長野県観光の可能性 ~

ひとはひとりひとり違う
女と男の違いなんて吹き飛んでし
まうくらい、個人個人はみな違う
違いを大事にして、ひとりひとり
が幸せをつかめる社会をつくろう
これが男女共同参画の原点です。
でも今日は、原点から離れて、まず人口と経済の話を
します。日本で起きた大きな変化を知っていただくために。
話は最後に男女共同参画に戻りますが、
それまで経済のお話にお付き合いください。
2
3
4
5
出産適齢期の女性が働
いていない都道府県の方
が
子供が少ない傾向にある
首都圏一都三県で起きてきたこと
過去10年間の国勢調査の実数(国立社人研が未回答者分を補正)
首都圏内在住者(外国人含む):2000年→10年 +220万人
100年で人口1.5倍増のペースの順調な増加
実は現役世代も子供も減少しており、高齢者のみが激増していた…
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
2000年 4.5百万人→2010年 4.4百万人
△4万人 △1%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
2000年 24.1百万人→2010年 23.9百万人 △19万人 △1%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
2000年 4.8百万人→2010年 7.3百万人 +251万人 +52%
↑その中の75歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
2000年 1.8百万人→2010年 3.2百万人 +133万人 +72%
6
首都圏一都三県で今起きていること
7
(人口流出入を見込んだ、国立社会保障・人口問題研究所の予測)
首都圏内在住者(外国人含む):2010年→20年 +7万人
増加というよりはほぼ横ばい
155年で現役世代がゼロ!になるという、不意打ちのような減少
0-14歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
2010年 4.4百万人→2020年 4.0百万人 △39万人 △9%
15-64歳人口の増減:
↓絶対数
↓増減
2010年 23.9百万人→2020年 22.3百万人 △154万人 △6%
65歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
2010年 7.3百万人→2020年 9.3百万人 +201万人 +27%
↑その中の75歳以上の人口:
↓絶対数
↓増減
2010年 3.2百万人→2020年 4.8百万人 +165万人 +52%
日米開戦前夜の日本在住者
15-64歳 4,295万人
在日外国人を含
む数字
8
75歳以上
89万人
戦後復興の頃の日本在住者
15-64歳 4,966万人
在日外国人を含
む数字
9
75歳以上
106万人
所得倍増計画の頃の日本在住者
15-64歳 6,000万人
在日外国人を含
む数字
75歳以上
163万人
10
大阪万博の頃の日本在住者
15-64歳 7,157万人
在日外国人を含
む数字
11
75歳以上
221万人
安定成長移行期の日本在住者
15-64歳 7,883万人
在日外国人を含
む数字
12
75歳以上
366万人
バブル最盛期の日本在住者
15-64歳 8,590万人
在日外国人を含
む数字
13
75歳以上
597万人
阪神大震災の頃の日本在住者
15-64歳 8,716万人
在日外国人を含
む数字
14
75歳以上
717万人
2000年問題の頃の日本在住者
15-64歳 8,622万人
在日外国人を含
む数字
15
75歳以上
900万人
現在の日本在住者
15-64歳 8,174万人
16
在日外国人を含
む数字
75歳以上
1,419万人
10年後の日本在住者
15-64歳 7,341万人
在日外国人を含
む数字
17
75歳以上
1,879万人
20年後の日本在住者
15-64歳 6,773万人
在日外国人を含
む数字
18
75歳以上
2,278万人
30年後の日本在住者
19
75歳以上
2,233万人
15-64歳 5,787万人
在日外国人を含
む数字
40年後の日本在住者
20
75歳以上
2,385万人
15-64歳 5,002万人
在日外国人を含
む数字
50年後の日本在住者
21
75歳以上
2,336万人
15-64歳 4,418万人
在日外国人を含
む数字
22
逆落としに減っていく現役世代
モノの消費量はど
んどん縮小
モノの消費量はど
んどん拡大
子持ち家族多い→
住宅や食器や車の
消費量拡大
高齢者は貯蓄に走る
高齢者が増え現役は減る首都圏
23
数字には居住外国人を含む
高齢者が増え現役は減る日本
数字には居住外国人を含む
24
高齢者が増え現役は減る中国
数字には居住外国人を含む
25
安定を実現した長野県下條村
26
数字には居住外国人を含む
日本と東京の本当のピンチ
27
× 日本の課題は景気回復、デフレ脱却、円高対策、領土防衛だ
! このまま行けば、60年後には子供が、100年後に
は現役世代も消滅、高齢者だけの国になる
! 少子化こそ、景気や領土どころではない最大の課題
× 少子化が起きているのは女が社会進出したせいだ
! 若い女性が結婚しても働き続けている県ほど、
出生率は高い(神奈川県は全国的にみて逆を行っている)
! 高度成長以前の日本には専業主婦はほぼいなかった
× 子育てよりも仕事が重要、会社の利益こそ重要だ
! 家庭より仕事を優先する社会だからこうなった
→ 男性も会社も、仕事より家庭生活を優先する
日本にならなければ、この国に未来はない
女性役職者を意図的に増やそう
28
× 不況で人手が余っている日本では、男性候補だけでも余っている
←→ 多年の少子化で年々新卒者が減っているの
に本当に人手は余っているのか?
