HDLC手順 4407402 丹野雅弘 HDLCとは? High-level Data Link Control の略 称でPPPと同じOSI参照モデルのデータ リンク層のプロトコルのひとつ。 シリアル回線で用いるビット指向の データ伝送制御手順。 情報をフレーム単位で伝送するため効 率的なデータ伝送に優れていて、エ ラー訂正が行え、データ制御が最も強 力と言われるプロトコルで高い信頼性 がある。 図1.OSI参照モデル HDLCの歴史 米IBMが開発したSDLC (Synchronous Data Link Control)手 順をベースに、ISOが1977年に標準化し たもの 大型コンピュータと端末機を接続するさ いの通信手順として使われていた。 G4ファクシミリ(FAXの国際規格の一つ で、デジタル回線(ISDN回線)用のもの) でも通信に使われていた。 HDLCのフレーム HDLCでは、データ転送単位をフレームと呼ぶ。 任意長データの前後に、フラグシーケンス (01111110)を付加して、 フレームを形成する。 フレーム内には、各々8ビットのアドレス部と制 御部、 任意長の情報部、16ビットのFCS(CRC) が定められている。 HDLCとPPP PPPはHDLCをベースにして端 末間がシリアル回線で接続する プロトコルとして開発されたも のです。 PPPはHDLCのUIフレームと同 じ構造をもっています。 HDLCとBASIC Basic→無手順よりは信頼性があり、わかりや すい方式であるが、交互監視方式の制御の点 で伝送効率が悪く、各機能の分類が十分でな いため、変更や拡張が困難。 HDLC→ビット・スタッフィング方式を採用 しているため、高速性、透過性、信頼性など に優れている。そのため、データリンク層の 多くの伝送制御手順のベースに使用されてい る。
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