休眠口座基金設立の是非 山本 田邉 肯定派 藤田 茂木 主張 ①財源に有効活用できる ②預金者にも金融機関にもメリットがある ③海外でも成功事例がある 以上3点から、我々は、 「休眠口座基金の設立をすべきである」と主張する 主張の前に 「休眠口座」とは 銀行などで10年間以上資金の出し入れのない口座のこと 不労所得!! 金融機関が収益として計上している 眠っている預金を国民のために 有効に使うべきではないか!? 国が提示しているスキーム 主張① 財源に有効に活用できる ●理由● 毎年、銀行では800億円を超える休眠 預金が発生しているが、払い戻されて いるのはその内4割程度 預金が少額なので引き出す手間を考え失念している 預金者が死亡している これからも払い戻される可能性 の低い預金が眠っている!!! 残りが銀行の利益として 計上されている!! 主張① 財源に有効に活用できる この預金を震災復興基金の財源に出来れば… 金融機関の休眠預金発生額のうち、払い戻しの分の引当金 を除いた300億円を活用資金と想定する 主張① 財源に有効に活用できる 積立時 運用時 復興の基金だけではなく、 ■阪神淡路大震災の活用事例■ ■積立のペース■ 生活対策事業:約1,840億円(51%) 300億円/年の休眠口座基 社会的な支援の基金として様々な使い道 住宅対策事業:約1,134億円(31%) 金をすべて復興基金に充 が考えられる。 産業対策事業:約560億円(15%) 当したとすると、阪神淡路 大震災で運用した財産 使われることのない預金を、有効に活用 9,000億円には、30年間の すべき!! 積み立てで充当。 300億円/年 あれば、震災復興基金の設立が可能!! よって、 休眠口座基金を 設立するべき!! 主張② 預金者にも金融機関にもメリットがある 日本には全体で12億に上る 口座がある。赤子を含めても 一人当たり10口座、人口が日 本の約半分の英国の10倍近 い異様な数字である。 預金を増やすため金融 機関が口座開設を勧誘 使用していない口座が存在する!! 主張② 預金者にも金融機関にもメリットがある さらに 多くの国民が休眠口座を持っている可 半数以上が休眠口座にある 預金額は5千円未満と回答。 能性が高く、その預金額が少額である ことがわかる。そのため、口座のある 預金者の休眠口座解約 また、政府調査によると9割 が1万円未満の少額預金で 銀行にわざわざ出向き、口座を解約す の手間とコスト ある。 るという手間から、休眠口座をそのま まにしている人が多い。 少額預金だと、払い戻しの手間を 考え放置される可能性がある!! 主張② 預金者にも金融機関にもメリットがある 銀行の管理手数料 Ex.りそな銀行 1口座当たり 1200円 年間発生件数 1300万口座 口座の維持管理のため、 休眠口座に管理手数料 をとる例もある。 維持管理のコスト 払い戻しにかかる人件 156億円 費なども考えると、銀 払い戻しにかかる人件費 約15億円 行には休眠口座の維 持管理においてコスト 面での負担が大きいと いえる。 主張② 預金者にも金融機関にもメリットがある この預金を基金に移動できれば… 基金から資金を調達する国民だ 銀行 けでなく、預金者・銀行にもメリット 金融機関へ行かなくても、 維持管理にかかるコストや、 自分の休眠口座の把握 払い戻しにかかる人件費を がある。また預金者への払い戻し や手続きが簡単にできる 削減することができる は引き続き可能! 預金者 預金者、銀行ともにメリットがある!! よって、 休眠口座基金を 設立するべき!! 主張③ 海外でも成功事例がある 休眠口座検索システム 日本では預金者の反発が大きいが、海外 各国では、休眠口座を管理する組織を作り、 では基金などを設立して、休眠口座を有効 検索システムを導入することにより、一括 で管理を行っている。 に活用している。 預金者への払い戻しを行い、余った額を社 会的な支援などに有効に活用! 日本でも基金を作り、使われていない預金 を社会的に活用すべきと考える。 英国 日本と同様、検索システムすらない状態から基金の設立に成功!! 日本でも基金設立によって休眠口座を有効活用できる可能性 がある!! よって、 休眠口座基金を 設立するべき!! ! 主張 ①財源に有効活用できる ②預金者にも金融機関にもメリットがある ③海外でも成功事例がある 以上3点から、我々は、 「休眠口座基金の設立をすべきである」と主張する ご清聴ありがとうございました!!
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