地方自治の課題と再生 2016年5月13日 株式会社 日本総合研究所 主席研究員 株式会社 日本政策投資銀行 地域企画部 特任顧問 も た に 藻谷浩介 [email protected] 1 「イメージ」や「空気」は事実と違う - 常に事実を数字で確認しないと間違える 日本の家の8軒に1軒が空き家 空き家が多いのは大都市圏 日本で最近起きていること (2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース) 総人口:2010年3月31日→15年1月1日 △89万人 ついに日本人の数は減少に転じた (外国人も全部で220万人と少ない) 実は65歳以上は急増しており、現役世代が90年後にゼロ!になるペースで減少中 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 17.1百万人→15年始 16.3百万人 △74万人 △4% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 81.2百万人→15年始 77.2百万人 △402万人 △5% 65歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 28.8百万人→15年始 32.7百万人 +386万人 +13% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 13.7百万人→15年始 15.7百万人 +192万人 +14% 東京23区で最近起きていること (2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース) 総人口:2010年3月31日→15年1月1日 +23.3万人 都心居住の普及で、どんどん人口が増えている! 実は増えているのは子供と65歳以上で、多く税金を払う現役世代は減少中… 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 96万人→15年始 100万人 +4.2万人 +4% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 583万人→15年始 582万人 △1.6万人 △0% 65歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 173万人→15年始 194万人 +20.7万人 +12% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 80万人→15年始 93万人 +12.3万人 +15% 愛知県豊田市で最近起きていること (2010年3月末→2015年年始の日本人の数の変化、住民票ベース) 総人口:2010年3月31日→15年1月1日 +0.0万人 ぱったり人口増加が止まってしまった 90年足らずで現役世代がゼロ!になってしまうペースの、不意打ちのような減少 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 6.2万人→15年始 5.9万人 △0.3万人 △5% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 27.8万人→15年始 26.3万人 △1.5万人 △5% 65歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 6.8万人→15年始 8.7万人 +1.9万人 +27% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 2.8万人→15年始 3.5万人 +0.7万人 +26% 中国本土で最近起きていること (2010年→2015年の変化、国際連合人口部の推計&予測) 総人口(居住外国人含む):2010年→15年 +4,170万人 15年で日本が1個できる勢いの、すさまじい人口増加! 2005→10年には5,290万人増だったので、急速なペースダウン 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 2010年 2.5億人→15年 2.5億人 +790万人 +3% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 2010年 10.0億人→15年 10.1億人 +1,490万人 +1% 65歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 2010年 1.1億人→15年 1.3億人 +1,890万人 +17% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 2010年 0.4億人→15年 0.5億人 +500万人 +12% 群馬県上野村で最近起きていること (住民票に基づく、2010年3月末→2015年年始の人口の変化) 総人口:2010年3月31日→15年1月1日 △38人 この程度の減少ペースなら、150年は消滅しない! いまどき子供が増え始めている! 