「第1回ICTE東北支部 情報教育セミナー in 山形2004」 に参加して 2004年5月12日(水) ランチョンセミナー 高橋 充(修士1年) 及川 美紀(学部3年) セミナーに参加してみての感想 現職の高校教師が行っている生の情報の授業内 容を知ることができ、技術者としてはとても参考と なった。 そばがうまかった! 山形はやっぱり遠かった・・・ 酒に強くないとやっていけないと思った・・・ 教育者は「キャラ」が濃い方が多い? ICTE(アイシテ~)って何? Information & Communication Technology in Education(情報コミュニケーション教育研究会 ) のこと 教育現場の実践を精査し、実践者と研究者との相 互の交流をはかりながら21世紀の情報教育のあ り方を模索していく会。(HPより抜粋) 定期的なセミナーの実施、Webページ上での情報 公開 東北支部もあるのかよ! 鈴木教授を支部長とし、東北全体の高校教科情 報が元気になるようにと最近発足した支部 ※他の支部 ★静岡支部 ★茨城支部 ★北陸ICTE 祝・第1回東北支部セミナー開催! 日時:2004年4年24日(土)13時~17時 会場:山形県村山市北村山視聴覚センター クアハウス碁点 ‐学生は県立大生のみ(11人),人数の割りに広い ‐学生は県立大生のみ(11人),人数の割りに広い会場 ‐会場内はオルゴールアレンジのBGM(トトロ,ラピュタなど) 宿泊場所:クアハウス碁点 研究会プログラム紹介 講演 ‐鈴木 克明教授 実践報告1 ‐松村 将人(山形県立米沢東高校) 実践報告2 ‐上杉 茂樹(宮城県立泉舘山高校) ラウンドトーク ‐宍戸俊文(山形県立霞城学園高等学校) -井口 巌(東北学院中学高等学校) -池田 明(大阪市立扇町総合高等学校) 我らの支部長講演! タイトル:教科「情報」を元気にするために! 講演内容の概要 ・自己紹介 ・ガニェの9事象紹介 ・ARCSモデルの説明 さすが余裕の講演! 講演の感想 ガニェの9事象やARCSモデルが、理論に裏打ち されたものであることを改めて感じた。 教授は、「動機付け」は注意だけだと思っていたよ うですが,僕もでした。 実践報告【1】 ■タイトル 「コミュニケーションを重視した授業の実践と評価のあり 方について」 ■発表者 松村 将人(山形県立米沢東高等学校教諭) ■報告内容 普通教科情報の授業が2年目になり,昨年度授業した 内容の概要や評価方法,工夫した点などの報告。 1学期の内容と評価方法 活動内容 ワードとパワーポイントの使い方 自己紹介(パワーポイントを利用しての発表) 評価方法 自己評価(自分の発表に対しての評価) 発表に対する相互評価(生徒全員による) -評価する項目は5項目、4段階評価 教師評価 2学期の内容と評価方法(1) 活動内容 班別活動(班でテーマを選び、班で討議を重 ね結論を出し発表する) 与えられた4つのテーマ ‐わかりやすい情報伝達のために必要なこと ‐上手な情報収集の方法とその問題点 ‐より良いコミュニケーションの妨げになるもの ‐さまざまな計画を立てるときの工夫 2学期の内容と評価方法(2) 評価方法 教師2名による評価 ‐評価基準を作成しそれに基づいた評価 3学期の内容と評価方法(1) 活動内容 ビデオ教材(情報モラルについてのビデオ) 著作権に関する試験(○×形式) 1年を振り返る 自分のことについて発表 ‐4、5人のグループになり自分の事を発表 エクセル演習 3学期の内容と評価方法(2) 評価方法 提出物の有無 ‐ビデオの感想、自分の事についてまとめたレ ポート 試験結果 ‐ビデオ内容を問う試験、著作権に関する試験 まとめより デジタルデバイトの問題 発表準備に対しては生徒の自主性を重んじ支援し たが,一部の班では討議や準備が停滞して、その 支援をうまくできなかった。 モラルや権利に対するビデオ教材が少ない(あっ ても高価) 質疑応答より Q.