関 屋 研 究 室 千葉大学大学院 融合科学研究科 URL: http://www.s-lab.nd.chiba-u.jp/ 関屋 大雄 研究室の方針 「よく学び、よく遊ぶ」 研究を通じて講義では得られない貴重な経験を 得ることができます。 我々と共に、充実した研究をし、楽しく遊びながら 有意義な時間を過ごしましょう。 2 研究室の友人は一生の財産 4年生になると研究室にいる時間がほとんどです。 研究室の友人は卒業後も付き合っていくことにな るでしょう。 同期はもちろん、先輩、後輩とも自然と親しくなり ます。 研究室ではいろいろな企画が学生主体で催されま す。 お互いに研究をやり遂げた、という一体感は間違 いなく一生の財産になると思います。 3 研究とは? 大前提:研究は勉強とは全く違います。 勉強: 「授業」「講義」という形で、教員から知識を提供 (教員が)答えの分かっている「問題」の解法 研究: 自発的「アイディア」の創出 (教員も)答えが分からない「問題」への挑戦 4 研究を通じて身に着く力は? 1.人に指示されるのではなく自ら考え自ら行動する「判断力」「決断力」 2.締め切りに向けて成果を出すための「計画力」「自己管理能力」 3.困った時に助けてくれる本当の「仲間」を作る「コミュニケーション能力」 4.物事の問題を論理的に指摘する「分析力」 5.問題を解析するための新しいアイディアを生み出す「創造力」 6.自分の取った行動の結果を的確に予測できる「想像力」 7.自分の企画/アイディアを他人に正しく評価してもらうための「プレゼン テーション能力」 研究を通じて、社会に出てどのような仕事にも対 応できる絶対的な「基礎力」を身に着けましょう Whatではなく、Howが重要だと考えます。 5 関屋研究室での研究の流れ 世の中でどのような研究が行われているかの 調査(サーベイ) 問題点の把握 問題点解決のためのアイディアの創出 アイディアの妥当性を示すためのデータ準備 (シミュレーション・実験) 自分の研究成果を対外的に発表、アピール (学会発表・論文投稿:修士課程以降) 修士課程に進学することを奨励します。 6 世界第一線の技術を目指して(1) どうせなら世界を見据えた研究をしましょう。 そのために • 世界トップレベルの研究内容を知る ことが研究の第一歩となります。 7 世界第一線の技術を目指して(2) 最新の研究内容は「論文」に発表されています。 世界レベルは当然英語で書かれていまので • 英語はツールとして必須 となります。 半年もすれば、全員当たり前のように英語の論 文を読んでいます。 8 自発的アイディアの創出へ(1) 世界トップクラスの論文を読んだら • その研究の問題点の発見 に全力を注ぎます。 世界レベルの研究にも当然問題点はあります。 問題がなければもう研究する必要はないわけです。 ここで研究に対する厳しい「目」を養います。 9 自発的アイディアの創出へ(2) 問題点を見つけたら • 自ら問題解決のためのアイディアを創出 を目指します。 そのためには、今まで身に付けてきた全ての知 識を動員しなくてはなりません。 ここが研究の最大の山場で、乗り越えるには一人の力 では到底不可能です。教員を利用し、先輩・友人の力 を借りて共に乗り越えるよう頑張りましょう。 10 アイディアの 有効性・妥当性を証明するために 前段階で新しいアイディアが出てきました。 しかし、新しいだけでは何の価値も持ちません。 • シミュレーション・実験・解析 による新規性・有効性・妥当性の確認を行います。 11 研究発表に向けて せっかく行った研究は日本・世界に向けてアピー ルしなければ損です。 • 国内学会での発表 • 国際会議での発表 • 論文誌への投稿 を推奨しています。ここ数年、多くの学生が自分 の研究を対外的に発表し、高い評価を受けてい ます。 詳しくは研究室紹介ページを見てください。 12 研究テーマについて 現在関屋研究室では、通信・電源の2分野で研 究を行っています。 内容を詳しく知りたければ、ぜひ研究室見学に来てください。 卒業論文・修士論文の研究テーマは基本的には 希望に沿って決定します。 具体的アイディアはこちらが一方的に与えるの ではなく、「自発的提案」を期待します。 13 1年の流れ(4年生) 注:これは研究に関してで、研究室の全体の流れはwebページを参照して下さい。 前期: 勉強 本・論文読み 目的: 基礎的知識をつける(本読み) 世界の実情を把握する(論文読み) 英語に対するアレルギーをなくす 後期: 研究 9月~11月 アイディアを出す 12月~1月 シミュレーション・実験 1月 卒業論文作成 2月 卒業論文発表 14 みなさんへ: 研究は楽しくもあり、厳しいものでもあります。3年生までの「勉強」とは 違い、やれば結果 が必ずついてくる保証はないからです。しかし、研 究の結果が出た時の喜びを知れば、それまでの厳しさを忘れさせてく れる充実感を得ることができ、研究をする力をつけることは、将来必ず 皆さんの力になります。一方で、厳しいことばかりでは研究は進みませ ん。 中には息抜きも重要ですし、学生ですから遊ぶことも大切です(こ ちらの方が大事??)。 ぜひ、一緒に楽しく、そして厳しく研究に取り組みましょう。 関屋大雄 15
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