日本語対応手話アニメーションシステム 中京大学 情報理工学部 情報知能学科 H207022 奥村 光志 H207067 本山 正樹 研究背景 動機 • 3年時に受講した白井純子先生の講義で手 話が取り上げられ、手話について学んだこと や手話が人々にあまり知られていない現状を 知ったことがきっかけ • 手話を学び、手話を使ってコミュニケーション をするためのシステムを研究・開発しようと考 えた 手話 • 手話には日本語対応手話と日本手話がある • 日本語対応手話 – 言語である日本語を手話を用いて表す方法 • 日本手話 – ひとつの言語 – 非手指動作(表情、眉の動き、視線、頭の動き) (例文)とてもたくさんのミカンをもらった。 • 日本語対応手話:単語の並びは日本語の並 びと同じ – とても/たくさん/ミカン/もらう/した(過去) • 日本手話:単語の並びが日本語の並びとは 異なる – ミカン/たくさん/もらう(非手指動作) 研究背景 目的 • 本研究では入力された文章を解析し日本語 対応手話アニメーションを生成するシステム を作成 • 本システムを作成することで、日本語対応手 話をいつでもどこでも学ぶことができるような システムを目標とした システムの説明・紹介 • 日本語対応手話アニメーションシステム • 単語数:約200語 – あいさつ(はじめまして、こんにちは)、名詞(父、 母)、動詞(怒る、嬉しい)etc… • 単語や文章を入力することで日本語対応手 話アニメーションを自動生成 • Blenderを使用 システム内容・構造 • • • • 文章(または文、単語)を入力 文章(文)をChaSenで解析し、単語に切る 単語とアニメーションを対応させる アニメーションをつなげたものを出力 単語 文章 アニメーション 単語 アニメーション 単語 アニメーション 連結させた アニメーション 出力 Blenderによる作成画面 • 実際にシステムを見ていただきます • 例文: – 今日は、良い天気です。(基本文) – 私は、兄に怒った。(過去文・表情) – はじめまして。あなたの名前は何ですか?(文章・ 疑問) 手話アニメーション紹介と比較 • 日立製作所 Mime Hand – 日立製作所が開発 – 約6000語の手話単語をサポート – GUIで操作しやすいシステム – 視点(カメラ)の切り替え – 有料 • 本システムとの比較 – CUI – 字幕表示 手話アニメーション紹介と比較 • 手話ロボット オアフ君 – フリーソフト – 単語のみ入力可能 – 634語の手話単語をサポート • 本システムとの比較 – 文章にも単語にも対応 – 字幕表示 単語数の目安と手話検定 • 7級・・・基本指文字50音 • 6級・・・単語数:100程度 – 簡単なあいさつ、数字、曜日など • 5級・・・単語数:200程度、基本例文数:30程度 – あいさつ、自己紹介、疑問文など • 4級・・・単語数:500程度、基本例文数:100程度 – 曜日・日付・時刻、動物、スポーツ、地名、接客の会話、 金額など数字の入ったなどの具体的な会話など 単語数の目安と手話検定 • 3級・・・単語数:1000程度、基本例文数:300程度 – 道案内、会社や学校、手話サークルなどでの会話 • 準2級、2級・・・単語数:2000程度、例文数制限な し – 日本手話、日本語対応手話のどちらかを使用して、聴覚 に障害のある人と自由に会話ができる • 準1級、1級・・・単語数・例文数制限なし – 相手に合わせ、日本手話、日本語対応手話のどちらも自 由に表現・読み取りができる 神田和幸教授からいただいた評価 • 単語数が少ない • 本システムは必ずしも学習に使用できるよう なシステムになっていない – 表情がぎこちない・表情のパターンが少ない、眉 の動きなどの機能の追加が必要 • アニメーション間の渡りができていない – 毎回ホームポジションに戻る 評価 • 単語数が少ない – 6.5.4.3級の単語から200単語 • 表情のパターンが少ない • 題材選びに問題があった – 日本手話と日本語対応手話が混合している本を 選んだ 課題・展望 • • • • • • • 題材選びが良くなかった 表情の変化、追加 指や手の細かい動作 アニメーション間の渡り キャラクターの追加 単語数の追加 音声入力 ご清聴ありがとうございました
© Copyright 2024 ExpyDoc