プレゼン作成では例をあげてからやらせるのか? A.基本的に例はあまりしめさず、こういう風にしてく ださいといって、自由にやらせた。例を出したら真似 をする人が続出した。 Q.評価に関して具体的に A.成績をどのようにつけているのかわかりにくいと いう指摘を生徒からもらったために、簡単な評価 基準を説明してあげた。 実践報告【1】を聞いての感想 大学一年で行うような授業をしているなぁ。 評価ってやっぱり難しいんだなぁ。 モラルや権利に関する教材を開発すれば売れ る!? 実践報告【2】 ■タイトル 「宮城県高校情報教科研究会と EIS-Projectについて」 ■発表者 上杉茂樹先生(宮城県立泉館山高校教諭) ■発表内容 ・宮城県高校情報教科研究会の活動について ・ EIS-Project-ポータルサイト構築(P.SITE)について メインは・・・ だと思いました!! 取り組んでいる活動(H14・15) 2,3人の私的な研究会が発足(H12) ↓ 公開授業を開こう! (成功!) ↓ 宮城県高校情報科研究会発足 ↓ 講演会、研究授業、技術講習会など 宮城県各地域の 学校単位で、情報 の先生方が 全員参加! 情報科教育ポータルサイト(P.SITE)の構築 (EIS-Project) P.SITE 教師を支援する5つのベース アイディアベース 授業事例ベース 学習確認ベース リンクベース ヘルプベース 今後の活動予定 研究会内部にサイトのサポートチームを 結成し、コンテンツの充実を目指す 宣伝作業を継続する システムに関しては学会で発表予定 ・・・いろいろ説明はありましたが、 でした!! ラウンドトーク ラウンドトークとは? 登壇者、司会、会場の参加者が、提案された 話題に対して、各々の立場で意見を交わす テーマは決まっているが、詳細な進行の流れ があるわけではない 概要 ■タイトル 「教科「情報」をもっと元気にするために!」 -教科「情報」スタートから1年を経過して- ■司会 鈴木克明教授(岩手県立大学) ■登壇者 宍戸俊文教諭(山形県立霞城学園高等学校) 池田 明教諭(大阪市立扇町総合高等学校) 井口 巌教諭(東北学院中学高等学校) 登壇者の紹介(1) ●宍戸俊文教諭 (山形県立霞城学園高等学校) ■タイトル 地域に開かれた学校づくり ■キーワード ・生涯学習講座開講 ・学校と社会の連携 登壇者の紹介(2) ●池田 明教諭 (大阪市立扇町総合高等学校) ■タイトル 活力ある授業の構築と評価 ■キーワード ・発信 ・コンピュータ操作に終始しない ・交流はモチベーションを高める 登壇者の紹介(3) ●井口 巌教諭 (東北学院中学高等学校) ■タイトル 教科情報スタートから1年を経 過して ■キーワード ・まず先生が元気に!! ・外部からの評価 提案された話題 評価について – 情報Aから情報B、Cへの移行 – – スキル、交流、内容の深まり 「情報A」だけでは物足りなくなってくる 1年の間でやることがなくなる 授業の動機付け – – – 目標を明確に 小ネタでつかむ 外部からの評価を積極的に取り入れる ラウンドトークのまとめ 普通科「情報」 ・・・ スタート・模索の時期 全体を通しての収穫 現場の先生方の実践を聞くことができた 「情報」の授業の実際の姿を見ることができた 「交流」することのメリットがよく分かった (様々なセミナーなどに参加することも 交流の一つだと実感) 「先生」という職業についている方々と話をする 機会を得た 次回予告!! 次回のICTE東北支部 第2回セミナーは・・・ 日時:平成16年6月26日(土)10:00~17:00 会場:秋田大学 サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー 全体テーマ:「学ぶ力を育てる情報教育のすすめ」 みなさん、ぜひ参加しましょう!!
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