地球が地軸を23.4°傾け,太陽の周りを公転しているために四季が生じる。 春 地軸 赤道 夏 地軸 太陽 赤道 赤道 地軸 冬 地軸 赤道 秋 気温は,地面によって温められる 地上から1.2m~1.5mの空気の温度 太陽の高度が高くなると,太陽のエネルギーが集中し, 太陽の高度が低くなると,太陽のエネルギーが拡散する。 A B 地軸 Aからみると北極の位置は ややずれている 春 赤道 太陽 Bからみる(見る角度を23.4° 傾ける)と北極の位置は 円の中心に移動する Bを上にして,地軸をまっすぐに立て, この態で赤道方面から地球と太陽を 眺めると,地球は,太陽に対して直立 していることになる。 地軸 夏至の日の南中高度 北極 a 緯度35° 太陽光 地軸の傾き23.4° 赤道 南極 b c 北緯35度の地点での夏至の日の南中高度 ●夏至の場合,北半球では,太陽の方向に地軸が傾いている。 ●角度cが夏至の日の南中高度 (太陽が最も高く上がったときの,地面から太陽までの角度) ●c=90°-b ●角度bは,角度aと同位角で等しい ●a=緯度35°-地軸の傾き23.4° したがって,北緯35度における夏至の日の南中高度は, 90°-(35°-23.4°) =90°-35°+23.4° ということで,北緯α度の地点における 夏至の日野南中高度は, 90°-α+23.4°(地軸の傾き)となる。 地軸 冬至の日の南中高度 北極 b c 緯度35° 地軸の傾き23.4° 太陽光 a 赤道 北緯35度の地点での冬至の日の南中高度 南極 ●冬至の場合,北半球では,太陽とは逆方向に地軸が傾いている。 ●角度cが冬至の日の南中高度 (太陽が最も高く上がったときの,地面から太陽までの角度) ●c=90°-b ●角度a(地軸の傾き+緯度)と角度bは同位角で等しい ●したがって,北緯35度における冬至の日の南中高度は, 90°-(35°+23.4°) =90°-35°-23.4° ということで,北緯α度の地点における 冬至の日の南中高度は, 90°-α-23.4°(地軸の傾き)となる。 地軸 春分の日の南中高度 北極 b c 太陽光 緯度35° a 赤道 北緯35度の地点での春分の日の南中高度 南極 ●春分や秋分の場合,地球の地軸は,太陽に対して傾いていない。 つまり,地軸は,太陽に対して,平行になっている。 ●角度cが春分や秋分の日の南中高度 (太陽が最も高く上がったときの,地面から太陽までの角度) ●c=90°-b ●角度bは,角度a(緯度)と同位角で等しい ●したがって,北緯35度における春分や秋分の日の南中高度は, 90°-35° ということで,北緯α度の地点における 春分や秋分の日の南中高度は, 90°-αとなる。 (地軸の傾きの影響がないということである)
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