イギリスの今の現状 07E498 藤岡 新 目次 1,EU 1-1,イギリスのEUへの参加 2,今のイギリス経済 1,EU イギリスはEUとG8の一員であり、国内総生産(GDP)は世界で 6番目、ヨーロッパではドイツに次いで第2位である(2005 年)。首都のロンドンはニューヨークと並び、世界で最も規 模の大きい金融の中心地である。 1940年代以降に国営化された多くの企業は1980年代以降、民 営化された。今イギリスは最も長期間の経済成長を続けてい る。インフレ率・利率・失業率においては比較的低いままで ある。一方、所得の不均衡の指標はEUの中で高く、2005年の 成長率が低かった原因として原油価格が上昇した事、住宅価 格の上昇が鈍化した事、個人消費が減速した事を挙げた。 2008年にはアメリカ合衆国のサブプライムローン問題の影響 をまともに受けて金融不安が増大し、資源、食料の高騰の直 撃を受け、過去60年間で恐らく最悪の下降局面に直面してい ます。 1-1,イギリスのEUへの参加 イギリスは1973年にEUに加盟し、その時期は9カ国が加盟して いた。 EECとは、ヨーロッパ経済共同体を結成し、加盟国間の経済政策を調 整して広域経済圏を形成することを目的とする。 イギリスは1963年にEC(ヨーロッパ共同体)に加盟申請してから 10年にわたる長い論争のすえに、1973年1月にEUに加盟し、その 時期は9カ国が加盟していた。イギリスはEECが強くなっていくこと を恐れて加盟した。これは、停滞したイギリス産業を活性化するた めにECに加盟し、競争を挑み、市場拡大を図ろうとしたものであ る。 英国のEU25域内貿易 (内訳) 独 主な相手国 仏 オランダ アイルランド 英国のEU25域外貿易 (内訳) 米国 主な相手国 中国 ノルウェー 日本 輸出 185,531 (100%) 35,512 (19.1%) 26,041 (14.0%) 21,714 (11.7%) 25,520 (13.8%) 133,920 (100%) 45,494 (34.0%) 5,489 (4.1%) 4,093 (3.1%) 5,514 (4.1%) 輸入 246,110 (100%) 63,567 (25.8%) 31,402 (12.8%) 32,999 (13.4%) 16,383 (6.7%) 205,970 (100%) 39,279 (19.1%) 33,201 (16.1%) 21,115 (10.3%) 11,296 (5.5%) 収支 ▲60,579 ▲28,055 ▲5,361 ▲11,285 9,137 ▲72,050 6,215 ▲27,712 ▲17,022 ▲5,782 2,今のイギリス経済 イギリスの国内総生産は2004年には2兆1331億ドルで、日本の46%に あたる。第二次世界大戦後の実質経済成長率は、低成長を続けてい た。 年率 3.5% 3.0% 2.5% 2.0% 1.5% 年率 1.0% 0.5% 0.0% 1950~60 1960~70 1971~75 1976~80 1981~90 1991~95 先進諸国のなかでつねに相対的に低い成長を続けていたために、 「イギリス病」とよばれていた。2003年は対前年比2.2%、2004年は 3.1%まで上昇し、現在ではイギリス病は克服されたとみられてい る。 まとめ 1 ,産業革命と資本主義の成立 世界で最初に、綿製品を中心とする産業革命 を起こしたのはイギリスであった。 2, 大英帝国の成立と衰退 産業革命によって、イギリスは大英帝国を築 いた。特にインドとの関係は重要だった。 3 ,イギリスの植民地時代と今の状況 植民地は次々と独立し、イギリスはEUに加盟 し、ヨーロッパ=EUの一国として発展をめざして いる。
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