G30の取組について 横 浜 市 資 源 循 環 局 資源政策課長 河井 一広 平成22年10月18日 横浜市のプロフィール 人口 世帯数 面積 収集回数 集積場数 3,681,279人 (22年9月1日現在) 1,589,869世帯(22年9月1日現在) 約440km2 家庭ごみ、乾電池、燃えないごみ、スプレー缶 缶・びん・PET、小物金属、プラ製容器包装 古紙・古布 粗大ごみ :週2回 :週1回 :月2回 :申込み制 約64,000か所 横浜市資源循環局 2 川崎市 施設配置 都筑区 青葉区 町 田 市 港北区 緑区 鶴見区 収集事務所 市内18か所 (各区1か所) 輸送事務所 神奈川区 旭区 大 和 市 保土ヶ谷区 西区 瀬谷区 市内3か所 市庁舎 中区 南区 泉区 焼却工場 市内5か所4工場稼動 (2工場:廃止) (保土ケ谷工場 22年度~一時休止) 港南区 戸塚区 磯子区 凡 例 事 務 所 栄区 金沢区 藤沢市 輸送事務所 焼却工場 埋立処分場 市内2か所 鎌倉市 埋立処分地 逗子市 横須賀市 3 横浜G30プラン策定の背景 様々な環境問題に対し、このまま対策を講じなければ、 やがて現在の社会を継続して営むことが困難に。 そこで、 将来の子供たちに豊かな環境を継承するため … 環境行動都市(※)の創造 資源の再使用とリサイクル 平成15年1月 「横浜G30プラン」の策定 地球温暖化防止への取り組み 市民・事業者・行政が協働して 自然環境の保全と再生 など ごみの減量・リサイクルに取り組む ※生活のあらゆる面で、物資の発生抑制、再使用、再生利用を心がけ、都市環境をトータルにとらえて、具体的な 行動を起こす、中期政策プランに掲げられためざすべき都市像の一つ。 横浜市資源循環局 4 横浜G30プランの基本理念 市民・事業者・行政が協働し、廃棄物の発生抑制・再使用・再生 利用(3R)を推進することで、資源・エネルギーの消費を抑制し、 環境負荷が低減される「循環型社会」の実現をめざす。 市民・事業者・行政の役割 市民 事業者 行政 環境にやさしいライフスタイルへの転換 分別排出の徹底 など ごみになりにくい製品の設計・製造 使用済み製品の回収・リサイクル など 3Rのしくみづくり 普及啓発、情報提供、情報交換 など 横浜市資源循環局 5 横浜G30プランの目標 「平成22年度のごみ量を平成13年度に対し30%減」 横浜G30プラン (15年1月策定) 13年度(実績) 22年度(目標) 161万トン 113万トン 17年度に横浜G30プランの目標 「ごみ量30%削減」を達成 22年度(目標) 横浜市中期計画 (18年12月策定) 104万トン 「平成22年度のごみ量を平成13年度に対し35%減」 横浜市資源循環局 6 推進体制 区G30推進本部(全区設置済) 「 ヨ コ ハ マ は G 3 0 」 推 進 本 部 •行動計画の策定と進行管理 •普及啓発事業 •区役所ごみゼロ 等 市 長 【本部長】 副市長 本部長 区長 ・ 区 役 所 全 区 長 全 局 長 事業本部長 •事業計画の作成 及び進行管理 •市役所ごみゼロ の推進 ・ 学 校 P T A ・ 環 推境 進事 委業 員 ・ 経 済 団 体 ・ 市 民 団 体 ・ N P O ・ 住 民 組 織 ・ 活地 動域 委G 3 員0 会 地域G30活動委員会 •地区連合町内会単位等の エリアごとに設置 •住民組織代表、環境事象推進 委員、事業者等で構成 【主要活動】 •G30行動の普及啓発 •分別排出の徹底 等 環境事業推進委員を 全市で約4,700名委嘱 G30サポーター(ボランティア) •活動内容は各区が地域の実情に応じて決定 【活動内容の例】 •イベント、キャンペーン活動での普及啓発 •G30出前講座、リサイクル教室の講師 •地域活動委員会と連携した分別ルールの普及啓発 •事業者等へのG30行動の働きかけ 等 G30の普及啓発 ごみ減量・リサイクル活動への理解と協力をさらに深め、持 続的な行動に結びつけるため、各種イベントにおいて、G30 の普及啓発を行っています。 G30マスコット「ミーオ」やクレイジーケンバンドによるテー マソング「いいね!横浜G30」を使ったPRを行っています。 収集車を装飾して横浜国際仮装行列に参加 G30マスコット へら星人 ミーオ 8 横浜G30プランのこれまでの取組 H15.01 H15.10 H15.12 「横浜G30プラン」策定 H16.10 市内6区で分別収集品目拡大事業を実施(43万世帯) H17.04 H18.12 全市で分別収集品目拡大事業を実施(150万世帯) 「横浜市中期計画」策定=新たな目標:35%減 H19.09 H20.01 H20.02 資源物売却収入の一部を原資とした「地域還元事業」 喫煙禁止地区内における罰則(過料)適用開始 燃やすごみの収集回数、古紙・古布の収集回数変更 (週3回⇒週2回) (月1回⇒原則月2回) H20.05 分別ルールを守らない者に対する罰則制度適用開始 分別収集品目拡大モデル実施(4万世帯) 産廃木くずや資源化可能な古紙の搬入停止 横浜市資源循環局 9 分別収集品目拡大(17年全市に拡大) 横浜市資源循環局 10 住民への周知と説明等 分別説明会 : 約11,000回 (16,17年度) 駅頭啓発キャンペーン : 約600回 (16,17年度) 早朝啓発指導 : 約3,300回 (16,17年度) 分別されていないごみの取り残し : 約10,900回(21年度) 分別説明会 駅頭啓発キャンペーン 横浜市資源循環局 早朝啓発指導 11 分別徹底に向けた取組 1. 