110年後に現役世代がゼロ!になるペースの減少だが、豊田よりは長持ち? 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 125人 → 15年始 137人 +12人 +10% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 642人 → 15年始 615人 △27人 △4% 65歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 593人 → 15年始 570人 △23人 △4% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 366人 → 15年始 369人 +3人 +1% お き あ ま 隠岐島の海士町で最近起きていること (住民票に基づく、2010年3月末→2015年年始の人口の変化) 総人口:2010年3月31日→15年1月1日 △29人 この程度の減少ペースなら、300年後にもいなくなることはない! 子供がもう減らなくなっている! この程度の減少ペースなら、300年後にもいなくなることはない! 0-14歳人口の増減: ↓絶対数 10年度末 244人 → 15年始 239人 ↓増減 △5人 △2% 15-64歳人口の増減: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 1,210人 → 15年始 1,193人 △17人 △1% 65歳以上の人口: 10年度末 924人 → 15年始 ↓絶対数 ↓増減 917人 △7人 △1% ↑その中の75歳以上の人口: ↓絶対数 ↓増減 10年度末 558人 → 15年始 539人 △18人 △3% 日米開戦前夜の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 4,295万人 75歳以上 89万人 戦後復興の頃の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 4,966万人 75歳以上 106万人 所得倍増計画の頃の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 6,000万人 75歳以上 163万人 大阪万博の頃の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 7,157万人 75歳以上 221万人 安定成長移行期の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 7,883万人 75歳以上 366万人 バブル最盛期の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 8,590万人 75歳以上 597万人 就職氷河期の頃の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 8,716万人 75歳以上 717万人 リーマンバブルの頃の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 8,442万人 75歳以上 1,164万人 現在の日本在住者 2005-2010年のトレ ンドを 伸ばした中位推計 在日外国人を含 む数字 15-64歳 7,682万人 75歳以上 1,646万人 10年後の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 7,085万人 75歳以上 2,179万人 20年後の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 6,343万人 75歳以上 2,246万人 30年後の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 5,353万人 75歳以上 2,257万人 40年後の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 4,706万人 75歳以上 2,401万人 45年後の日本在住者 在日外国人を含 む数字 15-64歳 4,418万人 75歳以上 2,336万人 全国より25年先にいる周防大島 でも島のお年寄りはとても元気です。 