熱力学1 第4回 熱量と比熱 (熱量の種類(顕熱と潜熱),比熱,平均比熱) 熱量の種類 顕熱:物体に熱を与えるとき、温度を上昇させるために使わ れた熱量 潜熱:物体の相(固体→液体,液体→気体)を変えるときに使 われる熱量 120 110 (詳細は黒板で) 潜熱(沸点) 2222 [J/kg] 100 90 80 70 T [℃ ] 60 50 40 30 20 10 0 -10 潜熱(融点) 333 [J/kg] -20 -20 480 980 1480 q [J/kg] 1980 2480 2980 比熱 熱容量:顕熱に使う熱量について、単位温 度上昇させるために必要な熱量。1K上昇さ せるのに必要な熱量を考えるとC[J/K] 比熱:上記を単位質量あたりにしたものが比 熱。1kgの物体を1K上昇させるのに必要な 熱量でc[J/kg・K] (詳細は黒板で) 比熱の計算 熱容量C,比熱 c, 質量 m, 温度 T とすると。 比熱が温度が変化しても一定の場合 Q C T2 T1 C mc q cT2 T1 比熱が温度によって変化する場合 dq cdT q12 cdT cT dT (詳細は黒板で) 2 1 T2 T1 平均比熱 比熱cが温度によって異なる場合、各温度付近 で積分平均を求めて、それを平均比熱cmとし て考える。(表などにまとめることで温度毎に熱 量が計算できて便利) T2 q12 1 cm c T dT T2 T1 T2 T1 T1
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