第1回小テストの採点結 果について 2012年11月7日 川端望 もっともな意見ですぐに改善にかか るもの スライドのみで朱書き表示される穴埋め文字が 小さくて見づらい 上記穴埋めのための書き込みスペースが小さい 第3章の画面スライド中途から上記を改善する。 もっともな意見だがすぐにとりかか れないもの 冷暖房の調節を適切にしてほしい 現在の設備仕様ではできない。 耐震工事(これで研究棟は助かった)、会計大学院等 の片平キャンパス整備、補修工事(とくに第3講義室 と第1・2講義室ピロティ)、復興事業等での予算請求 が一段落したので、次は第1・第2講義室改築を優先 にする予定 意見が分かれる点:事例は十分 か?もっと増やすべきか? 抽象的なことも具体例を出して説明し、わかりや すくしてくれている VS 抽象的すぎるので、具体例を挙げて説明してほ しい 上記の感想は数的にほぼ拮抗している。 見解:二つの次元を分けてとらえて ほしい 教科書・詳細スライド:学術用語で正確に説明(=抽象的 な概念や難解な用語も頻出) ↓ 授業で説明するときは図解、日常感覚で理解しやすい 言い換え、事例を用いる なぜ両方が必要なのか 前者だけだと何が何やらわからないこともあり不親切 後者だけだと不完全な、偏った理解になるおそれがある。同じ 図解、同じ矢印、同じ事例でも、それだけでは違った風に解釈 できてしまう。 厳密な理解に達する努力をしないと、考える力が付かず、応用 が利かないので、前者も不可欠である。 授業の方針を理解していただきた いもの 「強制による場合の回答不可での減点は、そもそも 大学に来る意味を否定していると思います」につい て とにかく何か内容のあることをしゃべった:プラス2点 多少間違った意見でも議論を深めるヒントになるから役に立つ。自分 の考えがある人間だと周囲に認めてもらえる。 「わかりません」「考え中」「別にありません」:マイナス1点 じっくり考えないといい意見が出ない人には申し訳ないと思うが、ある 程度の瞬発力は必要なのでがまんしてほしい これが単なるやりすごしを意味する場合、小・中・高校の生徒としては 普通の感覚であっても、社会ではきわめて低く評価される態度である ことを知ってほしい。 くだらないことに対する反抗としての意義は認めるが、私はこの授業が くだらない、ないし授業料に値しないレベルだとは思わない 感想が分かれる点:企業論とはどう いうものか 企業論とはどういうものかわかってきた(多め) 例「セミナーなどでは『このような企業はいい、悪い』という 目先の情報は得られますが、そもそも企業がどのような 目的で、何をしているか、どういう取引があるかなど、根本 から知れてとてもためになります」。これが大学の学問の 目的なので、たいへんうれしい感想 企業論とはどういうものかわからない(少なめだが 複数) 何が分からないかもわからない 可能性は二つ:①本人の能力に関係なく、一定の確率で 特定の内容と形式の授業がなじまない人は確実にいる。 ②考える力と習慣の不足。どちらであっても遠慮なくオフィ スアワー等で相談されたい。 わかりにくいという意見が多い部分 東北大学での企業論の教育史 なぜ、いまのような形で「企業論」という講義を学ぶのかを 知ってほしかった。その説明方法は複数あるが、今回は 大学史という形をとった。その理由説明は不十分だった。 補足説明(1章スライドへ) ウィリアムソンの取引統治構造 以後の話が、取引統治構造とどう関係あるのか、つながり を思い出しやすくするように留意したい。 第5章で財の長期継続取引の話をすると、少しわかりや すくなると思う 用語はこれ以上簡素にできない(前述の理由による) 主な質問について(1) 機会主義とアダムスミスの『国富論』『道徳感情論』 について 機会主義と自己利益追求の関係について 出資、経営および支配の関係が一致しなくなるのは 株式会社に限るのかということについて 自動車保険に加入することによって車に乗る機会が 増えた場合はモラル・ハザードというかどうかについ て 情報の厖大化により探査と情報のコストが増加して いることは市場の失敗か市場経済の望ましい結果 であるかについて 主な質問について(2) 『企業システムの経済学』の活用について 監督者を成功報酬以外でも動機づけられるかど うかについて 「企業論」と「日本経済」の違いについて
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