the vital link - ボディコート・ジャパン株式会社

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加圧作業:熱間静水圧プレス機(HIP装置)に自動車用エンジンの構成部品を投入し、ボディコート独自の技術であるDensal®を施す
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ボディコートは、世界中に点在する拠点をネットワークで結び、航空
宇宙、防衛、自動車、電力、石油・ガス、建設、機械製造、医療、
輸送等の幅広い産業にサービスを提供しております。ボディコート
は、熱処理事業の分野において、世界で最も知名度が高く優れた
大企業です。
当社は、あらゆる製造工程に必要不可欠な以下の工程を提供して
います
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熱処理
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金属接合
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熱間静水圧プレス(HIP処理)
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コーティング・表面処理 [対象材料:金属、セラミック、サーメット
(陶性合金)、有機コーティング]
人材-事業の中核
全てのサービス会社において、最も重要な資産は人材で
あり、これはボディコートにおいても例外ではありません。
世界最大の熱処理加工会社として、当社は世界中から何千人
という有能な人材を採用しております。業界でもトップクラス
のエンジニア、科学者、技術者としての経歴を持つ者も多数
在籍しております。私達は従業員に対して専門的なキャリア
開発や社内教育プログラムを提供し、従業員の能力開発を
奨励しています。
ボディコートでは従業員の安全衛生の向上に積極的に取り
組み、安全衛生基準を高いレベルで満たすよう努力してい
ます。適切な安全衛生方針とそのプロセスが全ての部署で
徹底されており、各部署はそれぞれの安全衛生活動の基準
を作成の上、安全衛生を向上させる為の改善活動を継続し
ております。当社の災害発生率は過去4年間、毎年減少し
続け、現在では創業以来最も低い発生率となっております。
熱処理は全ての製造工程において必要不可欠な要素です。金属
や合金の特性を向上させ、部品寿命を延ばす為に、様々な技術や
専門的な技術工程を必要とします。
仮に熱処理を施さなければ、航空機のエンジンはわずか1回の
フライトで故障してしまい、自動車のギアボックスも1週間ともたない
でしょう。
また、仮に熱間静水圧プレス(HIP処理)を施さなければ、金属部品
に致命的故障が発生する度合いは格段に上がり、発電所からの
二酸化炭素排出量も著しく増加するでしょう。
コーティング・表面処理を施さなければ、建築用の建具は錆付き、
私達が日常使用する様々な製品の光沢も消えてしまうでしょう。
30年以上に及ぶメーカーへの安心提供
私達がお預かりして熱処理を施す製品に、お客様の大切な時間、
費用、人的資源が投資されている事を決して忘れません。この想い
が源泉となり、私達は品質を最重視し、全工程を通して細心の注意
をもって処理を施しております。私達の施設では、お客様の求める
サービスを提供する為に必要な国内外の認定及びお客様による
認証を取得しております。
ボディコートの品質管理システムは、主要なOEMの認証を得ており、
ISO9001及び環境基準ISO14001の両方を満足すべく改良されて
参りました。更に、私達の品質管理システムは、航空宇宙産業に
おけるAS9100や、自動車産業におけるTS16949といった各市場特有
の認証基準にも対応しています。ボディコートでは、主要航空宇宙
企業やその関連企業からの承認に加え、ヨーロッパ・米国の多くの
拠点において、権威あるNadcapを取得しております。
また、私達の輸送サービスは工程・生産管理と連携しており、お客様
に最適な物流ソリューションを提供いたしております。例えお客様の
ご要望が高度であっても、当社の品質保証体制、コスト
パフォーマンス、厳格な納期管理、そして確かな品質にご満足して
頂けるはずです。
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研究開発
―
