情報モラルの有効活用

テーマ別解説
学校と教育委員会の連携
東京都品川区教育委員会 指導課 指導主事
滝渕 正史
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1 学校現場における課題
情報モラル教育に関する現状認識
各学校の情報モラル教育の実施状況を把握
全校的な取り組みか、特定の学級での指導か
指導の内容や方法を把握
対処療法的か、的確な判断力を育てる指導か
教育課程上の位置づけを確認
情報教育全体計画の中での位置づけを確認
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2 教育委員会における課題①
情報教育全般に対する考え方
情報モラル教育を
いつ、どのような場で、どのように
推進するのか
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3 教育委員会における課題②
各学校の指導計画に対する考え方
 指導計画は学校に任せるのか
 「情報モラル指導モデルカリキュラム表」を
基に、教育委員会としての考え方を示すか
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4 教育委員会における課題③
研修体制、研修内容・方法に対する考え方
いつ、誰に対して、
どのような内容を、どのような方法で
実施すれば効果的か
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5 取り組みの例①
◆実態を把握すること
【品川区の例】
小・中の生活指導主任・視
聴覚研究部、教育委員会
が協力し、児童・生徒のイ
ンターネットや携帯電話の
利用実態調査を実施
⇒ネットによる危険な
状況を把握できた
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6 取り組みの例②
◆研修会を設定すること
・情報社会で安全に生活するための危険回避の
方法、セキュリティの知識・技術、健康への意識
を育てる側面
定期的に、現状と対応について理解を深め
る研修会の設定が必要
・情報社会における正しい判断や望ましい態度を
育てる側面
キックオフガイドが十分に活用されるように、
研修会や校内研究会の工夫が必要
この2つ
を意識 し
て設定
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7 取り組みの例③
◆教育課程との関連の図り方
【品川区の例】
情報モラルを含めた道
徳、特別活動、総合的な
学習の時間を整理統合
⇒「市民科」という新しい
教科を教育課程上に
位置づけている
品川区小中一貫教育カリキュラム
「市民科」
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8 教育委員会の重要な役目とは
「情報モラル指導カリキュラム表」との関連を図りな
がら、「道徳」「特別活動」などの中で、いつ、何を、
どのように指導すべきかを示していく
◆情報モラルに関する指導の「定番化」を図ること
◆情報モラル教育の指導計画の提出を求めるな
ど、教育委員会がいかにバックアップしていくか
ということ