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ERL検討会2007年8月30日14:00~
ERL検討会資料
ERL計画推進室長
1.レーザー開発体制
2.スケジュール再確認
3.冷凍機に関して
4.CDRについて
5.その他
河田洋
レーザー開発体制
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ERLレーザー開発に向けて産総研と共同研究を開始予定。
「ERL電子銃励起用レーザーに関する研究」 平成19年7月18
日から、平成22年3月31日
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6月27日、 8月20日 に関係者による打ち合わせを開催。
関係者:(産総研):鳥塚、小林、吉富 (東大物性研):中村、川崎 (K
EK):春日、栗木、河田
具体的な開発研究の内容とその体制
研究開発内容として「先ずファイバーレーザーにる100MHzの数10
mWのオシレータ開発から進め、目標を1GHzに設定する」
開発場所は当面、産総研内の研究施設で行う。
マンパワー:KEK側は栗木(河田)、東大物性研から川崎、中村、産
総研から小林、吉富、鳥塚が参加。
具体的な今年度の購入物品リスト案を小林氏で提案し、それを栗木
氏に送り、執行案の検討を開始。
具体的な開発現場への参加(顔合わせ)は9月3日(月曜日13:00)
に設定
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前回資料(スケジュールに関して)
<2007年度~2008年度>
各要素技術;(超伝導キャビティー、電子銃、レーザーシステム
等)の試作を行い、その実証機の要素技術の確立を図る。それぞれの試作機を調整する場所
を実証機建設場所にとらわれず、確保し進める。その場所および設備の仕様を早急にまとめ
る。また超伝導キャビティーに関しては次の段階である冷凍モジュール設計を進める。また、2
009年度から東カウンタホールにコンパクトERLの現場要素開発を進めるに当たり、先行す
べきRF電源系の整備や建物関係の予備的な整備を進める。
<2009年度~2010年度>
2009年度から東カウンタホールで要素技術開発・テストを行
う。例えば、電子銃の設置およびドライブレーザーとの結合等を行い、高輝度電子の発生を確
認し、その後の前段加速による電子ビームの性能評価等も最終年度には持っていく。そのた
めの、インフラ整備(具体的には低温設備の整備(物質材料機構から譲り受けている冷凍機の
整備と立ち上げ、電源、冷却水等の整備))等を行う。また、2011年度からコンパクトERLの
建設を開始するに当たり、電磁石、真空、モニター、制御といった加速器要素の設計・製作を
開始する。
<2011年度~2012年度>
電子銃からの電子を前段加速されたものを、主加速超伝導
キャビティー、周回部の建設を平行して行い、建設を進めながら各部の要素技術のテスト運転
を2011年度に行い、2012年度には60MeVのエネルギーで10mA以上の電流値を到達目
標とする。また、レーザーコンプトン光源の立ち上げ(衝突レーザーの整備)を開始し、2012年
度最終にはレーザーコンプトン光源の確認、およびTHz光源の確認までを到達目標とする。
<2013年度~>
コンパクトERLの試験運転を繰り返し、ERLの技術開発を進めると同時
に、レーザーコンプトン散乱光源を用いたテスト実験、THz光源を用いたテスト実験を開始する。
また、コンパクトERLで開発された加速器要素技術を元に、実機(5GeVクラス)の建設を開始
する。
スケジュール再確認
• 2008年末までに各要素技術の試作及びその確立を図る。
• 2009年度から東カウンタホールで要素技術開発をスタートし、2010
年度末には前段加速した電子ビーム評価まで持っていく。
• 2011年度から周回部を含めた加速器の建設を進め、2012年度に
は60MeV,10mA以上の電流値を到達目標とする。またレーザー
逆コンプトン光源、THz光源の開発を12年度から開始する。
• 2013年度には試験運転を繰り返し、加速器技術開発を進めると同
時に利用研究のテスト実験を開始。
• 7月20日のERL検討会で電子銃、レーザー、入射部超電導キャビ
ティー、主加速部超電導キャビティー、冷凍設備、ビームダンプ・放
射線監視等に関して、提案を頂いた。ほぼ、上記のスケジュールに
沿った提案を頂いたが、冷凍器施設に関して、最終仕様まで含めた
設備を始めから提案すべきとの意見もあった。(検討を要する)
• その他の担当に関する年次計画概要および予算見積もりをお願い
したい。
冷凍機に関して
• 古屋氏を中心にして、ERL超電導空洞のた
めの冷凍能力評価(それぞれのコンポーネン
トがどれだけの冷凍能力を必要とするか)の
検討基礎資料作製が始められている。
• 冷凍設備に関する方針は、推進室としての方
針を固めた上で、その資料とともに次回検討
会で検討いただきたい。
コンパクトERLのCDRに関して
• Conceptual Design Report (CDR) をこの秋に出版したい。
• その意義は、内部的にはデザインの一貫性、考慮漏れが無
いことを確認することがあり、対外的にはERL計画を内外に
アピールすること、計画へのサポーターに対して情報提供す
る事、などがある。
• スケジュールについては、現実的なスケジュールとして、11
月末にレポート原稿完成、12月中に出版。
• 原稿作成については、各部の担当者から材料または原稿を
出して頂き、それを元に編集担当者(全体設計Gの4名)が
原稿を完成し、担当者にチェックして頂くことする。
• 各担当者から材料を出して頂く期限の目安は、既に検討が
進んでいる部分については9月末頃とし、それでは無理な部
分については個別に相談。
8月22日ビームダイナミクスWGメモから抜粋
その他(一般公開 9月2日)
研究本館