技術革新を可能に・・・
ボディコートの多様な設備と幅広い専門知識を利用すること
で、お客様が社内で対応しきれない研究開発を行うことが
可能になります。私達の設備や専門知識を御利用いただく
ことにより、短期間での目標達成と高いコストパフォーマンス
を両立することができるのです。
世界中の当社拠点では、専門の研究開発チームが様々な
プロジェクトに取り組んでいます。お客様の御要望次第では、
お客様一社の為に特殊な加工プロセスや機器の開発を
実施する場合や、製品への適用前に材料や設計の実証
試験を実施する場合もあります。
当社の社内開発および標準工程の改良により、既存の通常
工程を凌駕する高性能な独自工程を提供することが可能と
なりました。 Kolsterising ® , Corr-I-Dur ® , SheraCote ®
等がその代表例と言えます。
熱処理及び金属接合
現在でも熱処理技術は科学的に進歩しておりますが、人類は既に
数千年前から熱処理により金属の特性を向上させてきました。金属
特性やその変化についての最初の記述は、紀元前880年に書かれ
たホメロスの叙事詩オデッセイアの中で武器の急冷硬化に関する
記述として登場します。そこでは、1つ目巨人サイクロプスの目に
燃えさかる杭が突き刺された時の音と、赤くなるまで高温に加熱された
剣が急速に冷却された時に発する音の対比が描写されています。
熱処理とは、金属や合金等の材料の微細構造を変化させることで、
表面硬度、温度耐性、柔軟性、強度などを向上させ、構成材の
可使時間を延ばす等の特性を与える管理工程です。金属接合には
電子ビーム溶接、真空・ハニカムろう付けといった特殊工程があり、
専門知識と専門 技術の融合を必要とする複合加工です。
ボディコートはあらゆる熱処理サービスおよび金属接合技術を提供
しています。業界随一の作業能力とコンピュータシステムの利用に
より、当社施設ではあらゆる寸法の構成材を基準通りに加工処理し、
信頼性と反復性の高い結果を残しております。
ボディコートでは、世界中の大手熱処理業者が提供しているサービス
はもちろんのこと、以下のような最先端の特殊サービスも提供して
います。
その他のサービス
多くの当社施設には独自の試験場があり、そこでは品質
管理や材料物性試験を行っております。
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■ 自動シャフト矯正
■ Corr-I-Dur® (フェライト・
浸炭窒化の当社独自工程)
■ 極低温熱処理
■ 低圧浸炭(LPC)
■ 浸炭窒化
■ ステンレス鋼の特殊表面
硬化処理 (S3P)
■ コールスタライジング
Kolsterising®(ステンレス鋼
の表面硬化処理)
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プラズマ表面技術
熱デバリング
ハニカムろう付け
真空ろう付け
電子ビーム溶接(EBW)
メッシュベルトろう付け
BoroCote
(高速ボロナイジング)
■ 低圧窒化
熱間静水圧プレス(HIP処理)
表面技術
HIP処理では高温(最大2,000℃)超高圧不活性ガス(最大207MPa)
を使用します(この圧力は、太平洋のマリアナ海溝11,000m地点の
水圧に相当します)。HIPは鋳造品に発生する気孔を取り除く用途や、
粒子状の粉末に圧力を掛けて固めることで完全な高密度物質を
生成する際に使用されます。また、異種材質を結合させることで、
独自の構成材をコスト効率よく製造することが可能になります。
特殊皮膜処理を行うことで構成材の使用可能期間が延び、腐食・
磨耗といった環境要因から保護することができます。ボディコートが
提供する皮膜処理技術及びコーティング技術は、お客様の幅広い
仕様に適用可能で、殆ど全ての業界メーカーへソリューションと
して提供されております。当社では特に高い専門性を活かし、航空
宇宙産業、発電産業、及び石油・ガス業界のお客様へ表面処理
技術のソリューションを提供しています。
ボディコートのHIP工場では、毎週何トンにも達するチタン、
アルミニウム、鋼、超合金の鋳造品へHIP処理を施し、気孔を除去
することで、タービンブレード、医療移植片、ターボチャージャー
(過給機)といった部品の性能を向上させております。
また、私達は耐久性、防食、磨耗耐性、硬度改良、導電率改良に
必要不可欠な皮膜処理システムを提供しています。最新のコンピュータ
制御と業界随一の皮膜処理に関する専門知識を融合させることで、
