2、人は育つものか育てるものか

2、人は育つものか育てるものか
能力開発の主体
従業員は苦労して能力を身につけようと努力する
インセンティブが存在する
◎人事部門の仕事は従業員が能力開発に向かうよ
うな仕掛けを考え、その仕掛けに乗って能力開発にどう
取り組むか決めるのは従業員の意思である。
これまでの日本企業・・・
・従業員に選択の機会をあまり与えてこなかった
・人事異動は会社主導で決められていた
・能力開発の主導権は企業が握っていた
自己選択と自己責任
能力開発のポイント
個人に選択の自由を保障すること
しかし、選択の結果については個人が責任をもつ
自ら職業能力を自分の判断で組み立て、従業員に担当
したい仕事を選ばせる。
仕事の選択権を従業員がもつことを意味する。
*従業員自身が ・どのような状況に置かれているか
・会社はどのように評価しているのか
・会社側の期待度はどの程度か
*企業は
・どのような人材が必要か
・会社でどのような仕事が生まれてくるのか
評価制度と評価基準に関する情報開示も重要
能力開発における人事部の役割
能力育成を完全に従業員任せにする
企業側にも従業員個人にも最適な結果を生まない
望ましい能力育成とは
個人の選択を基本として、企業側の指導・助言を組み
合わせること
人事部は
教育訓練プログラムを作成し、従業員に提示
従業員は職業能力育成を考え、必要なプログラムを選択