←→ 女性の収入の増加こそが景気拡大策では?
× 出産、子育てに時間を取られる女性に、役職者は勤まりにくい
←→ 長時間労働に耐えた人間が役職につくという
システムは、組織目的からみて合理的か?
←→ 男性の出産や子育て関係の労働を免除して
きた帰結が、今の日本の人口減少なのでは
?
×女性役職者増で、少子化→人口減少に拍車がかからないか?
←→ 役職者=男という体制の下、過去30年間に破
29
20年間横ばいのままの小売販売
額
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
百万人
兆円
100
外需と内需を一緒にしたGDPと
違って、内需のみを反映した指標
小売販売額(含む通販)
80
出典: 経済産業省・商業動態統計
13
2
150
14
6
14
6
物価と違って、内需型企業の
売上に直結する指標
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
200
60
100
減っているわけではなく、
ここ10年間は微増
1 05
40
50
20
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
暦年
30
20年間横ばいのままの個人所得
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
兆円
百万人
個人所得(課税対象所得額)
200
1 88
1 96 出典:
1 96
100
総務省・市町村税課税状況等の調
1 91
1 77 1 76
1 76
小売販売額(含む通販)
80
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
出典: 経済産業省・商業動態統計
13
2
150
14
6
14
6
1 76
60
1 18
100 1 05
個人所得はバブル期を
上回ったのに、物販は盛
り上がらなかった
40
いわゆる「実感なき景気回復」
50
20
個人所得は税務申告ベース(金融所得、資産売却所得を含む)
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
暦年
輸出増でも増えない所得と消費
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
兆円
百万人
個人所得(課税対象所得額)
200
1 88
1 96 出典:
1 96
100
総務省・市町村税課税状況等の調
1 91
1 77 1 76
1 76
小売販売額(含む通販)
80
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
出典: 経済産業省・商業動態統計
13
2
14
6
14
6
1 76
150
31
60
1 18
100 1 05
リーマンバブルと円安で生じた
この時期の輸出の急増は、ほぼ
全く内需を増やさなかった
77
リーマンバブルの 3
年間を除けば史
上最高水準 40
80
50
42
33
41
49
輸出
出典: 財務省・国際収支状況
44
64 63 61
51
20
個人所得は税務申告ベース(金融所得、資産売却所得を含む)
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
暦年
32
金融緩和に無反応な所得と消費
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
兆円
百万人
個人所得(課税対象所得額)
200
1 88
1 96 出典:
1 96
100
総務省・市町村税課税状況等の調
1 91
1 77 1 76
1 76
小売販売額(含む通販)
マネタリーベース(年間平均)
87
出典: 日本銀行
42
24
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
60
1 11
1 18
100 1 05
50
33
41 39
80
出典: 経済産業省・商業動態統計
13
2
150
14
6
14
6
1 76
94
89
77
80
49
48
44
1 21
輸出
出典: 財務省・国際収支状況
40
64 63 61
51
20
個人所得は税務申告ベース(金融所得、資産売却所得を含む)
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
暦年
所得と消費は就業者数に連動
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
兆円
百万人
個人所得(課税対象所得額)
200
1 96 出典:
1 96
1 88
100
総務省・市町村税課税状況等の調
1 91
1 77 1 76
1 76
65
58
1 18
100 1 05
小売販売額(含む通販)
就業者数(右軸)
64
63
24
33
41 39
48
44
63
1 21
1 11
77
80
輸出
49
60
94
89
87
出典: 日本銀行
42
63
出典: 総務省・国勢調査/労働力調査
マネタリーベース(年間平均)
50
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
66
65
80
出典: 経済産業省・商業動態統
計
13
2
14
6
14
6
1 76
150
33
出典: 財務省・国際収支状況
40
64 63 61
51
20
個人所得は税務申告ベース(金融所得、資産売却所得を含む)
就業者数には自営・非正規雇用・非常勤雇用を含む
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
暦年(就業者数は各年10/1現在)
「異次元の金融緩和」の空回り
「失われた20年」に何が起きてきたのか?