特殊セラミック、溶射皮膜処理、熱拡散、二重皮膜処理、有機システム
等を提供することができます。
プロジェクトで先端材料技術が必要な場合、当社HIP処理を利用
することにより、理想的な開発及び生産ルートを提供することが可能
です。これにより、技術者は従来の部品を最適な状態に形成し、他の
手法では入手不可能な構成材を設計することが可能となります。
当社のHIP専門研究者はお客様と共に新材料や新用途の開発を
行っております。
西欧諸国随一のHIP処理能力及び多様なサイズのHIP装置より、
大量の小型製品を単一の大型構成材と同程度経済的にHIP処理
することが可能となりました。
ボディコートでは、以下のHIP処理が可能です。
緻密化
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超合金鋳造
チタン鋳造
合金鋼鋳造
アルミ鋳造
(DENSAL®/DENSAL®)
医療移植片(Ti & Co/Cr)
セラミック
ガラス
赤外線ウィンドウ
炭化タングステン
粉末冶金
■ バイメタルおよび
マルチメタル材質
■ 単純形状ビレット
■ 複雑形状組み付け
■ ニアネットシェイプ(NNS)
構成材
■ ネットサーフェス(NS)HIP
処理済構成材
■ カプセル設計(充填)
およびHIPモデリング
合成物
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新材料
金属マトリックス合成物
ダイアモンド工具
拡散接合
HIPろう付け
我々はK-Tech皮膜処理(熱化学的に生成されたセラミックに独自の
皮膜処理を行うことで、様々な工業用途において、幾何学的複雑
形状や内部穴等の、磨耗・腐食を防止する為の処理)を提供する
スペシャリストです。
ボディコートの表面技術では以下の処理が可能です。
溶射
■ HVOF (High Velocity OxyFuel:高速フレー ム溶射)
■ プラズマ溶射
■ アークワイヤー溶射
■ 燃焼溶射
■ 冷却ガス力溶射
■ フレーム溶射
熱拡散皮膜処理
■ シェラダイジング
(鉄鋼表面への亜鉛の
拡散浸透)
■ Sheraplex®
■ SheraCote®
めっき工程
■ 亜鉛めっき、亜鉛・すず、
亜鉛・アルミニウム、亜鉛
被覆
有機皮膜処理
■ Delta-Protect KL 100,
Delta-Seal Delta-Seal GZ
■ Magni B18, Magni 565
■ Xylan皮膜処理
その他コーティング
■ 熱化学的に生成される
セラミックの皮膜処理
(K-Tech)
■ セラミックの緻密化
■ ポリマーおよび
ハイブリッ ド皮膜処理
■ CompCote®(陽極酸化
処 理ポリマー合成物)
■ Nedox®(無電解ニッケル
ポリマー)
■ Tufram®(強力陽極酸化
処理ポリマー)
■ 陽極酸化処理
(アルミニウムおよびチタン)
精密機械加工及び表面仕上げ
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供給する力 ― 部品が加工されていく工程
発電用ガスタービンブレード・ベーン
飛行機のタービンブレードやベーンと同様に、
発電に使用される地上ガスタービンの構成部品は、
使用中の過酷な温度環境に耐えることが必要です。
これらの材質は融点に達する温度環境で使用されることがよくあります。
熱処理、HIP処理、皮膜処理により、これらブレードをそのような極限の
高温状況下でも安心して長期間に渡り使用することが可能になります。
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ビレットをインベストメント鋳造しブレード
を成形します。その後、鋳型の掃除をし、
鋳物の材料を取り除きます。
タービンブレードは、ニッケルベース
の超合金ビレットとして生成され
ます。超合金である為、高温環境
下での使用に置いても、非常に
優れた強度を発揮します。
鋳造されたブレードをHIP
加工し、気孔の除去、
耐クリープ性及び耐疲労性
特性を向上させます。
ブレードを析出硬化
させ、高温状況
下での強度を
向上させます。
磨耗性シールに使用
するハニカムは翼のメイン
部に真空ろう付けされます。
溶射皮膜処理を行い、
温度耐性を向上させます。
最後に、エンジンに組み付ける
前にブレードを機械加工します。
ボディコートの部品加工工程
上述の加工フローは我々が社内の豊富な専門知識を結集させ、お客様のニーズを満たすために