しかも移住者が増えているので、 35歳以下の人口は横ばいです。 人口でみた都道府県の最新の成績表 現役世代急減 20% 6 5 歳 以 上 16% 人 口 ( 老 年 12% 人 口 ) 増 減 8% 率 4% -10% 現役世代減少 高 齢 者 急 増 全国平均 高 齢 者 増 加 全 国 平 均 -8% -6% 年齢階層別人口の増減 2010/3末~2015年始-住民票 ベース -4% -2% 0% 資料: 総務省住民基本台帳人口(外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 人口でみた都道府県の最新の成績表 札幌 埼玉 現役世代急減 20% 6 5 歳 以 上 16% 人 口 ( 老 年 12% 人 口 ) 増 減 8% 率 4% -10% 千葉 香 岐 川 阜 全国平均 富山 大 宮 分 崎 愛媛 長 崎 山口 秋田 青 徳 和 森 島 歌 山 -8% 鳥 新 取 潟 島 福 岩 山 根 島 手 形 愛知 大阪 滋賀 福岡 名古屋 鹿 児 島 沖 縄 東京 東京特 別区 岡山 山 梨 長 野 -6% 仙台 広島 群馬 福井 高知 横浜 京都市 静 岡 首都圏 4都県 神奈川 神戸 北海道 現役世代減少 広島市 茨 京 石 栃 関西圏 城 都 川 木 6府県 兵 庫 奈良 福岡市 大阪市 三重 高 齢 者 増 加 宮城 熊本 佐賀 全 国 平 均 年齢階層別人口の増減 2010/3末~2015年始-住民票 ベース -4% -2% 0% 資料: 総務省住民基本台帳人口(外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 後期高齢者激増と現役世代減少 いずれも主舞台は大都市圏 人口でみた市町村の最新の成績表② 現役世代が減少 20% 年齢階層別人口の増減 2010/3末~2015年始-住民票 ベース 6 5 15% 歳 全国平均 以 上 10% 人 口 ( 老 5% 年 人 口 0% ) 増 減 率 -5% -10% -20% 高 齢 者 が 急 増 全国平均 -15% -10% -5% 0% 5% 資料: 総務省住民基本台帳人口 (外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 人口でみた市町村の最新の成績表② 現役世代が減少 20% 年齢階層別人口の増減 27% 愛知県 豊田市 札幌 広島 廿日市 2010/3末~2015年始-住民票 ベース 6府県 6 5 15% 田 平 光 宇部 下松 布 生 歳 全国平均 施 防府 以 周南 北 上 10% 九 州 人 山 下 大 関 陽 和木 竹 口 岩 小 柳井 ( 国 野 老 5% 田 年 美祢 長 人 門 萩 口 0% ) 増 阿武 減 周防大島 率 -5% 上関 首都圏 4都県 福岡 仙台 横浜 関西圏 -10% -20% 神戸 京都 山口 名古屋 大阪 東京特 別区 高 齢 者 が 急 増 全国平均 -15% -10% -5% 0% 5% 資料: 総務省住民基本台帳人口 (外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 交通至便でもダメな場所はダメ 埼玉県 茨城県 鳩山町 利根町 30% 29% 20%△22% 大阪府 千早赤 阪村 現役世代が減少 年齢階層別人口の増減 27% 愛知県 豊田市 札幌 広島 廿日市 2010/3末~2015年始-住民票 ベース 6府県 6 神奈川 県 田 5 15% 平 光 宇部 下松 静岡県 神奈川 県 箱根町 布 生 歳 全国平均 東伊豆 町 三浦市 施 防府 以 大阪府 大阪府 周南 北 岬町 能勢町 静岡県 栃木県 上 10% 九 熱海市 日光市 州 岐阜県 人 山 関が原町 奈良県 下 大 明日香 村 関 陽 和木 竹 口 北海道 静岡県 岩 小 洞爺湖 町 柳井 南伊豆 町 ( 国 野 老 5% 田 山梨県 年 大月市 美祢 福岡県 東京都 宮若市 長 奥多磨 町 人 萩 門 静岡県 西伊豆 町 口 △22% 0% ) 島根県 奈良県 増 津和野 町 吉野町 阿武 減 周防大島 率 -5% 上関 和歌山 県 高野町 -10% -20% 首都圏 4都県 福岡 仙台 横浜 関西圏 神戸 京都 山口 名古屋 大阪 東京特 別区 高 齢 者 が 急 増 徳島県 上勝町 全国平均 -15% -10% -5% 0% 5% 資料: 総務省住民基本台帳人口 (外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 交通不便でも元気な場所は元気 埼玉県 茨城県 鳩山町 利根町 30% 29% 20%△22% 大阪府 千早赤 阪村 現役世代が減少 年齢階層別人口の増減 27% 愛知県 豊田市 廿日市 札幌 広島 首都圏 4都県 23% 長野県 軽井沢 町 横浜 東京都 小笠原 村 福岡 仙台 2010/3末~2015年始-住民票 ベース 6府県 北海道 6 神戸 中標津 町 神奈川 県 田 5 15% 平 光 宇部 下松 京都 静岡県 神奈川 県 箱根町 名古屋 布 生 歳 全国平均 東伊豆 町 三浦市 高 施 防府 東京特 別区 以 齢 大阪府 大阪府 周南 山口 大阪 北 岬町 能勢町 静岡県 栃木県 沖縄県 者 上 10% 九 熱海市 日光市 石垣市 北海道 青森県 州 岐阜県 が 鶴居村 六戸町 人 山形県 山 関が原町 奈良県 下 大 急 東根市 明日香 村 関 陽 和木 竹 口 北海道 静岡県 増 岩 小 洞爺湖 町 北海道 柳井 南伊豆 町 ( 国 北海道 野 ニセコ 町 鹿児島 県 老 5% 中札内 村 鹿屋市 田 17% 東京都 沖縄県 山梨県 利島村 北大東 村 年 鹿児島 県 大月市 美祢 福岡県 東京都 龍郷町 宮若市 長 沖縄県 奥多磨 町 人 北海道 沖縄県 萩 宮古島 市 門 静岡県 黒松内 町 竹富町 △22% 西伊豆 町 口 0% 鹿児島 県 島根県 与論町 海士町 ) 島根県 奈良県 増 津和野 町 吉野町 阿武 沖縄県 長野県 北海道 群馬県 沖縄県 渡嘉敷 村 売木村 西興部 村 減 上野村 座間味 村 周防大島 上関 鹿児島 県 沖縄県 率 -5% 十島村 沖縄県 和歌山 県 高野町 関西圏 徳島県 上勝町 伊是名 村 沖縄県 伊平屋 村 -10% -20% 渡名喜 村 福島県 檜枝岐 村 北海道 音威子 府村 沖縄県 南大東 村 全国平均 -15% -10% -5% 0% 15% 8% 新潟県 粟島浦 村 5% 資料: 総務省住民基本台帳人口 (外国人を除く) 住民票ベースなので、実際の居住者数とはややずれがある 15-64歳人口(生産年齢人口)増減率 お年寄りが増えるのは県内主要都市 人口でみた市町村の最新の成績表③ 7.0 7 .1 子供の数に関する比較 子 供 1 ( 1人 5 当 6.0 ~た 6り 4 歳の 人現 口役 世 5.0 全国平均 0代 ~の 1数 4 大人の数 に比べて 子供が 少ない 2010/3末~2015年始-住民票ベー ス 資料: 総務省統計局 住民基本台帳人口 (外国人を除く) ※ 住民票ベースなので、実際の居住者とは若干のずれがある 全 国 平 均 ÷ - 歳 人 2 4.0 口0 )1 5 年 始 3.0 -20% 子供が減少 子供が増加 -15% -10% -5% 0% 5% 10% 0~14歳人口増減率(2010年3月末~2015年始) 人口でみた市町村の最新の成績表③ 7.0 ÷ 子 供 1 △2 2% ( 1人 5 当 6.0 ~た 6り 4 歳の 美祢 人現 口役 世 5.0 全国平均 0代 ~の 1数 4 2010/3末~2015年始-住民票ベー ス 資料: 総務省統計局 住民基本台帳人口 (外国人を除く) ※ 住民票ベースなので、実際の居住者とは若干のずれがある 全 国 平 均 関西圏 二府四 県 萩 廿 日 市 田 岩 布 周 宇 国 施 南 部 和木 愛知県 豊田市 首都圏 一都三 県 名 古 仙 屋 台 横 浜 下 関 光 札幌 京都 神 戸 柳井 平生 東京特 別区 阿 武 大阪 大竹 長門 - 3.0 -20% 子供の数に関する比較 大人の数 に比べて 子供が 少ない 周防大島 歳 人 2 4.0 口0 )1 5 年 始 7 .1 上関 山 陽 小 野 田 北 九 州 防府 福岡 広島 山 口 下 松 子供が減少 子供が増加 -15% -10% -5% 0% 5% 10% 0~14歳人口増減率(2010年3月末~2015年始) 交通至便でもダメな場所はダメ 7.0 静岡県 熱海市 神奈川 県 箱根町 7 .1 上関 ÷ 子 大阪府 子供の数に関する比較 豊能町 埼玉県 能勢町 鳩山町 供 2010/3末~2015年始-住民票ベー ス 山梨県 大人の数 1 △2 2% 大月市 周防大島 資料: 総務省統計局 住民基本台帳人口 (外国人を除く) 山梨県 ( 人 に比べて ※ 住民票ベースなので、実際の居住者とは若干のずれがある 1 上野原 市 千葉県 子供が 5 当 6.0 富津市 全 ~た 少ない 神奈川 県 国 東京特 別区 新潟県 三浦市 平 阿 6 り 徳島県 上勝町 札幌 湯沢町 関西圏 均 武 4 栃木県 二府四 県 歳の 日光市 美祢 大阪 萩 大竹 人現 首都圏 