音楽の持つ視覚的イメージを利用した新サービ スの提案 06-1-017-0463 大平 亮 目的 音楽という聴覚的情報を視覚的イメージ(色)に変換す る際の法則を明確にする またその法則を利用した新サービスの提案と利用価値 を考察する 概要 ある程度の法則性があるという仮説をたてアンケート調 査(第一回調査)で解明 またその結果を利用した新サービスを提案し、アンケー ト調査(第二回調査)により利用価値を見出し、考察・改 善を行った 方法 仮説をもとにアンケート調査(第一回)を実施し、聴覚的 情報から視覚的イメージ(色)への変換においての法則 を明らかにする その法則を利用した新サービスの提案 新サービスをアンケート調査(第二回)で疑似体験して もらい利用価値を考察・改善 意義 音楽評論家達によって決められたジャンル(Rock JAZZ etc.)ではなく、直観的な新ジャンルの確立につ ながる 新たな音楽と出合うツールになり音楽配信業界の向上 につながる 新サービス提案 現状 提案 サイトから一方 的な音楽の提 案 曲に対するイ メージを選択す る参加型サイト 情報量に対し て検索ツール が少ない 色からの曲検 索 新サービスの流れ 曲を視聴 蓄積データ から曲を抽出 色からの検 索 曲のイメージ (色)を選択 データ蓄積 第一回アンケート調査 ・使用した曲 君に届け / タニザワ トモフミ 図3 ・使用した曲 サンキュー来春 / downy 図4 黒色 水色 灰色 緑色 紺色 青色 紫色 白色 白色 橙色 金色 桃色 赤色 灰色 水色 緑色 青色 白色 橙色 桃色 灰色 14人 4人 4人 2人 2人 1人 1人 黒色 灰色 紺色 紫色 白色 金色 赤色 11人 9人 2人 2人 2人 1人 1人 考察 まず君に届け(図3)とサンキュー来春(図4)を見てもらう とよくわかる。水色、緑、青などで構成されている図3に 対し、図4は黒、灰色が大半をしめている。しかし図4に は図3で多く見られる色は入っていない。また図3はピア ノなどから青空やさわやかさというイメージが多くあげら れているが、図4では対照的にベース(低音)などから 夜、コンクリート、怪しいというイメージがおおくあげられ ている。ここから、使用する楽器により曲のイメージ(色) が決定されていることがわかる。 第二回アンケート ・回答の内訳 曲へのイメージ 人数 A 指定した色が曲のイメージ(色)と一致 24人 B 指定した色が曲のイメージ(色)と一致しな 27人 かったが雰囲気はあっていた C 指定した色が曲のイメージ(色)とまったくあ 13人 わなかった ・使用感想 メリット ・ 気分で選べる ・ 知らないアーティストや曲に出会える ・ 自分の音楽に対する価値観を世間一般の 人と比べられる ・ 視聴者だけではなく曲を制作する側も色を 目安にして作れる ・ 似たものが多い中、真新しいサービスで興 味を持てる デメリット(改善点も含む) ・ 色の概念が一般の人と大きくずれていたらこ のサービスはあわない ・ これといった曲がなければ時間の無駄 ・ 色の好みにより曲自体の見え方にも影響が 出る ・ 逆に検索ツールとして複雑化するのでは ・ 情報量(サービス利用者)が増えれば検索の 精度が上がる ・ 色からの検索とジャンル検索を併用できれ ばもっと使いやすいのでは 考察と改善 アンケートの結果64人51人もの人間がイメージと一致 した、またはそれに近かったと答えている。→多くの人 が使用に適している。 改善点 色だけでなくジャンルも含めた検索 単色ではなく色の割合を表示 自分だけのプレイリストの作成
© Copyright 2024 ExpyDoc