.4% 増加 1,200 経 常 利 益 1,200 1,363 1,400 (予想) 1,600 1,600 1,547 600 27.3% 増加 2005年度 2006年度 2007年度 (予想) 注: 決算期の変更により、2006年度はDSI,LPIについて2006年1月~2007年3月の15ヶ月分を計上。 同様に2007年度はDSEについて、2007年1月~2008年3月の15ヶ月分を計上。 国内医療用医薬品の主力品 MR 生産性 (年換算) 2007年度第3四半期 主力品成長率 (単位:%) 製 品 名 オルメテック <高血圧症治療剤> クラビット <合成抗菌剤> メバロチン <高脂血症治療剤> カルブロック <高血圧症治療剤> アーチスト <高血圧症治療剤> クレメジン <慢性腎不全用剤> ロキソニン <消炎鎮痛解熱剤> オムニパーク <造影剤> ユリーフ <排尿障害改善剤> 当該市場 成長率 +36.7 +0.3 -6.4 +17.8 +9.2 +2.4 +10.7 -3.4 +147.1 +6.6 +7.3 Copyright2007 IMS ジャパン(株) 出典:IMS JPM 2007年4-12月/2006年4-12月 無断転載禁止 10 社品成長率 +15.2 -2.6 +6.6 +4.2 +2.7 +4.5 +7.7 -0.3 +6.4 上記品目 計 (単位:百万円) +18% up 200 219 186 100 2006年度 実績 社内試算 2007年度 中間期実績 最主力品オルメサルタンの推移 (億円) 3,000 2,500 1,955 2,000 1,447 1,500 35.2% 増加 924 1,000 56.6% 増加 500 0 11 2005年度 2006年度 2007年度 予想 注: 決算期変更の影響を除くため、2006年度はDSIについて2006年4月~2007年3月の12ヶ 月分、同様に2007年度はDSEについて、2007年4月~2008年3月の12ヶ月分を計上。 2009年度 目標 高血圧症治療剤オルメサルタン 日本商品名 オルメテック → 米国商品名 ベニカー ← オルメサルタンは、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)の中でも、 降圧効果が強く、優れた臓器保護作用が期待できる製品力を持つ。 2002年5月に米国、同年10月にドイツ、2004年5月に日本で発売。現 在、約40カ国で売上を拡大。 米国では、ARBとして7番手の発売も、3年後には新規処方箋シェアで 第3位に浮上。現在、第2位に迫る17%台で引き続き拡大。 12 待望のエイゾール、米国発売 高血圧症治療剤エイゾールの特徴 ・最も汎用されているカルシウム拮抗剤 アムロジピンと、ARBのオルメサルタン の配合剤 ・アムロジピンより降圧効果が強く、副作用(浮腫の発生)が少ない 2007年10月、第一三共INC.より販売開始 ・自社MR900名→1,350名に増強 ・フォレスト・ラボラトリーズ社を販促パートナー 13 しみ改善薬「トランシーノ」新発売 製品の特徴 ・肝斑(かんぱん)に効能効果が認められた日本 で唯一の薬剤(一般用医薬品) ・主成分はトラネキサム酸。その他L-システイン・ ビタミンCなどを配合 肝斑とは? ・頬の両側に広がるため化粧でもカバーしにくく、 女性を特に悩ますしみ 2007年9月、第一三共ヘルスケアより発売し、初 年度34億円を目標 CMのキャラクターはヘア・メイクアップアーティスト の 藤原美智子さんを起用 肝斑啓発ウェブサイト「かんぱんINFORMATION(www.kanpan.info)」 ブランドサイト「TRANSINO.JP(www.transino.jp)」 14 主要経営指標 単位 2005年度 実績 2006年度 実績 2007年度 予想 1株当り当期純利益 円 119.49 107.75 138.59 1株当り配当金 円 50 * 60 70 配当性向 % 40.5 % 55.7 % 50.5 % 729 729 期末発行済株式数 百万株 * 総資産 億円 15,961 16,368 純資産 億円 12,375 12,721 自己資本比率 % 77.5 % 77.5 % 純資産配当率(DOE) % 2.9 % * 3.5 % 自己資本当期純利益率(ROE) % 7.3 % 6.3 % 現金等期末残高 億円 4,009 (719) 5,132 *中間期配当は株式移転交付金として支払。 15 積極的な株主還元 中期方針 当期純利益相当額を 株主還元に充当(配当+自己株式取得) ⇒「総還元性向」目標:100% DOE5%の早期達成を目指し、安定的に配当を増額 自己株式取得は取締役会決議により機動的に実施 2009年度目標 2006年度 年間配当金60円 2007年度予想 年間配当金70円 DOE 5%以上 DOE 3.5 2006年度 (実績) 2009年度 (目標) EPS 107.7円 2倍以上 ROE 6.3% 10%以上 % 16 ROE10%以上、配当性向50%程度 DOE(純資産配当率)=配当性向×ROE 第一三共の株価動向 ご参考:2005年9月28日設立時 初値 2,255円 最近の株価 (2008年2月1日終値) 3,130円 第一三共 日経平均 17 2007年11月、個人投資家様専用サイトがオープン 見やすく、使いやすく、分かりやすく、親しみすいサイトを立ち上げました。 また、フレッシュな情報をメールでもお届けしています。 <個人投資家様専用サイト> <IRメールマガジン> ご登録ください!! http://www.daiichisankyo.co.jp/ ir/individual/index.html 18 生活改善を応援!eヘルシーレシピ <eヘルシーレシピ トップページ> 皆さまの健康維持や生活習慣 病予防を応援するために 辻学園グループと共同で開発 した動画付オリジナルレシピ 集 <eヘルシーエクササイズも誕生> http://www.daiichisankyo.co.jp/ehr/index.html 19 関西ノムラ資産管理フェア2008 81番ブースに出展しています。 ぜひお立ち寄りください。 20 本資料に関するお問い合わせ先 第一三共株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL: 03-6225-1126 FAX: 03-6225-1132 本資料における将来の予想等に関する各数値は、現時点で入手可能な情報に基づく弊社の判断や仮定 によるものであり、リスクおよび不確実性が含まれております。したがって実際の業績等は、予想数値とは 異なる結果となる可能性があります。
© Copyright 2024 ExpyDoc