兆円
百万人
個人所得(課税対象所得額)
200
1 96 出典:
1 96
1 88
100
総務省・市町村税課税状況等の調
1 91
1 77 1 76
1 76
65
58
1 18
100 1 05
小売販売額(含む通販)
就業者数(右軸)
64
63
1 11
24
33
41 39
48
44
77
80
輸出
49
60
94
89
87
出典: 日本銀行
42
63
1 21
63
出典: 総務省・国勢調査/労働力調査
マネタリーベース(年間平均)
50
80
13
5
13
2
13
6
13
5
13
8
13
9
66
65
1 63
出典: 経済産業省・商業動態統計
13
2
14
6
14
6
1 76
150
34
出典: 財務省・国際収支状況
40
64 63 61 67
51
20
個人所得は税務申告ベース(金融所得、資産売却所得を含む)
就業者数には自営・非正規雇用・非常勤雇用を含む
0
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
0
暦年(就業者数は各年10/1現在)
35
では就業者数は何に連動?
Yen in trillion
「失われた20年」に何が起きてきたの か?
百万人
1
120
83
1
58
0
100
生産年齢人口(15-64歳人口)
1
55
87
87
87
86
就業者数(65歳以上を含む)
83
81
80
63
63
65
65
66
63
64
61
60
61
59
59
就業者数(15-64歳)
80
60
57
57
40
0
就業者数には自営・非正規雇用・非常勤雇用を含む
出典: 総務省・国勢調査/人口推計/労働力調査
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
0
20
各年10/1現在
0
37
就業者数は生産年齢人口に連動
Yen in trillion
「失われた20年」に何が起きてきたの か?
1
1
1
0
58
58
0
0
65
63
60
57
56
就業者数には自営・非正規雇用・非常勤雇用を含む
出典: 総務省・国勢調査/人口推計/労働力調査
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
55
なぜ70%?
66
就業者数(65歳以上を含む)
日本の生産年齢人口の
65
65
64
30%は働いていないから。
63
63
学生が8%、失業者が5%、
61
61 生産年齢人口(15-64歳人口)×70.0%
61
家事専業が12%、その他が5%。
61
61
60
60
日本では15-64歳女性の25%が 59
59
58
57
家事専業で現金収入がない。
就業者数(15-64歳)
57
ちなみに男性は1%。
「規制緩和」が必要なのは
中高年男性の脳中。
百万人
各年10/1現在
55
日本では、現役世代の減少が
生産ではなく消費を下げている
38
☆ 現役世代が減っているので、労働者も減っている
→ ところが日本は世界で一番、工場の機械化・自動化
が進んでいるので、労働者が減っても生産は落ちない
★ 現役世代が減っているので、労働者も減っている
→ その分、企業が払う人件費の総額(雇用者報酬)も減る
→ その分、現役世代を顧客にした商品の売り上げも減る
… 車、住宅、衣類、家具、食品、いろんなものが頭打ちに
☆ それでも生産を落とさない商品は、値崩れしていく
→ そのことを「デフレ」と呼んで日銀のせいにする
★ 実は一部の高齢者には貯金がたくさんあるのだが、そう
した人に限って死ぬまでお金を使おうとしない…
現役減少→就業者数減少
過去の実績
39
現役減少→就業者数減少
過去の実績 今後の予測
40
現役減少→就業者数減少
過去の実績 今後の予測
41
現役減少→就業者数減少
過去の実績 今後の予測
放っておけば
220万人も
減少!
42
女性が働けば経済は下げ止まる
43
過去の実績 今後の予測
放っておけば
220万人も
減少!
15~64歳の家事専業女性
約1,000万人の、5人に1人
が働き出せば補える!
