日本語対応手話アニメーションシステム 中京大学 情報理工学部 情報知能学科 H208062 中畑 淳貴 H208080 堀田 将克 研究背景 動機 • 情報知能学科2010年度卒業生の奥村・本山 の卒業研究で手話アニメーションシステムが 取り上げられ、それがきっかけで手話アニ メーションシステムに興味を持った • 奥村・本山のシステムをより使いやすくしよう と考えた 研究背景 目的 • 本研究は奥村・本山が作成した手話アニメー ションシステムの改善を目的として進めた • 具体的な問題点 – ウィンドウの操作性が悪い – アニメーションがぎこちない – 単語数が少ない システムの説明・紹介 • 日本語対応手話アニメーションシステム • 単語数:手話検定5級程度までの中から抜粋 した200語 – 主な単語 • • • • • 挨拶(おはよう・こんにちは・こんばんはetc) 数(1~9) 頻出動詞(食べる・思う・呼ぶ・寝るetc) 形容詞(良い・大きい・美味しい・etc) 名詞(算数・仕事・映画・テレビ) システムの説明・紹介 • ブラウザ上で単語や文章を入力することによ り、手話アニメーションを自動生成し、生成し たものを表示する • 単語と単語の間に繋ぎアニメーションを入れ ることで、キャラクターの一連の動きのスムー ジング化を目指した 使いやすさの向上 • ブラウザ上で操作を全て行えるようにした – 奥村・本山のプログラムはコマンドプロンプト(入 力)⇒ブラウザ(出力)という動作があったため 繋ぎアニメーションについて • 繋ぎアニメーションがないと、単語から単語に 繋がるときに手が瞬間移動しているようにな る – 例「おはよう⇒今日」 おはよう(最後) 今日(最初) 修正後 システム構造 文章の入力 単語 単語 単語 単語 単語 start 単語 繋ぎ 単語 繋ぎ 単語 アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション • 連結させたアニメーション ..… 出力 補足 • Startアニメーションについて – 手話を始めるにあたってのホームポジションの事 システム構造 文章の入力 単語 単語 単語 単語 単語 start 単語 繋ぎ 単語 繋ぎ 単語 アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション アニメーション • 連結させたアニメーション ..… 出力 システム内容 1. 文章(または単語)を入力 2. 文章をChasenで解析し、単語に区切り配列化 する 3. 最初の単語の前にホームポジションであるstart というアニメーションを入れる 4. 単語と単語の間につなぎアニメーションを入れ る 5. 単語とアニメーションの関連付けを行う 6. アニメーションをつなげたものを出力する • 奥村・本山のアニメーションを見ていただきま す。 – 例文「おはよう。今日は良い天気ですね。」 • 次に本システムを見ていただきます – 例文「おはよう。今日は良い天気ですね。」 デモンストレーション • 代名詞「私、君、妹、母、父」 • 名詞「今日、月曜日、仕事、映画、家、会社、 学校、音楽、趣味、読書、みかん、りんご、 歳」 • 動詞「行く、帰る、好き、嫌い、食べる」 • 形容詞「大きい、美味しい」 • 数「1~99」 結果 • 出力されるアニメーションの動きは、奥村・本 山の手話アニメーションに比べて自然になっ た • ブラウザ上で文章を入力し、アニメーションを 出力させることで操作性が向上した • 手話を学習するシステムとしては単語数が約 200語で、まだまだ少ない 課題・展望 • キャラクターの改善 • 細かい指の動きなどの人間らしい動作や、口 パクの追加 • 実用的なものになっているかどうかの検証 • 単語数の追加 – 「とても」や「ほとんど」などの副詞、目的語 質問、コメントをお願いします。 日本手話と日本語対応手話 • 日本で使用されている手話は、主に日本手 話と日本語対応手話である • 日本手話 – 主にろう者が使用しており、日本語とは全く別の 文法を使用している • 日本語対応手話 – 主に難聴者や中途失聴者が使用しており、日 本語の語順や文法通りに手話単語を当てはめ て表現している
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