書評 経済ってどうゆうことだったのか会議 はじめに この本は読みやすそうであり、知識の浅い自 分には丁度いいものかと考えてこの本を選ん だ。また著者の一人は一時経済政策担当大 臣であった竹中平蔵であったのも興味があっ た。しかしながら多少古いのが気になるところ ではある。 第一章 お金の正体~貨幣と信用~ 牛乳瓶のふた・・・著者の子供時代の経済学 →ただのゴミにも信用で価値が生まれた。 お金の三つの使い方 価値尺度、交換手段、貯蓄手段 ●信用がなくなったらお金はなくなる。 →海外に行ったとき、はじめて見る海外のお金に不 安を感じる。 第二章 経済のあやしい主役-株の話 株の相場と美人コンテストは似ている。 会社の価値は金利と期待で決まる。 会社は誰のものなのか?→はじめはオーナーと経 営者、時代とともに労働者の参加、そして株主‥こ こに日本の特殊性が 株の民主化を目指すべき 第三章 払うのか取られるのか-税の話 民主主義とは税金の話から始まっている 理想の税とは人頭税、つまり現在の累進課税では なく万人に平等な額の税をということ。※ 良い税金の3条件 簡素であること、公平であること、中立であること 応能負担と応益負担 日本はもっとも関税の安い国 第四章 アメリカ経済 デファクト・スタンダード 早いもの勝ち、既成事実を先に作る←フロンティア時 代から アメリカを構成する3つのDNA 『ニューワールド』『多様性』『フロンティア』 第五章 お金が国境をなくす なぜヨーロッパは独自の通貨を捨てたのか。最終的 に通貨は一つになるべきか。 例えばフランスにとっては通貨の量がドイツ、オラン ダ、イタリアなどの平均値になってしまう。 通貨の統一が起こると国家レベルでの過疎も発生し かねない? 第6章 労働と失業 『経済学』からすれば、人間は労働力 フリーターという『無職』 さいごに 本を買ったときに自分が考えていたよりも、内容は 難しいものだと感じたが、出てくるたとえ話のおかげ でまだある程度は理解できたと思う。いくつかの章 に分けうまく説明されていて、一年次に読んでおけ ば経済に対する興味がなお深まっていたかもしれな い。
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