委任状(様式例)の活用について(お願い)

平成27年4月21日
福岡県行政書士会農林開発部
委任状(様式例)の活用について(お願い)
福岡県議会で採択された請願に関し、福岡県農林水産部水田農業振興課農地係より、各農林事
務所経由で、各農業委員会宛、
「行政書士法の遵守徹底に係る窓口業務の対応について」という
依頼文書が、4月10日付けにて発送されています。当該文書の概要は、以下のとおりです。
農業委員会の窓口及びホームページ等において、「行政書士でない者が、他人の依頼を受
け報酬を得て、官公署に提出する書類を作成することを業とすることは行政書士法違反と
なり、刑事罰が科されることがある」旨の啓発文を掲示・掲載すること。
必要に応じ、行政書士資格を口頭確認することにより行政書士法の周知徹底を図ること。
申請者本人以外の者による許可申請の受付時には、委任状の提出を指導し、添付の様式例
を参考にすること。
そこで、添付の委任状(様式例)の活用について、補足説明します。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
この委任状は、県水田農業振興課と行政書士会が合意した様式例で、行政書士・一般兼用
です。
この委任状は、各農業委員会へ見本として配付されますが、採用するかどうかは各農業委
員会の判断となります。
行政書士がこの委任状を使用する際に、受任者欄を「事務所所在地」
「事務所名」
「行政書
士○△▲□」等に、その下の文を「上記の行政書士を代理人と定め、・・・」等と変更す
ることは可能です。委任事項の「1.」
「2.
」についても必要に応じて修正可能です。
委任状の最下部に記載されている(注1)
(注2)
(注3)については、このまま掲載した
とおりでのご使用をお願いします。この委任状での一番重要な箇所だからです。
(注1)記載の行政書士証票の提示については、ネームホルダーの活用等、ご協力をお願
いします。
平成26年3月に再度案内があった、日行連と農水省が合意した「委任状」モデル(代理
申請の際、確認書が省略できるもの)は、今後も有効です。会員のご判断で、使い分けて
ください。
一般論として、委任状は便利ですが、特に包括委任(全権委任)での代理申請(申請書に
申請者本人の署名・記名押印がなく、代理人たる行政書士の表示があるもの)では、より
慎重な対応をお願いします。現在の農地法に関する行政書士による許可申請の多くは、代
行申請(手続代理のことで、申請書に申請者本人の署名・記名押印があるもの)です。
5月以降、各農業委員会で添付の委任状が採用され、啓発文が掲示・掲載されているか、
継続的な確認・依頼が重要です。
上記の内容をご理解の上、非行政書士による違法な申請を排除するために、添付の委任状の積
極的な活用をお願いします。
以上
(様式例)
委
任 状
受任者
住
所
氏
名
(行政書士登録番号
)
電話番号
上記の者を代理人と定め、下記の権限を委任します。
委任事項
1.下記土地の農地法第
条に基づく許可申請書の作成及び提出手続並びに許可書
(受理通知書)の受領
土地の表示
地目
面積(㎡)
2.その他(
)
平成
年
月
日
委任者
住所
氏名
㊞
住所
氏名
㊞
住所
氏名
㊞
許可申請に係る譲渡人、譲受人それぞれ自署あるいは記名押印のこと。
(注1)行政書士にあっては行政書士証票(申請書等の提出を行う者が代理する行政書士又は行
政書士法人の補助者である場合は、補助者証)を申請書等を提出する際、提示すること。
(注2)代理人が行政書士である場合は、行政書士登録番号を記載すること。
(注3)行政書士でない方が、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類を作成する
ことを業とすることは、行政書士法違反となり、刑事罰が科される場合があること。