必要な技術をどのように提供しているかについてのほんの一例に過ぎません。
その他の構成材の加工工程に関しては、www.bodycote.co.jpをご参照ください。
完成品の最終用途:ガスタービン・エンジン
マークはボディコートが請け負う部品加工の工程を示します。
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環境への配慮
ボディコートでは事業活動を通じて、環境に関する最善策を実現すべく力を注いで
います。更に、それらの事業活動が確実に法規制を遵守し、地域社会に広く
受け入れられ、環境への影響が最小限に抑えられるようにしています。また、私達は
経済成長の追及と健康的な環境が密接に関わりあっていることを認識しています。
常にテクノロジーの先頭に立つボディコートは、排出量を厳密に管理する為の
マイクロプロセッサ制御を使用した最初の熱処理加工会社の1つです。また、
ボディコートはピーク時に必要とされるエネルギー量の削減や二酸化炭素排出量の
削減を目的として20年以上前に負荷予測システムを初めて採用した会社でもあります。
エネルギー効率に対する積極的な取り組みを通して、当社では水及びガスの消費を
抑制し、エネルギーを再利用する為の様々なシステムを確立して参りました。現在も
環境への負荷を減らす努力を継続しており、ボディコートの全ての工場において
ISO14001環境認証取得を目指し、既に社内4分の3の施設ではこの認証を取得
しています。
製造サイクルの中で我々が携わる全ての工程において、私達は環境に対して
あらゆる影響を最小化することを目標に事業を運営しております。環境に対して積極
的に貢献する上で重要なのは効率性です。つまり、複数社分の熱処理アグリゲーター
(集合体)として、最新のエネルギー効率を重視した設備を使用することによりお客
様の製品寿命を延ばし、お客様の事業活動で発生する二酸化炭素排出量の削減を
行います。
ボディコートのサービスが無ければ、企業は最新の技術を用いることができず、機器
も稼働率が低い状態で使用せざるを得ないでしょう。これはエネルギー、コストの
両面からで無駄を生じていると言わざるを得ません。ボディコートのサービスをご利用
頂くことにより、お客様がより簡単に二酸化炭素削減に取り組んで頂ける環境の提供
を目指しております。企業による二酸化炭素削減活動の法制化が進行している
今日では、このようなボディコートの取り組みは世界各地で更なる企業価値を生み出す
ことにつながるでしょう。
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なぜエネルギーを消費する熱処理が環境にやさしい
のか?
環境保護の観点で熱処理を考えると、「大量にエネルギーを消費する工程が、
いったいどのように環境保護につながるのだろう?」と不思議に思われるかも
しれません。
逆説的ですが、熱処理、HIP処理、コーティングといった技術が無い世の中を
考えて頂けたら、これらの技術の利点をご理解頂けると思います。例えば
自動車を例に挙げると、ディーゼル燃料・石油燃料・電気・ガスといった動力源
を問わず、自動車用部品にはHIP処理及びコーティングが施されています。
また、自動車が旋回するには軸受が必要です。しかし、目立たない働きをする
車輪軸受が自動車の寿命を延ばす(時には自動車の寿命以上に車輪軸受の
寿命を延ばす)ことができるのは、熱処理のおかげであることに気づいている人
は多くありません。もちろん、優れた設計や潤滑油の改良により構成材の寿命
を延ばすことはできますが、熱処理を行わなければ車輪軸受の寿命は、1週間
にも満たないでしょう。これはギアボックス、ファイナル・ドライブ(最終減速装置)
、エンジンを始めとした、全ての運動部品に共通して言えます。
さらに、最新の熱処理技術を用いることで、設計技術者や製造者はアルミニウム
等のより軽量な材質を使用することができます。これにより、構成材の寿命を
大幅に延ばすことが可能となります。鋳物やサスペンションの構成材に使用される
アルミニウムに処理を施すことで乗り物の重量は軽減され、燃料の消費量を
減らし、燃費を向上させることができます。熱処理を施さなければ、自動車の重量
は大幅に増加し、磨耗のために部品を何度も交換する必要が生じるでしょう。
これにより、更なる資源採掘や部品輸送、そして機械加工が必要となり、廃棄物
が増加します。つまり、環境に多大なる悪影響を与えることになるのです。
