科学概論

科学概論
2004年12月16日
酒居敬一([email protected])
http://www.info.kochi-tech.ac.jp/k1sakai/Lecture/N2004/
ふたご座流星群
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12月13日、梶ヶ森山荘で観測
23:00~23:15
 24:15~24:30
 25:50~26:05

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58個/15分(HR=132)
75個/15分(HR=300)
115個/15分(HR=460)
明け方には見事な黄道光が見えた。
黄道光は太陽を中心として黄道に沿って伸びる光帯で、惑星間塵
が太陽光を反射して見られるものです。大きいものの淡い光芒で、
月明かりや人工光のない澄んだ空でないと見えてきません。
※黄道は太陽の通り道のことです。黄道平面は太陽系の中の地
球の公転面です。大部分の惑星はこの黄道面に沿うように公転し
ています。
銀河の構造(8~11ページ)
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バルジ
年齢100億歳以上の星々
 巨大なブラックホールがあるかもしれない

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円盤
年齢100億歳未満の若い星々
 ガス(星間ガス)

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ハロー
球状星団(100億歳以上の星々から成る)
 MACHO(Massive Compact Halo Object)

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数千万から数兆個の星
天の川銀河
種類: 渦巻き銀河(Sb型)
 質量: 約2000億太陽質量
 バルジ: 直径約3000光年・厚さ約3000光年
 円盤: 直径約10万光年・厚さ約1000光年
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

太陽系は中心から約2万6千光年に位置する
ハロー: 直径約10万光年
球状星団が130個ほど発見されている
 質量は球状星団だけではなくMACHOも担う

銀河の種類(16~21ページ)
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不規則銀河
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マゼラン雲など
楕円銀河
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おとめ座にある銀河
レンズ状銀河
 渦巻銀河


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天の川銀河、M51など
棒渦巻銀河
局所銀河群(22ページ)
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銀河には判銀河を持つものがある
天の川銀河+大小マゼラン雲
 アンドロメダ銀河+M32+NGC205

本体+判銀河を超えた集まり
 半径300万光年の範囲
 大小18個+矮小銀河、合わせて30個以上


アンドロメダ銀河とその判銀河も含む
銀河団・超銀河団(24ページ)
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銀河群が集まって銀河団となる

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銀河団が集まって超銀河団となる

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銀河系はおとめ座銀河団に属する
かみのけ座超銀河団などがある
超銀河団どうしの構造がある

銀河は網状に連なる一方で
ボイドという何もない空間ができる
銀河中心(32ページ)
ガスや塵にさえぎられて直接見えない
 太陽付近の100万~1000万倍の密度の星
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星と星との平均間隔は0.1光年ほど
 星の直径の100万倍、まず衝突しない

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中心には巨大な質量が存在

シュバルツシルトブラックホールか?
• 太陽でいえば、直径3kmに圧縮したくらいの密度

シュバルツシルト半径に中心に存在するとさ
れる質量が集中しているかどうか?