VOL.98 - 全国地域包括・在宅介護支援センター協議会

全国の支援センターを結ぶ
全国地域包括・在宅介護支援センター協議会会報
2010.10
98
VOL.
INDEX
特集
1 地域支援事業実施要綱の改正について
2
3
平成22年度
市町村地域包括ケア
推進事業実施市町村が決定
平成22年度
生活・介護支援サポーター
養成事業の内示状況について
・ガイドラインの配布について
4
平成22年度
地域包括支援センター職員研修
講師養成研修会、
講師フォローアップ研修会開催される
インフォメーション
1 国における
「地域包括支援センター職員研修事業」について
2 全国地域包括・在宅介護支援センター協議会
平成22年度の活動状況について
ネットワーク 98号 特集
特集1
地域支援事業実施要綱が
改正されました
地域支援事業は、介護予防事業、包括的支援事業(介護予防マネジメント業務、総合相談支援業務、権利
擁護業務及び包括的・継続的ケアマネジメント支援業務)及びその他の地域支援事業を行うことにより、介
護保険の被保険者が要介護状態又は要支援状態となることを予防するとともに、要介護状態等となった場合
においても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的とし
て取り組まれておりました。しかし、介護予防事業の課題として、対象者の把握が進まないことや、ケアプ
ランの作成に係る事業負担が大きいといった課題が指摘されていたところです。そこで、このたび、実施要
綱が8月6日付けで改正されました。
(主な改正点については、以下のとおりです。
)
1.
「特定高齢者」の名称の変更
(1)特定高齢者の名称を「二次予防に係る事業の対象者」とし、各市町村において高齢者が事業に参加
しやすいよう、地域にあった親しみやすい通称を設定することが望ましいとされました。 (2)介護予防事業の分類の改正
「特定高齢者施策」
⇒ 「二次予防事業」
「一般高齢者施策」
⇒ 「一次予防事業」
(3)特定高齢者の定義の修正
「要介護状態となるおそれの高い虚弱な状態にあると認められる65歳以上の者」から「虚弱な」
が削除されました。
2
特集
地域支援事業実施要項が改正されました
1
2.
二次予防対象者(旧特定高齢者)施策の簡素化
(1)対象者の選定方法について、医師による診断を原則廃止し、基本チェックリストの郵送などで配布・
回収し確認することになりました。
(2)事業対象者が参加するプログラムは、基本チェックリストで該当する項目や対象者の意向を踏まえ
て選択することになりました。
(3)介護予防事業は、運動器の機能向上プログラムや栄養改善プログラム等から、市町村において介護
予防の観点から効果が認められると判断したプログラムを実施することになりました。
3.介護予防事業のケアプラン作成については、原則不要
介護予防事業におけるケアプランについては、対象者において最も大切な目標を設定し、特に必要な
場合などを除いて「地域包括支援センター」によるケアプラン作成は不要とされました。
なお、適用日については、原則8月6日からとされてますが、改正通知が年度途中で出されたこともあり、
市町村の実情に応じて判断してよいこととされています。
また、本通知の全文は、www.zaikaikyo.gr.jp でご覧になれます。
以下、この通知とあわせて出された「Q&A集」を掲載いたします。
Network vol.98
【総論】
Special feature
〜 Q & A 集〜
(問1) 今回の改正の趣旨は何か。
(答)
介護予防事業の課題として、対象者の把握が進まないことや、ケアプランの作成に係る業務負担
が大きいなどの課題があり、これらに対応するため、
・事業の対象者の把握方法の簡素化
・特に支援が必要な場合のみケアプランを作成
などの所要の改正を行った。
また「介護予防事業の円滑な実施を図るための指針(平成 18 年厚生労働省告示 316 号)
」及び「介
護保険事業にかかる保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針(平成 18 年厚生労働
省告示第 314 号)
」を改正し、
「特定高齢者」を「二次予防事業の対象者」に改めたうえで、事業
の実施に当たっては、各市町村で親しみやすい通称の使用を推奨することとした。
(問2) 今回の改正の適用日はいつか。