熱処理は大量のエネルギーを消費する業務ではありますが、製造工程上の
不可欠な要素となる為、最終的には全製造工程で消費される以上のエネルギー
を大幅に節約できます。例え熱処理の代替となる工程があったとしても、経済
合理性のない非現実的なレベルのエネルギーを使用しなければなりません。
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内から支える強さ
― 部品が加工されていく工程
医療用人工器官
人間がイスの高さから飛び降りた場合、臀部も
しくは膝にかかる圧力は、1平方センチあたり約100
トンに相当すると言われています。人間の骨は効果的に
組み合わされていて、日常生活ではこのような圧力を常に効果的
に吸収しています。関節に欠陥が生じた時には、多くの場合に金属
合金インプラントが替わりに利用されます。インプラントは頑丈で生体
適合性があり、一生使い続けることができる物でなくてはなりませんが、熱処理、
熱間静水圧プレス(HIP処理)、コーティングを組み合わせることで、それを
可能にしています。
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コバルトクロム合金ビレットを
インベストメント鋳造することで、
人工器官などのインプラントの
形状を形成します。
その後、気孔の除去、耐用
年数の向上、生体適合を
高めるバイオメディカル
コーティングの密着性向上
を目的にインプラントにHIP
処理を施します。
バイオメディカルコーティング
剤を鋳物に溶射することで、
インプラントを生体組織に
結合させ骨の成長を促進さ
せます。
溶解熱処理および時効熱処理
を行うことでインプラントの強度
が増します。
ボディコートの部品加工工程
上述の加工フローは我々が社内の豊富な専門知識を結集させ、お客様のニーズを満たすために
必要な技術をどのように提供しているかについてのほんの一例に過ぎません。
その他の構成材の加工工程に関しては、www.bodycote.co.jpをご参照ください。
完成品の最終用途:人工関節置換
マークはボディコートが請け負う部品加工の工程を示します。
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ビジネス・リソースの最大利用
ボディコートは人材、最新技術、最新設備、品質保証システムへの
戦略的投資により、最高品質の水準で高性能且つコスト競争力の
高いサービスを提供することが可能です。ボディコートは世界で
最も高い評価を受ける革新的エンジニアリング企業の多くから
ビジネスパートナーとして選ばれるまでに成長してきました。
非中核事業ではありますが、非常に重要な熱処理という工程を
我々に委託して頂くことにより、貴社は既存の経営資源を独自の
主要部門や中核的事業に配分頂くことが可能となります。
私たちのサービスをご利用頂く利点として、工業炉のメンテナンス
費用、資本支出、エネルギーコスト、人件費などの削減、そして
二酸化炭素排出量の大幅削減が挙げられます。また、我々は最新技術
・装置および高度熟練技術者を有し、年中無休で操業しております。
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ボディコートは多国籍企業から地域に根付いて活躍されている
企業まで、あらゆる製造業者のアウトソーシングパートナーとして長年
に渡り成功してきた実績を持っております。「ファクトリー・ゲイツ」
(社内外注)のパイオニアとして、私達は貴社に専門的知識・技術
に関するアドバイスを提供いたします。同時にお客様には、世界中
に点在する品質保証認定を受けたボディコートの施設で業界随一
の技術を利用していただくことができます。
標準的な業務委託、長期業務委託、あるいはトップレベルの戦略
的パートナーとしての提携など、貴社が望まれているビジネス形態
が何であろうと、今すぐ当社にご連絡頂ければ幸甚です。我々が
どのように貴社の業務生産性向上や操業コスト削減に貢献でき、
信頼頂ける品質保証、サービスを提供できるか実感して頂けると
自負しております。
3つの業務委託モデル:
標準業務委託
ボディコートの業務基盤は業務委託契約に基づき、社内に熱処理
能力が備わっていないお客様、もしくは工業炉の故障やオーバー
フローの状況にあるお客様に熱処理受託加工サービスを提供させ
て頂くことにあります。
例えば、貴社に既存の熱処理ラインがある場合には、ボディコート
