仮説について:再提出にあたって

仮説について:再提出にあたって
1.形式について
2.再考のポイント
3.ベスト仮説賞
4.再提出の期限
1.形式について
(1)文末表現
×断定表現
ex)裁判についての知識がない人ほど、遺族や被害
者に感情移入しやすい。
○推量表現
ex)裁判についての知識がない人ほど、遺族や被害
者に感情移入しやすいだろう。
(2)下記のような論理表現で(=文法みたいなもの)
①~ほど、・・・・だろう。
裁判について知識がない人ほど、遺族や被害者に感
情移入しやすいだろう。
②○○よりも△△の方が、~だろう。
裁判について知識がある人よりもない人の方が、遺
族や被害者に感情移入しやすいだろう。
2.再考のポイント
(1)表現・文法は適切か
(2)検証可能か
× 裁判についての知識があるかないかで、遺族や被
害者への感情移入の程度に違いがあるだろう。
←知識の有無で差があれば、どのような結果でも仮
説が支持されてしまう。
×裁判員裁判は、裁判官裁判よりも量刑が重くなるだろ
う。
×裁判員制度は憲法違反であろう。
←質問紙調査で調べることができない。
(3)既に明らかにされていることではないか
既にいろいろな調査で実証的に明らかにされているこ
とは、再度検討する必要はない。
×裁判員裁判で裁判員を務めることに消極的な態度を
持っている人の方が積極的な態度を持っている人よ
りも多いだろう。
(4)抽象的で漠然としすぎていないか
△裁判員裁判は冤罪を生みやすいだろう。
△裁判員裁判において、一般市民の行う「公正な判断」
には限界があるだろう。
(5)一般的な事実ではないか
×犯罪の種類によって量刑は異なる。
(6)根拠が根拠になっていないことはないか
×根拠=仮説
×根拠が仮説への推論につながっていない
3.ベスト仮説賞
仮説の根拠がきちんと述べられている。
仮説の根拠として示された事実、新聞記事の内容が妥当
である(仮説につながっている)。
「かばさん」第1仮説
裁判についての知識がない人ほど、
遺族や被害者に感情移入しやすいだろう。
4.再提出の期限
 7月11日(木)の授業開始時
プリントアウトしたものを今回赤を入れたものと一緒に提
出。
書式はいつも通り。ヘッダーにグループ名。
※次回提出のものを採点対象とします。