(答)
8 月 6 日から適用となる。
(問3) 適用日から今回の改正に対応して変更しなくてはならないのか。
(答)
市町村ごとの実情に応じて判断していただきたい。
【対象者の名称】
(問4) 名称について親しみやすい通称を設定することが望ましいとなっているが、
「特定高齢者」や「二次予防事業の対象者」は使ってはいけないのか。
(答) 「特定高齢者」や「二次予防事業の対象者」という名称を使ってはいけないということではないが、
なるべく高齢者が事業に参加しやすい通称を設定していただきたい。
【把握方法】
生活機能評価を継続することは、差し支えない。
(問6) 生活機能評価を継続して実施した場合これまでどおり、
介護保険法に基づく健診として、他の健診に優先して費用を負担するのか。
(答)
お見込みのとおりである。
(問7) 生活機能評価をやめて、基本チェックリストに基づいて対象者を決定する場合に
必要に応じて検査を行えることとなっているが、
① その場合の検査にかかる費用はどうなるのか。
② 検査項目はどうすればよいか。
(答)
①については、引き続き介護保険で負担することとなる。
②については、これまで行ってきた生活機能評価の範囲内で実施していただきたい。
1
地域支援事業実施要項が改正されました
(答)
特集
(問5) 生活機能評価の実施を医療機関などと年間契約しているので、
今年度は生活機能評価の健診を継続するが問題ないか。
3
ネットワーク 98号 特集
【基本チェックリスト】
(問8) 基本チェックリストについて、例えば 3 年間に分けて、
対象となる全高齢者に配布するという方法が例示されているが、
これは 3 年に 1 回全高齢者に配布するということでも良いのか。
(答) 高齢者人口の規模が非常に大きく、1 年間に全数配布することが難しい市町村において 3 年間に分け
て実施することも差し支えないという考え方を示したものである。なお、3 年に 1 回実施しても差し
支えないが、新規に 65 歳になった人について別途把握するなど、なるべく幅広い把握していただき
たい。
(問9) 基本チェックリストの未回収者について、
「できる限り電話・戸別訪問などを行い、支援が必要な者の早期発見・早期対応に努める」
とあるが、対応が困難なほど膨大な人数になることもあり得る。
未回収者の電話・戸別訪問の実施方法や費用負担はどのようにすればよいのか。
(答) 未回収者の対応については、例えば地域の民生委員を活用するなどの方法が考えられるが、地
域の実情を考慮して実施されたい。また費用については地域支援事業交付金の対象として差し
支えない。
(問10) 介護保険事業計画策定に係る日常生活圏域ニーズ調査を実施している場合、
対象者に決定するために再度基本チェックリストを実施する必要があるのか。
(答) 再度実施する必要はない。
【要介護認定において非該当と判定された者】
(問11) 要介護認定において非該当と判定された者については、
基本チェックリストを実施しなくとも、二次予防事業の対象者とすることができるとのことだが、
その場合、必要となるプログラムはどのように判定するのか。
4
特集
地域支援事業実施要項が改正されました
1
(答) 介護予防ケアマネジメントの課題分析における本人や家族との面接等の情報をもとに、必要とな
るプログラムを決定していただきたい。
(問12) 要介護認定において非該当と判定された者については、
基本チェックリストを実施しなくとも、二次予防事業の対象者とすることができるということだが、
このとき基本チェックリストを実施しても差し支えないか。
(答) 要介護認定において非該当と判定された者については、原則基本チェックリストを実施しなくと
も対象者とできるが、改めて基本チェックリストを実施しても良い。
【対象者の取り扱い期限】
(問13) 二次予防事業の対象者として取り扱う期限については、
最低何ヶ月、最長何年間などの基準はあるのか。
(答) 特に何ヶ月以上何年以下などの基準は設けないが、事業の実施にあたり、対象者の個別特性を把
握したうえで、課題分析、目標の設定から事後アセスメントによる評価までの期間を鑑みて、適
正に設定していただきたい。
Network vol.98
Special feature
【事業内容】
(問14) 参加者の意向によって、
基本チェックリストで該当しないプログラムを選ぶことは出来るのか。