がその施設を購入し、設備を更新の上で、熱処理業務の運営を
引受けることもあります。これにより、貴社の経理、安全衛生、環境
問題対策を担当する部署に関わる全ての問題を解決することが可能と
なります。
長期業務委託契約
上記標準業務委託モデルを選択されるお客様の多くは、後に特定
部品や特定サービスを対象にした長期契約モデルを採用されて
います。長期業務委託契約締結時に、お客様とボディコート双方
に起こりうるリスクを回避するための条項を具体化させ盛込みます。
多くの場合、これらの契約はお客様専用の契約となり、お互いの
事業を発展させ、双方が資金やその他資源を中核事業に集中する
ことが可能になります。
戦略提携は、業務規模が大きく以下の条件に該当する場合に
おいて特に有効な手段です。
戦略提携
戦略提携は従来の受託処理手法を改良し、ボディコートとお客様
の双方にとってメリットとなる革新的な業務提携です。つまり、お客
様のニーズを完璧に満たすために貴社工場の敷地内もしくは工場
近隣に熱処理工場を建設します。もしくは、貴社工場内既存
熱処理ラインの管理・運営を当社に任せて頂き、その際の貴社
工場使用に同意して頂くというものです。
ボディコートとの業務提携により、お客様に課される法令遵守や
環境負荷低減義務、そして気候変動に伴い発生する問題等のリスク
を当社が引受けることになります。概して、当社と戦略提携を結ん
で頂いているお客様には、我々の効率性の高い熱処理施設を
使用することで、二酸化炭素排出量を削減できると満足して頂いて
おります。その結果、世界中の多くの地域で取引可能な排出枠を
得ることが可能となります。
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迅速なレスポンスタイムが必要な場合
特殊加工が必要な場合
連続加工が必要な場合(例: 熱処理とコーティングなど)
知的財産に関して完全な秘密保守が必要な場合
戦略提携の利点は、お客様個別の事情を反映する為、現状の
運営上どのような問題があるかにより異なります。以下は予想される
一般的な利点です。
■ 不必要な出荷、入荷、梱包、開梱、輸送、出荷作業
および紛失・損傷のリスクの排除
■ 仕掛品在庫の削減
■ より専門的な機器を使用できることによる加工コストの削減
■ 購買における業務負荷および全体的な事務作業の削減
■ ISO9001の即時認証、必要に応じてその他の認証の取得
■ その他近隣のボディコート施設でオーバーフローの
生産量を処理
■ 重複した品質管理工程の廃止
■ 製品の設計、材料、製造、加工間におけるお客様の
技術スタッフの理解向上
■ 術のフューチャー・プルーフ(未来でも同じ技術を使える保証)
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線路上でも ― 部品が加工されていく工程
レールクリップ
レールクリップは線路を枕木に固定するために使用します。熱処
理加工および耐食皮膜処理によりクリップは柔軟性を保ちながらも、
何百トンという列車が通ってもずれないような強度を保てるのです。
また、それらの処理によりクリップは長年にわたり風雨に耐えることが
できます。
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細かく切り刻まれた棒鋼または帯鋼を、
要望に応じた形状・寸法になるように
熱間鍛造を行います。
クリップに熱処理を行い、
鋼を硬化させ、降伏強度を
高め、柔軟にします。
最後に、環境腐食を防ぐ
ためにクリップの表面に亜鉛
を拡散させることで、耐用
年数を延ばします。
(Sherardizing)
ボディコートの部品加工工程
上述の加工フローは我々が社内の豊富な専門知識を結集させ、お客様のニーズを満たすため
に必要な技術をどのように提供しているかについてのほんの一例に過ぎません。
その他の構成材の加工工程に関しては、www.bodycote.co.jpを参照ください。
完成品の最終用途:線路
マークはボディコートが受け負う部品加工の工程を示します。
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www.bodycote.com/japan
ボディコート・ジャパン株式会社
〒451-6040
名古屋市西区牛島町6番1号
名古屋ル-セントタワー40階
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