景気よりも ワーク・ライフ・バランスの回復
44
・ 問題は「国際競争」ではなく「日本人の加齢」
・地域間格差拡大ではなく大都市も急速に高齢化
・ 「少子高齢化」ではなく「現役世代の減少」
・「出生率低下」ではなく「親世代の絶対数の減少」
・ 「労働力の不足」ではなく「消費者の不足」
→ 経済再生の鍵は「次世代を産み旺盛に消費する
現役世代のワーク・ライフ・バランス回復」。つまり、
① 女性就労の促進と男女間賃金格差解消
② 多世代同居→退職高齢男性による家事分担
③ 「値上げし賃上げできる商品・サービスへの移行」
= 「低価・大量・少種」から「高価・少量・多種」へ
東京の経済活性化は女性就労から
45
女性が働く町はこんなに違う
46
日本経済再生の鍵:女性就労促進
47
女性の就労を増やすことで:
・家計収入が安定し、保育所を利用でき、出生率が上がる
・家計所得が増え、税収が増え、年金も安定する
・女性の収入が増え、モノ消費が増え、消費税収も増える
女性経営者を増やすことで:
・消費者の感性に対応した商品を出せる企業が増える
・客を軽んじ自分の権威にこだわる類の男性経営者を減らせる
しかもコストはない:
・外国人受入と違い教育コストは低く、福祉コストも増えない
・生きがいのある元気な日本人が増える
48
地域活性化の鍵:女性経営者増加
日本はモノ余り・カネ余りの高度消費社会 → 客はバブル
期までとは別人種 → 欲求が高度化、抽象化、多様化
→ 自分自身が客としてのセンス・能力を磨いていない人間
(豊かさを知らない人間)にこれからの経営はできない
ところが多くの地方では、客の気持ちに無関心な高齢の
男性が、30年前のままの感覚でトップを取り続けている
→ そのために客が逃げ、経済の衰退が著しい
地域活性化のためにいま一番必要なのは、地域の様々な主導
的立場から、その任にない人や団体を退場させ、新しい人材
や団体に厳しい役割を与えて練成していくこと
必要なのは、性別年齢を問わない地域の人材力の総結
集 → 結果として必ず、女性が地域づくりの前面に出てく
49
障害は男の側の「人格形成不全」
・ 男女共同参画の最大の障害は、女性への
侮りが染み付いた、一部男性の存在
彼らにして見れば:
・男の方が、より能力のある女性よりも地位を得やすい
今までの世の中の仕組みは、ライバルが減って好都合
・「しっかりした個を確立し、集団に頼らない本当の自信
を持つ」ことができていないので(人格形成不全)…
→自分が「男であること」「女ではないこと」という、
個性とはいえない、大ざっぱなものに、自分自身の心
の支えを頼ってしまっている
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女性側にも求められる課題克服
・ 男社会のシステムに浸った多くの女性の、
経験不足と、主張の弱さ、受身の態度
・「女の敵は女」というさみしい状況 - が
んばる同性を支援できない心の貧しさ
・ 結局は、腹を据えて表に立ち、批判を堂々
と受ける女性の増加が、世の中を変える
経営者/団体トップ層へのご忠言
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× 若い者は根性が足らん、景気が回復すれば乗り切れると信じる
←→ 景気回復(実は現役人口増加)が企業戦略の
不在を糊塗してくれた時代は二度と来ない。
根性ではなく理性、高度成長へのノスタルジー
ではなく未来に生き残っていく勇気が必要。
× 女は使えない、女はすぐ辞める、女の給料は低くていい、と信じる
←→ 女性を使えない、女性が辞めていく、女性に
いい給料を払えない組織からつぶれていく。
× 収入減を人件費カットと労働強化でしのぐ
←→ 値上げできる商品・サービスを開拓し、高い給
料に見合う力のある部下を育て、賃上げで地
域市場を、時短で地域の出生を拡大する。
退職年齢に達した世代への期待
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× まだまだ若い者に負けず、企業経営者としてばりばりと働く
←→ 働く若い女性の代わりに家事を引き受け、
余った時間は心豊かに遊び、貯金を地域内で
きれいに使い切り、後の世代に雇用と文化と、
老後はこう暮らすんだという手本を残す
× 地域社会のリーダーとして、生き生きと活動する
←→ 人に指図せず、権限闘争、路線闘争もせず、
人目につかないところで黙々と世間さまの お
役に立ち、一隅を照らす存在になる
× 世の中の根本の誤りを正し、日本社会を正しい方向に導く
←→ 口よりも手を動かして身近な人の役に立ち、
地域と親族から愛され惜しまれる人となる