分別していないごみ袋等の取り残しを実施 2. 取り残したごみ袋を開封して、排出者を特定 3. (特定できた場合)家庭を訪問し、直接、分別の指導 4. 指導後も分別せずに集積所にごみを出した場合、勧告・ 命令等を行い、それでもなお分別しない場合は過料(20 00円)を徴収。 横浜市資源循環局 12 家庭ごみ減量の取組 資源物の多様な排出ルートの整備 ・資源集団回収の促進 ・資源回収ボックスの整備 ・センターリサイクルの実施 せん定枝のリサイクル ・グリーンコンポストプラントで土壌改良剤としてリサイクル 生ごみの資源化の推進 ・電気式生ごみ処理機、家庭用コンポスト容器の購入助成 横浜市資源循環局 13 環境学習の推進 G30出前講座 : 小中学校に訪問 ●ごみ量の状況や処理のしくみに関する説明 ●収集作業のデモンストレーション 焼却工場の施設見学 :約3万8千人(21年度) 工場見学の様子 G30出前講座① 横浜市資源循環局 G30出前講座② 14 地域との連携(環境事業推進委員) ~集積場所での早朝啓発~ ~地域清掃活動~ ~イベント時の分別啓発~ ~分別の勉強会~ 事業系ごみ減量の取組 産廃木くず及び資源化可能な古紙の焼却工場搬入禁止 大規模事業所や中小事業所への立入調査 焼却工場における搬入物検査 業界団体と連携し、説明会を開催 分別・リサイクルの取組が優れた事業所 を「分別優良事業所」として認定 せん定枝をグリーンコンポスト施設で受け 入れ、土壌改良材としてリサイクル 分別三ツ星事業所 認定盾 小学校の給食残さのリサイクル(たい肥化、飼料化) 横浜市資源循環局 16 工場における搬入物検査 焼却工場での搬入物検査を強化(15年12月より) 自走式搬入物検査装置を全工場に導入 搬入不適物や古紙等資源化可能物が多量に混入している 場合は、搬入事業者に対し、持ち帰りの指導を実施 搬入物検査台数 搬入物検査の様子 20年度 156,864台 21年度 164,095台 搬入物検査装置 横浜市資源循環局 17 ごみ量の推移 (焼却ごみ量+直接埋め立てごみ量の計) (単位)【ごみ量:千トン、人口:千人】 年度 H13 H19 H20 対H13比 ごみ量 H22(目標) H21 対H13比 G30プラン 対H13比 1,609 987 ▲ 39 % 949 ▲ 41 % 930 ▲ 42 % 家庭系ごみ 935 628 ▲ 33 % 618 ▲ 34 % 611 ▲ 35 % 事業系ごみ 674 359 ▲ 47 % 331 ▲ 51 % 318 ▲ 53 % 人口 3,462 3,627 5% 3,651 5% 3,672 6% 中期計画 対H13比 対H13比 1,130 ▲ 30 % 1,040 ▲ 35 % 3,707 3,707 横浜市資源循環局 7% 7% 18 「G30の効果(環境負荷低減)」 ごみ量が大幅に減少したことで、ごみ処理などに 伴って発生する二酸化炭素排出量も減少 平成21年度の二酸化炭素排出量は、13年度に 対し、90万トン削減 横浜市資源循環局 19 新たな取組① リデュース ~ヨコハマRひろば~ 発生抑制(リデュース)の取組推進 3Rのうち、もっとも環境にやさしい取組である 「発生抑制(リデュース)」の取組を推進するため、 平成22年10月に「ヨコハマR(リデュース)ひろば」 を立ち上げました。 リデュー ス ヨコハマR委員会 市民・事業者・行政で構成する委員会が、情報の 提供、広報、協力者の紹介などを行い、新たな取 組の実現をサポート 支援・ マッチング 情報発信 情報サイ ト イベント メールマガジ ン ヨコハマR委員会 交流の 場づくり リデュー ス ヨコハマRひろば 【イメージ図】 横浜市資源循環局 20 新たな取組② ~生ごみの資源化(堆肥化)の実証実験~ 生ごみマイスター事業 20年10月27日 ~21年度末 地域住民 (都筑区町内会の協力世帯) 堆肥化事業者 (市内の事業者) 収集した生ごみを堆肥化 専用密閉容器で分別排出 生ごみの堆肥化による 地域野菜 (直売所、都筑区役所の朝市等) 「都筑野菜」として販売し、一般区民 にも生ごみ堆肥化と地産地消をPR 一歩進んだ地産地消の仕組み 横浜市資源循環局 地域農家 (都筑区内の農家) 堆肥を活用して「都筑野菜」を栽培 21 新たな取組③ ~生ごみの資源化(ガス化)の実証実験~ 協力地区 21年12月11日~ 受収 け集 入し れた 生 ・ 圧ご 送み を 磯 子 検 認 所 生ごみをガス化し、 発電燃料として活用 金沢工場等発電施設 南部汚泥資源化センター 横浜市資源循環局 22 さらなるごみ減量・リサイクル に挑戦し続けます。 END 横浜市資源循環局 23
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