原子力の安全性について 指導教員 梶原 寿了 卒業研究生 阿部 聡太 中島 賢一 古川 高文 はじめに • 温暖化防止の対策にはならない • 地震と原発 • 放射性廃棄物の今の現状 温暖化問題 「原発は火力発電など と比較してCO2を出 さないので、地球の 温室効果の抑制に貢 献する」と政府は 言っている 温排水の問題 • 100万kWクラスの原発で、毎秒約40ト ンの海水が「温排水」として捨てられる。と いうことは、1日345万トン、50基の原 発で使うと仮定し、それぞれが250日稼働 しているとすれば、年間432億トンもの海 水が温められ海に捨てられいることになる。 • 周囲の海水より7〜9度温度が高く、周辺海 域の生態系への影響などが心配されている。 原子力発電と地震 • 地震と原発事故 • 原発の地震対策(安全装置) • 原子力 地震における安全装置 放射性廃棄物 放射性廃棄物の扱いの問題 • 分類 • 処理 • 処分 分類の問題 • 日本が行っている放射性廃棄物に対す る分類は、低レベル放射性廃棄物と高 レベル放射性廃棄物の二つしか取り 扱っておらず、IAEAが定めている中レ ベル放射性廃棄物は低レベル放射性廃 棄物として扱われている。 処理問題 • 低レベル放射性廃棄物を処理する際、 減容処理することで放射性核種の含有 率が高まり、中レベル放射性廃棄物に なる可能性がある。 処分問題 • 低レベル放射性廃棄物の隔離期間は300年以上。 • 高レベル放射性廃棄物の隔離期間は1万年以上。 考察 • 原子力は発電の際、確かに二酸化炭素排出量 は少ない。しかし日本以外の先進国が縮小し ていることからもわかるように、原発には 様々な問題がある。国策でやってきた原子力 開発をそう簡単にやめることは難しいだろう が、まずは原子力開発にあてられてきた研究 費を、少しずつでも代替手段への研究開発費 にあて、原発推進への流れを変えていかなけ ればいけない。 結論 • 環境への負荷や、大事故の危険性を考 えると、けして安全だとは言えない、 むしろ危険な原子力発電所を増やして はいけないのである。
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