実施:2011年 1 目的 ダンゴムシを用いて枯れ葉が分解される様子を観察する。ダンゴムシが 生態系の中で,物質循環の中で一定の役割を担っていることを理解させ る。 2 準備 • ダンゴムシ 枯れ葉 シャーレ(φ90㎝) • ろ紙(φ90㎜ №2) 一眼レフカメラ その他 • 観察期間:2012年1月11日~1月18日 • 培養室(25℃) シャーレをバットに置き,紙をかける ダンゴムシは,体長7~12㎜の比較的大型個体で, 体重は0.08~1.1gとばらつきがあるため,取り混ぜ て使用した。 通常は庭やコンクリートの近くで採取できるが,実験 を行ったのは,1月であり,建物北側,プランターの下 から採取した。 1 シャーレにろ紙を敷き,水分を含ませる。乾燥して きたら,霧吹き(ピペットでも可)でろ紙を湿らせる。ダン ゴムシに直接水分が当たらないように注意する。 2 枯れ葉は1時間程度水に浸した後,2.5㎝四方に 切る。 3 ダンゴムシ(6固体)と枯れ葉を置く。1/4に切ったろ 紙を半分に折り,ダンゴムシの隠れ場所にする。 4 一日ごとにほぼ同時刻にデジタルカメラで撮影し, 枯れ葉が分解される様子を確認する。 5 ダンゴムシが実験途中で死亡した場合,補充はし ない。 枯葉A( ? ) 枯葉B(?) 今回摂食実験に使用した落葉は,落ち てから1カ月上放置たれたものを使用 した。 枯葉C(タイワンフウ) 1日目は摂食が認められなかったが,2日目には摂食跡が確認された Dはダンゴムシは常に何かに触れている性質があるため隠れ場所が必要になる。 1 枯葉により選好性があることがわかる。 2 薄く柔らかい葉を好む 3 堅い場合は,水に接して黒ずみ腐食度合いが進 んだ枯葉を好む 1 ダンゴムシは節足動物門甲殻網等脚目, 今回使 用したダンゴムシは,正式名称「オカダンゴムシ」。 2 交替性転向反応 3 暗い所に潜り込み,常に何かに触れた状態を好む ため,ろ紙で隠れ場所を作った。 1 2 3 4 餌により,ダンゴムシの体重増加を測定する 餌の種類(落葉,草,煮干し等)について 土でなく高吸水性ポリマーの使用について 落葉の時間経過による捕食の差 枯葉が無い時期は,枯草などを餌としている?
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