(答)
原則的に基本チェックリストで該当したものに参加するものであるが、それに加えて参加者が希
望するプログラムを実施しても差し支えない。
(問15) 膝痛・腰痛のためのプログラム、また運動機能の向上等を組み合わせたプログラム、
とじこもり予防・支援、認知症予防・支援、うつ予防・支援などのプログラムとは、
具体的に何をするのか。
(答)
平成 21 年度より「介護予防実態調査分析支援事業」において腰痛、膝痛、認知症予防などのプ
ログラムをモデル事業として実施しており、平成 24 年度から新しいプログラムに取り組めるよ
うガイドライン等を示す予定としている。
なお、現状では具体的なプログラムの実施内容を示しているものではないので、市町村において
効果が認められると判断されたプログラムを実施していただきたい。
(問16) プログラムの参加にあたり、傷病を有しているもの等については、
プログラム参加の適否について医師の判断を求めることとしているが、
医師の判断・評価に係る費用も交付金の対象となるか。
(答)
プログラム参加の適否を判断することを目的として行うのであれば、対象となる。
【実施の手順】
(問17) 「課題分析(アセスメント)の結果、必要と認められる場合には、
対象者及びその家族の同意を得て、支援の内容や目標の達成時期等を含む
介護予防ケアプランを作成することができる」となっているが、
どのようにケアプランの作成の要否を決定すれば良いのか。
(答)
(問18) 介護予防事業(地域支援事業)の実施状況に関する調査の内容はどうなるのか。
(答)
今回の改正により、二次予防事業対象者把握事業等の調査項目を変更することを予定している。
平成 22 年度調査の内容については、決定次第速やかにお示しすることとしたい。
1
地域支援事業実施要項が改正されました
【その他】
5
特集
ケアプランの作成が必要となる者については、例えば基本チェックリストで該当項目が多かった
者、病歴等を鑑みて目標の達成までのプログラムを綿密に立てる必要がある者等が考えられるが、
対象者の心身の状態を踏まえ、適正に判断されたい。
ネットワーク 98号 特集
特集2
平成 22 年度
市町村地域包括ケア推進事業の
実施市町村が決定しました。
本年度から実施されることとなった「市町村地域包括ケア推進事業」の事業実施市町村が決定いたしました
ので、ご紹介いたします。
本事業は大きく2つの事業から成り、①「地域包括支援センターなど機能強化事業」は、地域包括支援セン
ターなどにおいて、介護保険サービスに関する情報や、配食サービスや見守り活動などの介護保険外サービス、
暮らしの基礎となる有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅などの住宅に関する情報など、地域包括ケアに必要
なサービス情報を収集し、センター内や市区町村、地域のケアマネジャー、さらには地域住民へ情報を発信し
ていく担当者「地域コーディネーター(仮称)
」を配置することにより、
a. 情報の収集・発信活動を通じてサービス事業者などとの関係を構築(地域包括支援ネットワーク構築のきっ
かけ作り)あるいは地域におけるセンターなどの認知度向上
b. 総合相談支援やケアマネジメントにおける介護保険外サービスなどの活用を推進 などを図るものです。
②「集合住宅などに居住する要介護者などに対する総合支援事業」は、集合住宅などに居住する要介護者な
どに対して、指定居宅介護支援事業者、特別養護老人ホーム、指定小規模多機能型居宅介護事業者などを活用
した 24 時間 365 日対応窓口を設置し緊急時の対応や総合相談などを行うとともに、介護保険外のサービスを
含めた関係事業者などが連携して総合的にサービスを提供する事業です。それぞれ、42 市区町村、14 市区町
において実施されることとなりました。
(事業の詳細につきましては、
ネットワーク 94 号(平成 22 年 3 月発行)
をご覧ください。
)
平成 22 年度市町村地域包括ケア推進事業実施市区町村一覧(全53市区町村)
北海道
北海道
特集
東北・関東・甲信越
岩手県
秋田県
山形県
茨城県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
42 市区町村
集合住宅などに居住する
要介護者などに対する
総合支援事業
市町村地域包括ケア推進事業実施市町村が決定しました。
