廃PVC中有害金属の 最適な処理方法の評価 COE若手研究会7/21 背景 廃PVC(塩化ビニル) 現状では、焼却・埋立・リサイクルと処理が様々 どのような処理方法が望ましいのか? コスト、エネルギー消費、有害物質による環境負 荷、リサイクル性など総合的に評価する必要。 廃PVCの問題点 添加剤としてPb等の有害金属が含まれる。 リサイクル:再生PVCの有害金属の含有が問題 焼却:焼却残渣への有害金属の濃縮→埋立 埋立:処分場への有害金属による負荷 廃PVCの処理法 PVCの再生技術 有害金属を除去し、再生PVCを作る。 熱処理(焼却or溶融) 廃PVCを高温処理し、有害金属を揮発・濃縮物 を生成 → 有害金属をリサイクル 本研究の目的 廃PVC処理方法 熱処理 評価 有害金属の濃縮、リサイクル 金属回収後の残渣 構造物材料への利用 PVCの再生処理 有害金属除去、PVCの再生 最適な有害金属の処理法 (分離・再利用)の評価 研究の流れ 廃PVC処理方法 熱処理 評価 有害金属の濃縮、リサイクル ① ② ③ ④ 処理コスト 濃縮物の化学的性質 熱力学計算による上記性質の予測 エネルギー消費 金属回収後の残渣 構造物材料への利用 ① 強度 ② 耐久性 ③ 化学的変化 PVCの再生処理 有害金属除去、PVCの再生 ① ② ③ ④ 処理コスト 再生PVCの有害金属含有量 薬品の使用に対する安全性 分離した有害金属の処分 コスト、環境負荷、特許(実用化)、 リサイクル性、残渣の有効利用 といった観点で評価する。 予想される成果 廃PVCの処理方法をコスト、環境負荷、リサイク ル性など様々な観点で評価する。 その結果、総合的な観点から、廃PVC中有害金 属の効率的な処理法を提案できる。
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