情報経済論へようこそ! 2015年度 第1回 apr.08 現代(=情報社会)のキーワード AI Big Data IoT テーマ 情報資本主義社会の社会経済学的考察 ―経済および社会全体における情報化 の実態分析とその歴史的意味の解明 20世紀の70年代以後の情報技術の発達が、 社会に与えたインパクトを様々な角度から吟味し、 情報(化)社会とは何か、情報化する資本主義と は何か、その歴史的意味を明らかにしていく。 1980年代に断トツの勢いを示した日本経済 (日本企業)、その背景には当時の情報技術 (IT)の活用があった。しかしバブル経済とそ の崩壊後、日本経済は「Lost Decade(失わ れた10年)」へと突入した。一方、90年代には アメリカにおいて「ニューエコノミー」が大いに 注目され、活況を呈した「Prosperity Decade (繁栄の10年)」。 その根拠になったのもITで あった。 ■2008年のリーマンショック(グロ バ ル金融危機)後の経済・・。 すなわち、現代を読み解くカギは、 情報技術 (IT=Information Technology) にあるといってよい。 ×ICT =Information and Communication Technology IT(=情報技術)を社会科学的に過不足 なくとらえるなかで〈経済の情報化〉の実 態を分析し、現代の社会(経済)システムの 存立構造を読み解き、現代の社会(経済)が 「情報資本主義」とか「デジタル・キャピタリ ズム」などと呼ばれることの歴史的意味(= 資本主義の他の段階との違い)を浮き彫りに するのが目標である。 講義は、随時Web情報をリアルタイムで 示しながら 進めていきます。 前期授業計画 1 はじめにー現代をとらえるキーワードの確認 導入――〈情報〉〈IT=情報技術〉〈情報化〉 〈ネットワーク〉〈インターネット 〈ビッグデータ〉などの基礎概念 2 日本における情報化プロセス 3 市場システムの変容ーーITによる労働力 市場の変容;市場の不確実性・不確定性の縮 約 4 前期(情報経済論Ⅰ)のまとめ 後期授業計画 1 アメリカにおけるニューエコノミーの進展 とITバブル 2 現代金融と情報化 3 現代資本主義の基軸産業を考える 4 後期(情報経済論Ⅱ)のまとめ=年間の まとめ ―〈経済の情報化〉〈情報資本主義〉の 歴史的 意味を考える。 講義の流れ 1 まず、「注目ネット Ex. 1 2 *「注目ネットNEWS」は次週の授業スライドにリンク News」 先を掲載します。 2 前回の講義の確認 3 目 本題=その日のメインの項 テキスト :指定しません 参考書 (準教科書) 『情報技術革命の射程』 『増補新版・現代経済の解 読』 いずれも 御茶の水書房 評価の方法 *試験(前期+後期)を実施します *単位取得率は・・全体の出席率と相関 するようです 履修上の注意 ①プレゼンテーション・ソフトを用いた授業であること を前提に受講して下さい。 ②スライドを見ながら、話し手の説明のなかでポイン トだと判断したことをノートして下さい。 ③講義で用いるスライドはWeb情報として閲覧でき るようにします(原則として講義日前日にアップしま す)が、講義の説明を聴いてはじめて十分に理解で きると思ってください。Web情報だけで分かるとか、 他の人のノートをコピーして間に合う、とは考えない で下さい。 【参考】 昨年度の前期テスト問題 下図は主に6月18日の講義で使用したスライドで す。これを出来るだけ詳しく説明して下さい。 * 解答文は,全体を2つないし3つ(第1問専念の場合に は4つないし5つ)に分け,それぞれに小見出しをつけて 情報経済論の講義時に使用する スライドの閲覧方法 2015年4月8日(=講義日)の例 (入力欄の最後が月日です) 印刷の際には、「印刷対象」を「配布資料」 に・・ http://www.ipc.tohoku-gakuin.ac.jp/handa/inf econ/apr08.pptx http://www.ipc.tohoku-gakuin.ac.jp/ handa/info-econ/apr08.pptx
© Copyright 2024 ExpyDoc