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カレンダーに関するソフト
カレンダーソフトウェア
1年の長さ
• 太陽年・・太陽が黄道上の春分点を出て再び
春分点に戻ってくるまでの平均周期
– 1太陽年は365.24219日(2000年の値)
• 恒星年・・太陽が天球上のある恒星に対する
位置から再び同じ位置に戻るまでの時間
– 1恒星年は約365.25636日(2000年での値)
– 春分点を基準とする太陽年よりも20分24秒ほど
長い。この差を歳差という。
1ヶ月の長さ
• 朔望月 ・・満ち欠けの周期。新月(朔)から次
の新月までの日数。
– 1朔望月は29.53日
• 恒星月 ・・月が天球上のある恒星に対する位
置から再び同じ位置に戻るまでの日数。
– 1恒星月は27.32日
1日の長さ
• 太陽日 ・・太陽が南中してから再び南中する
までの時間 。
– 1太陽日は24 h
• 恒星日 ・・ある恒星が南中(真南に位置する
こと)から南中までの時間 。
– 1恒星日は23 h 56 m 4.1 s
月の満ち欠け
朔望月と恒星月
暦の連続性
• 恒星時には時間の連続性が要求される。
– 暦の不連続(和暦)暦法の変更(太陰太陽暦(旧暦)→西暦
• 明治5年12月3日を明治6年1月1日とした。
– 暦の不連続(和暦)天皇の死去
• 明治45年7月29日の翌日は大正元年7月30日
• 大正15年12月24日の翌日は昭和元年12月25日
• 昭和64年1月7日の翌日は平成元年1月8日
– 暦の不連続(西暦)暦法の変更(ユリウス暦→グレゴリオ暦)
• 1582年10月4日(ユリウス暦)の翌日は1582年10月15
日(グレゴリオ暦)
暦の連続性
• BC1年の次はAD1年・・0年がない
実際の暦法
BC100年
紀元前1世紀
BC2年
BC1年
1世紀
AD1年
AD2年
2世紀
現在
AD100年
AD101年
数学的には
-1年
0年
+1年
+2年
BC(Before Christ)→CE(Common Era)
AD(Anno Domini)→BCE(Before Common Era)
Anno Domini とは「主の年に」の意
暦
• 1太陽年=365.2422日
• ユリウス暦(BC46-AD1582)
– 365.25日 4年に一度うるう年
– 365.25-365.2422=0.0078 128年に1日
の進み
• グレゴリオ暦(AD1582-現在)
– 365.2425日 100で割れる年はうるう年では
ない。しかし、400で割れる年はうるう年。
• 2000年はうるう年
• 365.2425-365.2422=0.0003 3000年に1日の進み
暦(こぼれ話)
• ユリウス暦(BC46-AD1582)
– ローマ暦とのずれ2ヶ月
• ローマ暦の11月→ユリウス暦1月
• ローマ暦の12月→ユリウス暦2月
• グレゴリオ暦(AD1582-現在)グレゴリオ13世
– 1582年10月4日の翌日を1582年10月15日
– 明治5年12月3日→明治6年1月1日
暦(Julian Day Number)
天文学者の願望:2つの事象の間の正確な日時差を簡単に計算
×
×
yyyy年mm月dd日
zzzz年nn月ee日
うるう年があるので簡単に計算できない。
暦が違うとさらに大変
ある基準日からの日数で表現
基点:0日=4713BCE1月1日正午GMT (Julian proleptic Calendar)
-4712年1月1日正午GMT (Julian proleptic Calendar)
4714BCE年11月24日正午GMT (Gregorian proleptic Calendar)
Julian Day Number
• 式
JD=1,721,030+D+30.59 M +365.243 Y
• 1996-03-31は基点(-4712-01-01)から数え
て2,450,174日目
– 0= -4712-01-01 正午
– 1=-4712-01-02 正午
– 1.25=-4712-01-02 午後6時
– 2,451,545.0=2000.1.1正午
JDM⇔西暦変換計算プログラム
例
• ユリウス暦763BC6月15日のニネベで見られ
た日食(アッシリア年代記) 1,442,902日
• ユリウス暦425BC4月14-15日のニネベで
見られた月食(アッシリア年代記) 1,566,296
日
• 上記日食から月食までの日数は
1,566,296 ー1,442,902= 123,394日
メリット:連続した数値として計算できる
以上4:2005-10-18