小課題 5.2: 震災時における医療・福祉等施設の 機能維持に関する研究 (概要) 医療・福祉施設の震災時機能維持策の検討 (主要な施設・設備) 特になし (研究組織) 学内:長澤泰 ・山下てつろう 学外:筧淳夫・小林健一・井上由起子・行岡哲男 (国立保健医療科学院・東京医科大学) これまでの関連する実績・成果 文部科学省科研(阪神淡路大震災実態調査) および厚生労働省科研により以下のような結 果を明らかにしてきた。 ・震災時には,被災者は徒歩圏の医療施設を 選択して受診する傾向がある ・震災時の患者数は,病院規模(病床数の大 小)には,それ程強く影響されない(文部科研) ・これらを以下の形でモデル化した(厚労科研) ①軽症患者については,ボロノイ分割内での 対人口比による患者数予測 ②重症患者については,ハフモデルを適用す ることで病院規模も勘案する患者数予測 震災時 平常時 研究計画 • 平成21年度 1)対象地域および震災時に活動する医 療機関を定める 2)その地域内の昼間・夜間人口,被災時 に選択する医療機関を明らかにする(街 区・ビル単位でのアンケート調査) • 平成22年度以降(5年間) 1)他グループ(?)の協力を得て,種々の 想定を行い,被災者数(軽傷者・重傷者) を街区単位で算定する 2)医療機関側の応需体制などについて 机上シミュレーションを行う ↑ 愛知県名古屋市中村 区での同種(住民へ のアンケート)調査による 結果の例
© Copyright 2024 ExpyDoc