2
地域包括支援センターなど
機能強化事業
6
登別市
奥尻町
網走市
砂川市
当別町
南富良野町
利尻町
芽室町
函館市
真狩村
遠別町
11 市町村
洋野町
湯沢市
秋田市
酒田市
新庄市
つくば市
銚子市
新宿区
世田谷区
小田原市
笛吹市
南アルプス市
駒ヶ根市
東海・北陸・近畿
石川県
静岡県
愛知県
大阪府
奈良県
和歌山県
兵庫県
13 市区
千葉県
東京都
神奈川県
長野県
新潟県
14 市区町
柏市
足立区
品川区
世田谷区
小田原市
伊勢原市
横浜市
上田市
長岡市
9 市区
輪島市
富士宮市
掛川市
高浜市
名古屋市
泉南市
田原本町
紀の川市
白浜町
神戸市
中国・四国・九州・沖縄
島根県
福岡県
熊本市
宮崎県
鹿児島県
10 市町
岐阜県
京都府
北方町
京丹後市
2 市町
出雲市
北九州市
大牟田市
添田町
山鹿市
小林市
諸塚村
肝付町
8 市町村
福岡県
長崎県
沖縄県
添田町
佐世保市
宮古島市
3 市町
※東京都世田谷区、神奈川県小田原市、福岡県添田町は両事業を実施
本誌では、事業の推進状況について把握し、事業の進捗状況や実践事例のご提供を随時行っていく予定です。
Network vol.98
Special feature
特集3
平成 22 年度
生活・介護支援サポーター養成事業の
内示状況について
平成 21 年度から開始された本事業は、今年度2年目を迎えています。今年度は、105 市町村で実施(7月
末現在)されることになりましたので、都道府県ごとの内示の状況についてお伝えいたします。
平成 22 年度生活・介護支援サポーター養成事業の内示(全体版)
都道府県名
内示
市町村数
北海道
6
京都府
2
青森県
1
大阪府
4
岩手県
1
兵庫県
3
宮城県
1
奈良県
3
秋田県
2
和歌山県
1
山形県
1
鳥取県
0
福島県
4
島根県
2
茨城県
3
岡山県
2
栃木県
1
広島県
3
群馬県
0
山口県
0
埼玉県
3
徳島県
1
千葉県
3
香川県
2
東京都
2
愛媛県
5
神奈川県
3
高知県
0
新潟県
2
福岡県
1
富山県
1
佐賀県
1
石川県
4
長崎県
1
福井県
3
熊本県
8
山梨県
1
大分県
2
長野県
3
宮崎県
6
岐阜県
4
鹿児島県
1
静岡県
2
沖縄県
1
愛知県
2
合計
105
三重県
3
滋賀県
0
なお本会では、
昨年度に引き続き事業を実施するセンターに対し「養成研修」を実施する際のガイドライン(研
修実施機関用・受講者用)を配布して、事業実施を側面から支援いたします。
ガイドラインを希望の方は、
下記事項を記入したFAXを03-3581-2428(本会事務局)
まで送信してください。
(※昨年度と FAX 番号が違っておりますので、ご留意ください。資料の実費はいただきませんが、送料のみ
ご負担いただきます。
)確認次第、業者より送付いたします。
①発送先住所 ②センター名称 ③研修実施機関用、受講者用の区別と必要部数 ④ご担当者氏名
⑤電話番号 ⑥研修の実施日(決まっている場合)
7
3
生活・介護サポーター養成事業内示状況について
内示
市町村数
特集
都道府県名
ネットワーク 98号 特集
特集4
平成 22 年度
地域包括支援センター職員研修
「講師養成研修会」
「講師養成フォローアップ研修会」
開催される
去る、9月9日(木)~ 11 日(土)の間、東京都千代田区にある全国社会福祉協議会会議室等において、
平成 22 年度地域包括支援センター職員研修「講師養成研修会」
「講師フォローアップ研修会」が開催され、そ
れぞれ、24 名、62 名の方々が修了いたしました。
まず、講師養成研修会についてですが、皆様もご承知のとおり、政権交代を受けた事業仕分けの結果、本年
度より都道府県・指定都市が実施する地域包括支援センター職員研修に対する国庫補助がなくなったことを受
け、研修の実施箇所が減少傾向にあったことから、本研修会の受講者も減少したようでした。本会では、地域
包括支援センターにかかる当事者組織がその職員の養成を行うことは重要であると考え、この研修会を継続実
施したところであり、修了生の皆様にも、地元での講師活動の場で力を発揮してもらいたいと考えています。
また、フォローアップ研修については、昨年度を上回る受講者を迎え開催することができました。同窓会の