長門 京都 神 神奈川 県 一都三 県 口役 中井町 柳井 戸 平生 名 横 世 5.0 古 仙 福岡県 下 浜 全国平均 埼玉県 屋 台 福岡 宮若市 関 松伏町 0代 防府 ~の 広島 廿 光 田 1数 日 神奈川 県 市 岩 布 周 宇 4 大井町 - 歳 人 2 4.0 口0 )1 5 年 始 3.0 -20% 国 施 南 部 和木 愛知県 豊田市 山 陽 小 野 田 北 九 州 山 口 下 松 子供が減少 子供が増加 -15% -10% -5% 0% 5% 10% 0~14歳人口増減率(2010年3月末~2015年始) 交通不便でも元気な場所は元気 7.0 静岡県 熱海市 神奈川 県 箱根町 7 .1 上関 ÷ 子 大阪府 子供の数に関する比較 豊能町 埼玉県 能勢町 鳩山町 供 2010/3末~2015年始-住民票ベー ス 山梨県 大人の数 1 △2 2% 大月市 周防大島 資料: 総務省統計局 住民基本台帳人口 (外国人を除く) 山梨県 ( 人 に比べて ※ 住民票ベースなので、実際の居住者とは若干のずれがある 東京都 2 1 % 1 上野原 市 千葉県 三宅村 子供が 5 当 6.0 富津市 全 ~た 少ない 神奈川 県 国 東京特 別区 新潟県 新潟県 三浦市 平 阿 6 り 徳島県 粟島浦 村 上勝町 札幌 湯沢町 関西圏 均 武 4 栃木県 二府四 県 歳の 長野県 日光市 美祢 大阪 萩 生坂村 沖縄県 大竹 人現 首都圏 長門 渡名喜 村 京都 神奈川 県 神 一都三 県 高知県 口役 中井町 柳井 戸 長野県 大川村 北海道 平生 名 北相木 村 横 幌延町 25% 世 5.0 古 仙 福岡県 下 浜 全国平均 群馬県 埼玉県 屋 台 福岡 宮若市 関 上野村 松伏町 0代 北海道 防府 青森県 ~の 岡山県 広島 ニセコ 町 廿 光 六戸町 西粟倉 村 田 1数 日 神奈川 県 岡山県 鹿児島 県 宮崎県 市 岩 布 周 宇 4 大井町 島根県 - 歳 人 2 4.0 口0 )1 5 年 始 3.0 -20% 和木 愛知県 豊田市 勝央町 山 美郷町 北 口 国 施 南 部 山 九 陽 州 小 野 田 東京都 神津島 村 福岡県 大木町 下 松 長野県 売木村 綾町 東串良 町 宮崎県 木城町 東京都 小笠原 村 長野県 平谷村 沖縄県 北大東 村 宮崎県 西米良 村 -10% -5% 0% 5% 沖縄県 竹富町 鹿児島 県 三島村 十島村 子供が減少 子供が増加 -15% 東京都 利島村 21% 10% 0~14歳人口増減率(2010年3月末~2015年始) 日本に続いて高齢化するアジア 4.0 6 5 歳 以 上 人 口 の 増 加 倍 数 ( 2 0 1 0 → 4 0 年 5. 7 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 シ ンガポー ル 数字には居住外国人を含む 生産年齢 人口減少 サウジ ア ラビア 生産年齢 人口増加 イラン メキシ コ T h 韓国 香港 a タイ 中国 i 台湾 l 日本 1985-2015 a nD 日本 199 0-202 0 Fde スペイン i n 日本 199 5-202 5 オランダ nm イ オース la タ トリ アa r リ 日本 200 0-203 0 ア nk 日本 200 5-203 5 東京都 フィン d 今の日本 2010-2040 1.0 -40% ドイツ ロシ ア ランド デン マーク ブ ラ ジ 日本 1975-2005 ル ベトナム マレーシア インドネシア バングラ デシ ュ フィリ ピン 昭和10年の日本 日本 ト 日本 日本 日本 196 0-199 0 1965-1995 ル 1935-1965 1970-2000 日本 コ 旧ソ連中央ア ジ ア5ヶ国 1980-2010 パキス タン インド カリブ諸国 カナダ ニュー ジ ーランド 米国 エジ プト 全世界 イスラエル オースト ラリ ア ベルギ ー ア ルゼンチン フランス スイス 英国 スウェーデン イスラエル +パレスティナ Source: World Population Prospects: The 2012 Revision, United Nations 2010→2040年の人口の変化 生産年 齢人口増減 と老年人 口増減 F ウクライナ e d 0% -20% 20% 40% 60% e 15-64歳人口の増減率(2010→40年) r 80% 世界は人口ボーナスの山を越えた 人口ボーナス ピーク年の比較 ÷ ピ ー ク 年 の ( 年 少 人 口 + 老 年 人 口 ) 55% 数字には居住外国人を含む エクアト ゙ル 45% ト ゙イツ 40% 生 産 年 齢 35% 