介護予防重視型システムについて

介護予防について
平成18年4月の介護保険制度の改正により、
急増する高齢者ができる限り健康で活動的
な生活を送るために「介護予防重視型システ
ム」への転換が挙げられています。それに伴
い、厚生労働省は「新予防給付」と「地域支援
事業」を創設し一貫性・連続性のある介護予
防を目指しています。
「新予防給付」は要介護認定を申請した軽
度の人で、心身の状態が改善する可能性が
ある人が対象です。
「地域支援事業」は“活動的な85歳”をめざ
した介護予防サービスで、特に、地域におけ
る虚弱な高齢者を把握し介護予防の観点か
ら事業を行います。この虚弱な高齢者の方々
を“特定高齢者”と位置づけ、65歳以上の方
が受診される基本検診の中で、生活機能を
把握する“介護予防検診”を行い、対象の
方々を把握していくこととなりました。
65歳以上の高齢者
要介護認定
介護予防スクリーニング
元気高齢者
特定高齢者
(基本検診の
中で把握する)
老人保健
事業
一般高齢者施策
要
支
援
1
要
支
援
2
要支援者
地域支援事業
要
介
護
3
要
介
護
4
要
介
護
5
要介護者
要介護1
地域包括支援センター
(介護予防ケアマネージメント)
特定高齢者施策
要
介
護
2
新予防給付
居宅介護支援事業所
ケアマネジメント事業者
介護給付
医師会より
65歳以上で介護予防をお受けになりたい方は
かかりつけ医ですこやか検診を受診してください。
介護予防検診で生活機能低下が疑われた方は
特定高齢者として地域包括支援センターで介護予
防ケアマネジメントをしていただくと、地域支援事業
として介護予防プログラム(運動機能向上、栄養改
善、口腔機能向上、閉じこもり予防・支援、認知症予
防・支援、うつ病予防・支援)が受けられるようになり
ます。