原理 工法 材料・対象 止水膜 ジオメンブレー ン・遮水シート 合成ゴム・合成樹 脂・アスファルト系な どによるシート 注入・ 遮水 セメントグラウ ト 適用土質 技術内容 (より良いものを・より目的に合致したものを) 工期 (より早 く) 工費 (より 安く) すべて 地表付近もしくは地盤中鉛直にシートを敷設。合成樹脂にはポリエチレ ンなど様々な種類があり、繊維と合成しているものなどもある。シートは 耐久性・変形追随性を要するので、さらに砂などにより保護層を設ける ことが多い。 もっとも 早い 安い ダム基礎・トンネル 砂礫土や 亀裂性岩 盤 セメントミルクを地盤内に圧入して、隙間を充填して遮水(少しは水が流 れる)。実績が多くもっともよく利用される。 早い 比較的 安い 薬液注入工法 トンネル発進坑 砂礫土 薬液を地盤内に圧入して、隙間を充填して遮水。高価なため限定的。 中位 高い 止水壁 泥水固化壁工法 ベントナイト泥水と現 地土を混合 礫地盤で は挿入困 難 止水を広範囲で確実に行う場合に利用される。壁自体にあまり強度が ないため土留めには兼用できない。 中位 中位 土留め壁 もしくは 単独で止 水壁 鋼矢板工法 鋼矢板の接続部を 止水すれば利用可 能 礫地盤で は挿入不 可 ウオータージェットにより地盤を掘削後、油圧により矢板を挿入。矢板 間の接続は継手によるが、止水では必ず継手部にアスファルト乳 剤を塗布。沿岸部での施工実績多い。 中位 中位 鋼管矢板工法 鋼管矢板の接続部 を止水すれば利用 可能 礫地盤で は挿入困 難 ウオータージェットにより地盤を掘削後、油圧により矢板を挿入。矢板 間の接続は継手によるが、止水では必ず継手部にアスファルト乳 剤を塗布。矢板よりも剛性が高いのでより深度の施工が可能。沿 岸部での施工実績多い。 中位 中位 土留め壁 かつ止水 壁 柱列杭工法 セメントと掘削土を混 合し、H型鋼を挿入し て杭を作成・連結 礫地盤で は挿入困 難 杭施工のための掘削をし、セメントを掘削土と混合させて、そこにH型鋼 を挿入して杭を作成する。杭は連続して作成し、止水壁を形成。比較的 施工が容易なので最近よく利用される。 中位 高い ソイルモルタル 壁工法 セメントと掘削土を混 合し溝を形成、H型 鋼を挿入し壁を作成 すべて 柱列杭工法とほぼ同じようにして壁を形成する。これも比較的施 工が容易なので最近よく利用される。大規模。 かかる 高い 地下連続壁工法 (鉄筋コンク リート) 地盤中に溝を掘削 後、鉄筋コンクリー ト製壁を作成 すべて・ 大深度 地下式や半地下式タンクのように大深度掘削が伴う場合の土留め壁と して用いられる。止水も兼用できる。大規模。 かかる 高い 空気圧 圧気工法 ニューマチックケーソ ン内に空気圧を負荷 して浸水を防止 すべて 橋脚基礎にケーソンを使用する場合ニューマチックケーソンとし、内部 への浸水に対し、圧気する。このように併用するケースが多い。大規模。 かかる 高い 凍結 凍結工法 トンネル発進坑 すべて 液化窒素ガスにより地盤を凍結し、強度増大させて掘削などを施工。ト ンネル発進坑・地盤掘削など。施工後に融解するので沈下対策が必要。 他に対策がないときの最後の手段 凍結・融 解に時間 がかかる 最も高 価格
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