人 口 1980 イスラエル アルセ ゙ンチン 全 世 界 カリブ海 諸 国 中米諸国 (除 メ キシ コ) ボリヒ ゙ア パレス チナ カンボシ ゙ア ベネス ゙エラ ノルウェー ニュージー ランド モロッコ スリランカ パラグアイ フィ リヒ ゚ン 米 国 ペルー コロンヒ ゙ア ポルトガル アイスラント ゙ エジプト ヨ ルダン デンマ ーク 豪州 エチオ ヒ ゚ア メ キシ コ ト ルコ ギリシャ オー スト リア 中 央 アジア5 ヶ国 南 アフリカ ネハ ゚ール スイス ジョ ーシ ゙ア アイルラント ゙ イント ゙ネシア イタリア イント ゙ チリ ラオス スペイン モンゴル カナダ オランダ ブルガリア マレー シア パキスタン アルハ ゙ニア ハンガリー セルヒ ゙ア アルシ ゙ェリア ブラジ ル バングラテ ゙シュ マルタ ルー マニア 日 スロベニア ウクライナ 本 ミ ャ ンマー キプロス ベト ナム ボス ニア チェコ ブータン ブルネ イ マケ ドニア イラン レバノン ポー ランド アフリカ タイ ロシア アゼルバイジャ ン スロウ ゙ァ キア 東・東南アジア 韓国 南・中央・西アジア 中国 英国 フランス ベルギー フィ ンラント ゙ クロアチア 62% ウルグアイ スウ ェー デン 50% ここでの人口ボーナ ス: (年少人口+老年人口)÷生産年齢人口 ← この数値が最も低い年が、人口ボーナ スのピ ーク年 国際連合人口部の2 012年推計&予測より藻谷が作成 シンガホ ゚ール 台湾 欧州 新大陸諸国 クウェート サ ウジアラヒ ゙ア 香港 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 人口ボーナスのピーク年 (生産年齢人口比率が最大となる/なった年) 2060 止められないこと・できること × 止められないこと → 今の住民が毎年1歳ずつ歳を取っていくこと → (多くの)若者が地域外に就職して出て行くこと △ 変えられること → これまでは一度出て行ったきり帰ってこなかった 若者たちを、今後は工夫次第で呼び戻せる → 子育て世代の支援で、出生率を高くできる ○ むしろ前向きにできること → 子育てしながら働く若い世代を呼び込める → 無病息災で天寿を全うする高齢者を増やせる → 来訪・滞在・短期定住する外来者を増やせる 高齢者激増が突きつける課題 ○ 大都市部での高齢者の激増 → 首都圏などの自治体の財政困窮 → 地方に回す財源が枯渇 ○ 高齢者の未病を進められるか? ○ 終の棲家を確保できるか? ○ 死に場所を確保できるか? ○ 車を運転しなくなった高齢者に いかに歩いて暮らしてもらうか? ニッポンは元気に高齢化できる × 人口減少で日本の国力は低下し、三等国に転落する ○ 欧米先進国では軒並み、日本よりも高齢者が増加 ○ 中韓台などアジアを、現役減・高齢者激増が襲う ○ 日本では世界に先駆けて高齢者の増加が止まる ○ 人口減に合わせてまちをコンパクトにすれば賑わいは増す × 労働者が減って輸出産業が衰退し、日本の国際収支は赤字になる ○ 機械化で競争力は上昇、賃上げで内需も守れる ○ 人口減少で食糧とエネルギーの自給率は年々上が る × 納税者が減り、医療福祉負担が増えて、財政が破綻する ○ 1千兆円の貯金が相続でいずれ高齢者から若者に回る 現役世代減少が突きつける課題 ○ 首都圏でも中国でも現役世代が 減少 → 「地域間格差」ではなく、日 本全体そしてアジアの地盤沈下 ○ 就業者総数の減少→所得総額の 減少→消費総額の減少の連鎖 ○ 税収減少→国の借金どう返す? ○ 医療福祉介護の担い手の不足 ○ 増える空地・空家をどうするか? 「里山資本主義」的地域活性化を ① 安さでは勝負せず高品質の商品で外貨獲得: 当地独自の生活文化に支えられた、ハイセンス・少量 ・高単価の「地域ブランド商品」「生活文化観光」で 外から稼ぐ(=「いま」「ここ」にしかないものを売る) 。 ② お金と遊休資産をもっと地域内でぐるぐる回す: 地域内産の食材、建材、人材の質を上げて地元で使い 倒し 、未就労女性や障碍者を雇用し、時短で「時給」 を高め、兼業を奨励し、空き不動産は安く賃貸する。 ③ 省エネ・新エネ投資でエネルギー代を大幅削減: 建物の改築・断熱改修を進めて大幅な省エネを実現。 建材にはなるべく地元産材を使い、木屑を燃料利用。 逆落としに減っていく現役世代 モノの消費量はど んどん縮小 モノの消費量はど んどん拡大 子持ち家族多い→ 住宅や食器や車の 消費量拡大 高齢者は貯蓄に走る 高齢者が増え現役は減る中国 数字には居住外国人を含む
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