メディア論 第11回 ケータイ&スマホの 文化とコミュニケーション 担当:野原仁(地域科学部) 本日のテーマ ケータイ電話の特徴 ケータイ電話とわたし達の生 活 ケータイ電話の文化 あなたにとってケータイ&スマホとは? 何ですか? ケータイの歴史(簡単に) 1985年 車載兼用のショルダーホン(重 さ3kg!※画像はドコモHPから転載 (http://www.nttdocomo.co.jp/info/new/report/report8d.html) 1987年802型(重さ900g)発売;はじめ て「携帯電話」という用語が使われる (http://www.docomo-chugoku.co.jp/v/databook/mova/rain/kei802.html) 1989年モトローラがマイクロタック (300g)を発売;急速な小型化 (http://www.mot.co.jp/Motorola-Direct/products/legendary.html) 1993年ドコモが初のデジタル携帯電話「デジ タル・ムーバ」を発売(画像は一番軽いP型で 220g) (http://www.docomo-chugoku.co.jp/v/databook/mova/rain/800p.html) 1995年PHS登場 1996年ポケベル加入者数ピーク 1997年J-フォンが初の携帯電話による メールサービス「スカイウォーカー」を 開始 1999年ドコモ「iモード」を開始 2000年J-フォンが初のカメラ付き携帯電 話(シャープ製)を発売 2001年ドコモ第3世代(後述)初の 「FOMA」を発売 2008年Appleが日本初の本格的スマート フォンである「iPhone 3G」を発売 ケータイをめぐる現状 ケータイの世代 第1世代(1G):アナログ・ケータイ 第2世代:デジタル・ケータイ(’93~) 2.5世代:デジタル・ケータイのなかで、 インターネット接続が可能なもの 第3世代:ブロードバンド接続・GPSなど のマルチメディア機能が充実したもの 第3.5世代:現在の主流→第3世代の通信 速度を速くしたヴァージョン 第4世代ケータイ(4G) 2016年の実用化が目標 光ファイバー並みの100Mbit/sの高速データ伝送が可能 (第2世代の1万倍、第3世代の50倍)で、高速移動中で も高画質の動画像を送受信することが可能 ケータイの変容 ビジネスからパーソナルへ かつての「携帯電話」は、サラリーマン のおっさんが仕事で使うもので、いまの 「ケータイ」はみんなが持っている必需 品 電話からマルチメディア端末へ 単に「しゃべる」だけの道具から、「何 でもできる」道具へ ケータイの機能の高度化 スマートフォンとは? iPhoneやAndroidなどを代表とした多機能 な携帯電話のこと。携帯電話とパソコ ン・PDA(携帯情報端末)の機能を組み 合わせたもの 従来の携帯電話と比較して画面が広く通 信機能が強化されており、webサイトの閲 覧が容易 アプリケーションをダウンロードするこ とにより、自分好みに機能を強化するこ とができる ケータイの特徴 常に身につけていることができる=いつ でも、どこでも自分が気の向いた時に情 報のやりとり(会話・メールなど)がで きる 自分の気に入らない相手や気分が乗らな い時・都合が悪いときは情報のやりとり をしなくてもOK=自分が仲良くしてお きたい・連絡を取り合って繋がりを保ち たいと感じた相手だけを選別し、親密さ を保つ範囲をコントロールすることを可 能にした ケータイによるコミュニケーションの特徴 非常に個人主義的である=お互いに自分 の世界を大切にし、他人との境界を崩さ ない 内容が私的で日常的なものがほとんど= 消費される会話=記憶に残らない会話 メール依存症に見られる、「友だちであ ること」の絶え間ない確認の必要性 絵文字の多用による新たな自己表現の可 能性と文章力低下の危険性 ケータイから見える人間関係 いつも誰かとつながって いたいけど、ウザイのは イヤ!=お互いに自分の 世界を守り、お互いに癒 しあう関係? ケータイをめぐる問題点の一つ ケータイ(スマホ) 依存症
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