GISチーム演習 介護・福祉業務におけるGIS 高度活用人材育成プログラム GISチーム演習 立命館大学文学部地理学専攻 教授 矢野桂司 0 介護・福祉業務におけるGIS 高度活用人材育成プログラム GISチーム演習 GISチーム演習のグルーピングとテーマ設定 各チーム(2~3名)で、これまでのGIS演習で受講した内容をふま え、高齢者福祉に関する問題を設定し、GISによる分析内容を検 討、分析をしてください。 利用できるデータ及び分析手法については、別科目の演習「高齢福祉計 画の計画策定/政策立案のための基礎分析(地域カルテの作成と活 用)」及び「高齢者向け災害対策の検討」の内容を前提としています。 以下の観点をふまえ問題を設定する。 高齢者と施設の関係を設定する。 どのような高齢者を想定するか(空間単位) どのような施設を想定するか 京都市を対象として、利用できるデータを使ってGIS分析を行、成 果をPPTにまとめてください。 各グループに3分で発表いただき、講評を行います。 1 GISチーム演習 介護・福祉業務におけるGIS 高度活用人材育成プログラム 想定されるGIS分析 ①関心の ある課題 ②何を明らかにす ればいいか? ③GISでどう分析したらい いか? ④アウトプットとその活用方法 現在の病 院配置は 高齢者に とって適切 か?不便 でない か? 病院の近くに住ん でいる高齢者はど のくらいいるの か?あるいは近く に病院がない高齢 者はどのくらいいる のか? 高齢者が徒歩等で自力で 移動できる距離を1kmと設 定し、病院から1km圏内に 住む高齢者の数を算出す る。 ・1km圏内に住む高齢者数/率 ⇒市町村内のどのくらいの高齢者が病 院を利用しやすい環境に住んでいるかの 判断指標 ・病院から1km圏内のバッファと町丁・字 等代表点の高齢者数(比例シンボル図) ⇒病院から1km圏から外れるエリアにつ いて、高齢者が多く住んでいるところを把 握する 高齢者の 公共交通 手段への アクセシビ リティは十 分か? 鉄道又はバスへ徒 歩で行ける範囲に 住んでいる高齢者 はどのくらいいる か? 鉄道・バスへの徒歩圏を 500mと設定し、各町丁・字 の代表点から最寄りの駅 又はバス停を特定し、その 距離を計測。500m以上と なる町丁・字等の高齢者を 集計する。 ・最寄りの駅又はバス停まで500mでアク セスできる高齢者の数/率を算出する。 ⇒市町村内全域の高齢者の公共交通へ のアクセシビリティの判断指標 ・駅又はバス停からネットワーク距離 500mのバッファと町丁・字等代表点の高 齢者数(比例シンボル図) ⇒駅又はバス停の新設が早急に求めら れるエリアを検討する 2 介護・福祉業務におけるGIS 高度活用人材育成プログラム GISチーム演習 3分発表のPPTに含む情報(地図を数枚付けること) 目的 対象高齢者 2010年国勢調査:65歳以上人口 空間単位:町丁・字等 対象施設 デイケア・サービス 国土数値情報:福祉施設(101:通所介護事業所) 高齢者と施設との関係 施設から500m距離内の高齢者数 ネットワーク距離 3
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