雰囲気を漂わせつつ和気合い合いの中、多岐にわたるカリキュラムを受講していただきました。こちらの修了
者の皆様にも地元での更なる活躍を期待しております。
講師養成研修会
■日程:平成22年9月9日(木)~10日(金)
■会場:全社協5階「第1・2会議室」(東京都千代田区)
■講師養成研修会プログラム
(敬省略)
9月9日(木)
時 間
8
特集 地域包括支援センター職員研修「講師養成研修会」
「講師養成フォローアップ研修会」開催される
4
講 師
テーマなど
13:00 ~ 13:15
開講式 オリエンテーション
13:15 〜 13:30
講師養成研修 趣旨説明
全国地域包括・在宅介護支援 センター協議会
研修委員長 西元幸雄
13:30 〜 14:45
①講義
「地域包括ケアの理解と地域包括・在支の役割と
機能強化に関する理解」
15:00 〜 15:30
②講義
「標準プログラムの内容について」
四日市市南地域包括支援センター 副センター長
原田重樹
15:30 〜 17:30
③演習
「利用者アセスメントとニーズ把握のポイント並
びに事例検討」の教え方について
全国地域包括・在宅介護支援 センター協議会
研修委員長 西元幸雄
四日市市南地域包括支援センター 副センター長 原田重樹
④講義・演習
「地域包括・在宅介護支援センターの
ネットワークの作り方について」
大阪市立大学大学院
教授 白澤政和
9月 10 日(金)
9:00 〜 11:30
11:30 〜 12:00
⑤研修の振返り(アンケート記入)
講師認定に関するオリエンテーション
認定証交付・閉講式
Network vol.98
Special feature
講師フォローアップ研修会
■日程:平成22年9月10日(金)~11(土)
■会場:東海大学校友会館「三保(みほ)の間」(東京都千代田区)
■講師フォローアップ研修会プログラム
(敬省略)
9月 10 日(金)
時 間
講 師
テーマなど
13:00 ~ 13:10
開講式
オリエンテーション
13:10 〜 13:30
講師フォローアップ研修 趣旨説明
全国地域包括・在宅介護支援 センター協議会
研修委員長 西元 幸雄
13:30 〜 14:40
②行政説明
「地域包括支援センターをめぐる
政策の動向について」
14:55 〜 16:10
③講義
茨城キリスト教大学
「介護予防の効果を高める取り組みの実際について」
准教授 岩間 信之
孤立化への対応 16:20 〜 17:30
④講義
「高齢者の権利擁護、成年後見制度、
日常生活者自立支援事業について」
明治大学法科大学院教授
弁護士 平田 厚
⑤講義・演習
「地域包括・在宅介護支援センター職員に必要な
コーチング・ファシリテーション能力について」
広島県社会福祉協議会
地域福祉課長 丸山 法子
⑥シンポジウム
「福祉・介護と医療との連携について」
コーディネーター:池端 幸彦
(全国地域包括・在宅介護支援センター協議会
研修委員)
シンポジスト:高砂 裕子
(南区メディカル訪問介護ステーション
居宅介護支援事業所管理者)
〃 :本田 あおい
(豊後高田市在宅介護支援センター
やすらぎの里 介護支援専門員)
〃 :原田 重樹
(四日市市南地域包括支援センター
副センター長)
厚生労働省老健局振興課
課長補佐 懸上 忠寿
9月 11 日(土)
9:00 〜 11:30
12:15 〜 13:45
14:45 〜 15:00
⑧研修の振返り(アンケート記入)
閉講式
助言者:和田 節(同協議会 研修委員)
ファシリテーター:栗林 孝得(同協議会 前研修委員)
特集 地域包括支援センター職員研修「講師養成研修会」
「講師養成フォローアップ研修会」開催される
14:00 〜 14:45
⑦情報交換
「自身の講師体験と研修内容の紹介」
~自身の講師体験と自県の研修会の
状況についての意見交換~
9
4
ネットワーク 98号 インフォメーション
インフォメーション 1
国における「地域包括支援センター
職員研修事業」について
標記事業は、国において本年度予算措置された「地域包括ケア推進指導者養成事業」を活用して本年度から
実施されることとなったもので、次の種類の研修を実施することとしています。
中央研修
ブロック研修における講師となる人材の育成を目的として実施するもので、中央において2回の開催予
定。定員は、80 名× 2 回で、160 名程度。
ブロック研修
全国の地域包括支援センター所長、関係行政職員を受講対象として開催。全国を 12 ブロックに分け、そ
