環境破壊論

ノストラダムスの大予言
1999年7の月
天から到来する恐怖の大王が
アンゴルモアの大王を蘇らせる
火星の前後 幸運によって支配する
この予言を信じて貯金を全て使ってしまった…。
しかし、予言は外れた…。
柳井勇気の大予言シリーズ第一弾
環境破壊論
柳井 勇気
全米NO.1ベストセラー、遂に解禁!
目次
・地球環境問題の現状
・世界の取り組み
・環境政策
・企業と環境
・資源循環型社会へ
尚、時間の都合上質問は一切受け付けません。
分からない事があれば、家に帰ってお母さんに聞いて下さい。
地球環境問題
・地球温暖化問題
・オゾン層破壊
・酸性雨
・海洋汚染
・砂漠化の進行
まぁ、俺が死ぬまでに致命的な問題が起こるとも思えないが・・・
地球温暖化
温暖化をもたらす原因
・温室効果ガス
外部に放射される赤外線を吸収・反射し、
大気を暖める効果のある気体
・温室効果ガスの種類
二酸化炭素、メタン、亜酸化炭素、フロン
温室効果ガスの現状
地球温暖化の被害
・水資源への影響
・自然生態系への影響
・農業への影響
・沿岸域の影響
・人の健康への影響
来年は暑がりの人の自殺がもっと増えるだろうな。
地球平均気温の変化
資料元:環境省HP内
http://www.env.jp
オゾン層の破壊
最近、気だるい日々が続きます。どこかで悟空が元気玉作ってるかも・・・
オゾン層破壊の被害
・人体への直接的影響
皮膚癌、白内障の増加
・人体の免疫機能の低下
・農作物への被害
穀物の収量や品質の低下
・生態系の被害
水生生物、特にプランクトンへの悪影響
歯医者って結構サドが多いと想うよ、ここだけの話だけど。
酸性雨
酸性雨とは、pH5.6以下の雨のこと
硫黄酸化物や窒素酸化物が雨水に溶け込んだ酸性の雨
「酸性雨に国境なし」
一国の問題というだけでは解決できない
まぁ、いざとなれば避ければいいんだけどね…。
酸性雨の被害
・魚介類の死滅
・森林の枯渇
・農作物の収穫減少
・花や葉の変色、損傷
・歴史的な遺跡や建造物などへの影響
・ハゲの増加
これからはカツラ業界がブレイクします。就職できれば将来安泰
海洋汚染
・陸からの汚染
(工場や家庭からの汚染物によるもの)
・沿岸域の開発などの活動による生態系
の破壊、汚染物質の海への流入など
・船舶からの汚染
(船舶の運航に伴って生じる油、廃物などの排出に
よる汚染)
海は広いし、大きいし、大丈夫でしょ。
砂漠化の進行
年間600万ha(九州と四国の面積の合計に相当
)
が砂漠化によって不毛の地となっています。
砂漠化している土地は約35億ha
砂漠化の影響を受けている人は2億3,000万人
要因
・過放牧・過耕作、薪炭用などの樹木の伐採
人類の次はらくだか内田が天下を取るな…。
世界の取り組み
・IPCC
・リオ会議
・京都会議
特別議論
南北問題
正月にファミレスが満席になるんだから世も末だよな。
IPCC
・気候変動に関する政府間パネル
・1988年に世界気象機関と国連環境計画
の共同で設置された。
・二酸化炭素等の温室効果ガスの大気中
の濃度の増加に伴う地球温暖化の実体
把握とその精度の高い予測・影響評価
が求められている。
IPCC報告書
第一次報告書(1990年)
条約交渉会議の場において条約の必要性に科学的根
拠を与えるものとして大きな役割を果たす。
第二次報告書(1995年)
「識別可能な人為的影響が全球の気候に現れている」
第三時報告書(2001年)
温暖化が一層進むと予測、2100年までに、地球の表
面気温は1.5℃~5.8℃上昇すると見込む。
地球温暖化が人為的影響であることを強調。
IPCC報告書の要点
・過去50年間に観測された温暖化の大部分は、
温室効果ガス濃度の増加による可能性が高い。
・2100年には、世界の平均気温は1.4℃~5
(1990年との比較)上昇する見通しである。
・2100年には世界の海面水位は9~88cm上昇す
る見通しである。
地球サミット
・1992年6月ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催
・リオ宣言、アジェンダ21などを合意
・気候変動枠組み条約と生物多様性条約の署名開始
→気候変動枠組み条約(UNFCCC)
1994年発効 155カ国が署名
京都会議
1997年12月、京都で開かれた地球温暖化防止会議
・温暖化ガスの排出削減に向けた国際的な目標と
達成への枠組みを決めた。
・京都議定書を発効
京都議定書
世界の二酸化炭素排出量の推移
