牧草地の除染対策の推進 1.耕起等による吸収抑制 表土の削り取り、牧草地の反転耕や通常の耕起(草地更新)などの除染 対策によって、牧草へ移行する放射性セシウムを大きく減らすことができま す。 牧草中の放射性セシウム濃度が100ベクレルを上回ると予想される地域で は、牧草地の除染対策を積極的に進めましょう。 ◎ 牧草地の除染対策の例 反転耕 (プラウ耕) 通常の耕起 (ロータリー耕 等) 放射性セシウム濃度が高い、表層のリター層 やルートマット層を深層部に鋤込むことによっ て作土層の汚染は大きく改善。 表層土と下層土を攪拌し放射性セシウムの土 壌への吸着を促進。(作土層が浅くても対応 可) (参考)放射性セシウムの牧草への移行の減少 ・ 土壌への吸着や放射性セシウムの自然減少(134Csは約2年、137Csは約30年で 半減)により、牧草へ移行する放射性セシウムは年々減少。 ・ ギリシャの例では、チェルノブイリの原発事故後の11年間で約10分の1に低減。 2.土壌改良材等による吸収抑制 土壌pHや土壌中のカリ含量が低い場合には、牧草へ移行する放射性セ シウムが増加する傾向があります。 そのため、炭酸カルシウム等による土壌pHの矯正(≒6.5)や、カリ含量が 不足しないように施肥管理することが重要です。施肥管理については、県 の施肥管理基準に従って進めて下さい。 3.単年生飼料作物等の利用 牧草地の更新(播種)は、通常、秋ですが、播種までの間に、単年生飼料 作物を作付ければ、不足する粗飼料を確保できます。 なお、牧草地を耕起してから単年生飼料作物(青刈りトウモロコシ、ヒエ、 イタリアンライグラス、ライ麦等)を播種すれば、収穫物の放射性セシウム 濃度の大幅な低減が可能です。 4.牧草地の除染に活用可能な事業 詳しくは、以下へお問い合わせ下さい。 ○○○○ 電話 ○○○-○○○-○○○○
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