れぞれのブロックにおいてセンターの数に応じ、1 回~ 2 回程度、合計 15 回開催予定。定員は全国で 1,500
人程度であり、3巡して、全国の地域包括支援センター 4,000 余か所をカバーする予定。
地方研修(都道府県が実施)
各県の判断により、中央研修の受講者などを活用し実施される研修で、センターの現任者・初任者を対
象として想定している。
次に開催時期ですが、中央研修は本年 10 月 13 〜 14 日、27 〜 28 日の 2 回に開催される予定であり、ブロッ
ク研修は、11 月から1月までの間、順次開催が予定されています(別表参照)
。また、中央研修受講者は平成
23 年2月に「振返り研修」の実施が予定されています。なお、
全国地域包括・在宅介護支援センター協議会では、
この研修を実施するために厚生労働省と地域包括支援センターに関係する団体(5団体)とで組織された「地
域包括支援センター職員研修関係機関連絡会議」に参画するとともに、実際の研修テーマやカリキュラムを策
定する企画委員会にも参画し、研修実施に向けた協力を行っています。
「地域包括支援センター職員研修」関係機関連携体制の構築について
10
(趣旨)
インフォメーション
地域包括支援センターは、住み慣れた地
域での安心した暮らしを支える地域包括
イメージ図
(社)
日本介護支援
専門員協会
ケアの中核機関であり、
この活動の良否
(社)
日本社会福祉士会
るため日々活動する地域包括支援セン
ターに関係する右記5団体の中央組織と
厚生労働省は、地域包括支援センター
のより良い活動を促すため、厚生労働省
を中心に一堂に会し、初任者・現任者・指
導者など各段階での職員研修の適切な
あり方を検討し、
実践する体制を構築する
こととしたものである。
全国地域包括・在宅介護
支援センター協議会
地域包括支援センター職員研修
関係機関連絡会議
が地域包括ケアの質を決定づける。
このため、
高齢者の安心した暮らしを守
厚生労働省
(社)
全国保健センター
連合会
(財)
長寿社会
開発センター
下部組織
・研修テーマ
・研修カリキュラム
・実施方法等
協力を依頼
都道府県等
企画委員会
フィードバック
・各関係機関の実務代表者
・国
・国が委託した研修指導講師
研修を実施
関係団体
Network vol.98
Information
(別表)ブロック研修開催予定表
開催候補日
開催地
会場
1
11/24(水)〜 25(木)
北海道札幌市
札幌コンベンションセンター
開催候補日
開催地
会場
1/13(木)〜 14(金)
新潟県新潟市
新潟ユニゾンプラザ
2
11/29(月)〜 30(火)
愛知県名古屋市
名古屋市国際展示場
10
3
12/6(月)〜 7(火)
鹿児島県鹿児島市
鹿児島県市町村自治会館
11
1/17(月)〜 18(火)
香川県高松市
サンポートホール高松
1/20(木)〜 21(金)
広島県広島市
4
12/9(木)〜 10(金)
大阪府大阪市
天満研修センター
12
広島国際会議場
1/24(月)〜 25(火)
福井県福井市
5
12/13(月)〜 14(火)
沖縄県沖縄市
沖縄県市町村自治会館
福井商工会議所
13
1/27(木)〜 28(金)
東京都江東区
6
12/15(水)〜 16(木)
埼玉県さいたま市
タイム 24 ビル
さいたま商工会議所
14
1/31(月)〜 2/1(火)
福岡県福岡市
7
12/20(月)〜 21(火)
福岡建設会館
東京都江東区
タイム 24 ビル
15
2/9(水)〜 10(木)
大阪府大阪市
天満研修センター
8
1/11(火)〜 12(水)
宮城県仙台市
仙台国際センター
9
インフォメーション 2
平成 22 年度
全国地域包括・在宅介護支援センター協議会の
活動状況の中間報告について
本協議会では、平成 22 年度の事業実施のため、下記のよう会議・委員会、研修会を開催しています。
5月 7日
(金)
会計監査
○平成 21 年度事業及び会計監査を実施
5月 12 日
(水)
第 1 回正副会長・委員長会議
第 1 回常任委員会
○平成 21 年度事業報告(案)
・決算について、委員総会の持ち方などを協議
第 1 回委員総会
○平成 21 年度事業報告(案)
・決算について協議、平成 22・23 年度役員改選を実施
5月 27 日
(木)
第2回正副会長・委員長会議