単位:億トン
70
60
50
40
30
20
10
0
1900
1950
1960
1970
二酸化炭素排出量
1980
1990
国別の二酸化炭素排出量内訳
先進国
途上国
米国
22%
その他
49%
世界合計
62億トン
中国
13%
ロシア
インド日本 7%
4% 5%
資料元:環境要覧1998
南北問題
先進国
環境保全
途上国
⇔
経済発展
低い栄養摂取量
住宅及び教育施設の不足
自然災害
疫病の恐れ
世界各国の1人当たりエネルギー消費量
(1997年)
環境保全と経済成長
持続可能な開発
将来の世代のニーズを満たす能力を損なうこ
となく現在の世代のニーズを満たすこと
・再生可能な資源は、再生される資源量の枠内で消費する。
・再生不可能な資源は、再生可能な代替資源をつくりだし、
その生産量の枠内で消費する。
・排出物の投棄は、自然の復元力の範囲の中にとどめる。
市場の失敗
企業の目的は利潤最大化である。
↓
市場経済は破壊的成長の根源である。
環境汚染を制御していくためには市場原
理に任せるだけでは無理であり、公的な
介入が必要である。
環境政策
・規制的手法から経済的手法へ
・環境課徴金
・環境税
・補助金・税の優遇
・排出権取引
・デポジット・システム
規制的手法
高度経済成長時
「イタイイタイ病」「水俣病」「四日市喘
息」
↑
公害対策基本法
企業に対策を求める直接的な規制
環境政策
現在
地球温暖化、ごみ問題、オゾン層破壊・・・
↑
×従来の規制的な手法
社会経済システムが大きく変化し、
環境問題が複雑・多様化してきた。
規制的手法の限界
排出規制
工場の排ガスの排出基準や排水水準を決めて
規制すること
製造規制
製造そのものを禁止すること
規制的手段は、強制力があるため
有効な手段だが、限界もある。
OECD諸国における環境関連税、賦課金概要
環境課徴金
課徴金は環境の使用に対して価格を付与する方法
排出課徴金
汚染物質の発生に対する課徴金である。
排出課徴金は、汚染物質の量と質に対して算出。
製品課徴金
環境に害をもたらす製品に賦課される課徴金
課徴金の効能
・汚染発生製品の消費を抑え、
よりクリーンな代替品の消費を促進できる。
・製品の需要弾力性および代替可能性が大きいほど
、製品課徴金の効果は大きくなる。
環境税
環境を悪化させる行為に対して、一定の課税をする
ことで、その行為を抑制させようという目的でつく
られる税金のこと。
環境税の対象
各種の汚染、ごみの廃棄物、交通混雑、騒音…
(例)ごみの有料化の効果
助成措置
補助金、低利融資、税制措置等…
~目的~
エネルギーの効率的な利用を促進させる
(例)低公害車の税の軽減、汚染防除装置
補助金・税の優遇
助成措置の問題点
・汚染者に公的資金から便益を供給する
ことの社会的不公正
・補助金分配システムの非効率
・汚染者負担の原則にもとる
・市場参入者の増加による二酸化炭素排
出量の増加
排出権取引
量に限りのある「排出権」を汚染者が
互いに取引する市場
デポジット・システム
商品の価格に預り金(デポジット)を上乗せし
て販売し、商品の使用後の容器などの返却に対
して預り金を払い戻す制度
(例)ビール瓶の蓋を返却すると5円還る。
↓
容器の再利用やゴミの減量化
炭素税
二酸化炭素を排出に対して課する税
炭素税の効能
エネルギーのシフト
税収のシフト
炭素税の効能
北欧諸国における炭素税
炭素税の導入方法
・既存税制を利用
石油関連税、自動車関連税など
・課税の目的
二酸化炭素排出量抑制
・内税か外税か
外税が理想的・・・税を払っている意識の助長
炭素税の影響
・経済活動への影響
効果をあげるためには高い税率が必要
・越境的な問題ゆえに生じる国際的課題
非導入国への生産シフト
・技術的な問題
隣国との調整、WTOなどとの調整が困難
・価格弾力性の問題
炭素リンケージ
ある国で厳しい地球温暖化対策を実施した場合、
対策実施国の企業が海外に移転し、二酸化炭素排
出が対策実施国から移転先の国へ漏れ出ること。
おわりに
理論的には炭素税のような経済的手法に
よる解決が理想的であるが、途上国も含
めて同時に導入しなければ意味のないも
のとなってしまうであろう。
いっそ、環境保全派と経済成長派とが
生き残りをかけて世界最終戦争を引き起
こしてみるのはどうであろうか。
戦争は最大の環境破壊である
戦争はあなたの健康を損ねます。
くれぐれもやりすぎには注意してください。
おしまい
(ゼミ生)拍手喝采!