南極における 赤外線・テラヘルツ天文学の開拓

第VIII期一般研究課題(AP1)
南極における
赤外線・テラヘルツ天文学の開拓 (代表 中井直正)
-昭和基地における第53次隊の計画-
小山拓也(東北大修士)による越冬観測
市川隆(東北大)による夏期昭和基地での設営
望遠鏡ステージ、観測室のS17(?)への運搬、保管
第54次ドームふじ隊用保守物品の搬入(PLATO用燃料等)
40cm赤外線望遠鏡の昭和基地での設営と冬期観測実験
25cm固定望遠鏡(製作中)の越冬試験観測
望遠鏡と赤外線カメラによる近傍銀河の観測(小山の修士論文他)
54次隊によるドームふじ基地遠征隊
天体観測室の設営
40cm望遠鏡
オープンエア式観測室
5.2mx4.2mxH6m、7.5t
ジャッキアップ式
2.5mx2.5mxH3.5m 680kg
観測装置の整備(内容は未定)
データ回収
東北大装置、USNM装置
PLATOに燃料補給(6000リットル)
第53次隊で、フリーマントルで積み込み
UNSWが準備
PLATOの保守
バッテリ配線の断線等
オーロラカメラ (宮岡氏)
以下、ヒアリング資料
第VIII期前期(2010/2012)の目標
南極における新しいサイエンス「南極からの天文学」を
創成する。特に地上で最も優れた天文観測環境にある
ドームふじ基地において、サブミリ・テラヘルツ~赤外線
領域の天文学の観測を行うことを目的とする。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
天文観測環境の解明
小型望遠鏡による初期成果
中大型望遠鏡計画のための技術の修得
国際協力ネットワークの構築
天文学以外への研究の応用
2010年度及び52次隊での成果
滞在中の観測
40cm望遠鏡と赤外線観測装置による金星のCO雲連続観測
40cm望遠鏡と可視光観測装置による大気擾乱の観測
大気水蒸気量の測定
全天カメラによるスカイモニタ
越冬観測装置の設営
16m気象ポール(Pt温度センサー、超音波風速計、気圧計)
自動発電装置(PLATO-F)
SNODAR(音響non-ドップラー観測装置)
全天カメラ
Web camera
128kbpsイリジウムOpenPort通信実験と設営
40cm望遠鏡による天体観測
低温下での観測装置の運用の問題点
(昼間なので、天体観測は困難。金星の夜側の観測はできなかった)
星のまたたき
(シーイング)観測
越冬観測装置の設営
600日1kW発電予定
観測装置モジュール
ソーラーパネル
発電モジュール
TwinCAM
系外惑星探査用10cmx2連望遠鏡
第54次隊でデータ回収
16m気象ポール(鯉のぼり用)
(記録装置は雪面下。保温)
SNODAR
音波の反射を用いた大気擾乱の測定
Webカメラによるリアルタイムモニタ
http://mcba11.phys.unsw.edu.au/~plato-f/egg.html
file:///C:/Users/ichikawa/Downloads/egg.html
大気乱流の測定(自動観測中)
大気温度の垂直分布 (1m~16m高)
50m
2月21日-22日
大気乱流の高度分布(0m~50m)
0m
接地境界層の構造と天体観測への影響の解明
他分野との協力
気象データの公開
オーロラカメラ (宮岡氏)