○平成 22 年度事業の進め方、平成 22・23 年度委員会委員の構成を協議
7月 6日
(火)
第1回研修委員会
○講師養成研修会、講師フォローアップ研修会、全国研究大会の開催内容について、
地域包括支援センターの事業自己評価指標について協議
7月 20 日
(火)
第1回総務・広報委員会
○組織活動助成、会員拡大・会費還元、ネットワークの企画について協議
第3回正副会長・委員長会議
○副会長の選任について、総務広報委員会、研修委員会関係協議題について協議
8月 4日
(水)
第2回委員総会(文書審議)の開催
○副会長の選任(補充)について
8月 17 日
(火)
研修委員会作業委員会
○地域包括支援センターの事業自己評価指標について協議
8月 27 日
(金)
拡大正副会長・委員長会議
○地域包括ケア体制の中での今後の地域包括支援センターのあり方について協議
9月 10 日
(金)
拡大正副会長・委員長会議
○地域包括ケア体制の中での今後の地域包括支援センターのあり方について協議
インフォメーション
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◆全国社会福祉協議会 出
出版物のご案内
「権利擁護・虐待防止年報 2010」
2010.10
2010.10
VOL.
98
わが国の権利擁護・虐待防止の制度の現状、
団体報告、
実践事例等が収録された一冊。
実践報告を収録。
権利擁護・成年後見を推進する弁護士、司法書士、社会福祉士、
また施設関係者の活動に役立つ内容。
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また、
日常生活自立支援事業関係者、成年後見事業関係者の情報源として、関係セミナー等の補助教材と
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して最適の資料です。
Ⅰ.
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体裁 A4版 158ページ/ 頒布価格 700円(税・送料込)
(内容/敬称略)
特集1
成年後見制度の10年
(論文)
大貫正男、
岩間伸之
(制度・施策の動向)
最高裁判所事務総局家庭局、厚生労働省社会・援護局
(実践報告)
松山市社協、
立川市社協、練馬区社協、
杉並区成年後見支援センター、大阪市成年後見支援センター、
市民後見人養成プロジェクト、
市民後見人 Ⅱ.
特集2
虐待防止法制の動向
(論文)
平田厚 (制度・施策の動向)
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局、老健局
(実践報告)
地域包括支援センター、
婦人保護施設、
障害者支援施設
Ⅲ. 虐待防止・権利擁護関係団体年次報告
日本弁護士連合会、
成年後見センターリーガル・サポート、
日本社会福祉士会、
日本介護福祉士会、
日本司法支援センター
(法テラス)
、
日本高齢者虐待防止学会、
日本子ども虐待防止学会、
日本成年後見法学会、認知症介護研究・研修仙台センター、
全日本手をつなぐ育成会、
全国社会福祉協議会
Ⅳ. NPOの権利擁護活動
特養ホームを良くする市民の会、全国抑制廃止研究会、
CAPセンター・JAPAN、全国女性シェルターネット
Ⅴ. 資料
・日常生活自立支援事業年次推移
(事業開始から平成21年11月までの統計)等
注文書 (FAX 03-3580-5721)
全国社会福祉協議会 政策企画部 御中
注文部数
[ ]部 頒布価格1部700円(税・送料込)を下記に送付、請求してください。
1. 送付先住所
〒
-
都 道 府 県 市 町 村
2. 請求書宛先
(施設・団体・学校名)フリガナ
3. ご担当者氏名
フリガナ
様
4. 電話番号
5. FAX番号
●平成 年 月 日発行 ●発行 全:国地域包括・在宅介護支援センター協議会 ●発行人 林
: 芳繁 ●編集人 折:腹実己子 ●制作 T:IK株式会社
〒100︲8980
東京都千代田区霞が関3︲3︲2 新霞が関ビル 全国社会福祉協議会高年・障害福祉部内 TEL 03︲3581︲6502
http://www.zaikaikyo.gr.jp
特集は
「成年後見制度の10年」
と
「虐待防止法制の動向」の二本立て。
それぞれ論文と制度・施策の動向、
年
月
日