これからの企業のありかた

これからの企業のありかた
企業戦略班
渡辺・飯塚・加藤
企業戦略班の目的
近年、企業の不祥事が新聞の紙面をにぎわしている。
このままで日本企業は平気なのか??
これからの企業のあり方とは、どのようなものなんだろう?
全3回のプレゼン内容
第1回
経営戦略の視点より
第2回
経済学の視点より
第3回
これからの企業像
プレゼンを聞いて頂くにあたっての注意事項



三回全て聞いていただいて完結する内容である。
実社会でも役に立つように内容である。
難しい単語には、レジュメにおいて解説をしてお
ります。
第1回:社会に出て役立つ経営戦略の知識
経営戦略を考える上で必要なもの
Ⅰ.フレームワーク
Ⅱ.ロジカルシンキング(論理的思考力)
Ⅲ.数値による企業分析
フレームワーク

フレームワークとは…物事を考える際に、「枠組
み」を作ってから効率よく考えること。
経営戦略をフレームワークで捉えると
…
① 『事業ドメイン』=自社への対応
② 『競争優位』=ライバル企業への対応
③ 『経営革新』≒顧客への対応
これをわかりやすくビジュアル化すると…
フレームワークをビジュアル化すると・・・
・経営理念
・SWOT分析
・新しい動き
・顧客フォーカス
・マーケティング
①:自社
自社
③:顧客
顧客
前提:経営環境
ライバル
②:競合
・ライバルに打ち勝つには…
・KFS(主要成功要因)とは
・同質化競争と差別化競争
前提:経営環境

経営環境とは…企業がおかれている経済上の
状況のことである。例を挙げると”少子高齢化社
会”や“情報化社会”や“デフレ経済”など…
※詳細は、第2回のプレゼンにご期待下さい!!
Ⅰ:自社
1.資源の集中と重点化
2.経営理念と経営戦略
3.SWOT分析(自社の分析)
4.セグメンテーションとポジショニング(市場分析)
5.新しい動き
1.資源の集中と重点化

限られた経営資源を最大限活用し、目標達成を
目指すことが、経営戦略の基本である。
<分 散>
<集 中>
ビジョン
2.経営理念と経営戦略

この2つの関係をわかりやすく書くと…
<経営戦略>
ドメインとコンセプト
<経営理念>
ミッションとビジョン
<経営理念>ミッションとビジョン


ミッション:『社会に果たすべき使命』
ビジョン:『事業を通して実現したい内容』
※この2つの役目は…
・経営戦略の基軸となるもの
・社員の行動規範となり、意欲をかきたてるようなもの
<経営戦略>ドメインとコンセプト


ドメイン:『事業領域』
コンセプト:『ビジョンや経営目標を達成するための
基本となる考え方』
※この2つの役目は…
・ドメインにより事業構成や事業領域を明確にする。
・コンセプトが問題解決の方法なり、糸口となる。
3.SWOT分析(自社の分析)
S 自社の強み
Strengths
W 自社の弱み
Weaknesses
O 機会
T 脅威
Opportunities
Threats
※強みと弱みのチェックポイント:ブランド力・生産力・技術力
特許・資金調達力etc
※機会と脅威のチェックポイント:市場構造の変化・法規制の
動向・ライバルの動向・世論の動向etc
4.セグメンテーションとポジショニング(市場分析)


セグメンテーション:市場をある基準や条件で細分化する。
ポジショニング:市場における自社のポジションを確立する。
※詳細については、“顧客”のマーケティングのスライドで紹介。
5.新しい動き




サプライチェーンマネジメント (SCM)
コアコンピタンス経営
アウトソーシング
スピード経営 (イントラネット)
サプライチェーンマネジメント
メーカー
卸売り・物流業者
小売店
消費者
メーカーから消費者までの流れを“サプライチェーン”と言う
【SCMの狙い】
・販売機会ロスの最小化
・トータル在庫の削減
・リードタイムの短縮
・市場の需要変動リスクを最小化
コアコンピタンス経営
果実
最終製品
枝
事業部
幹
コア製品
根
コアコンピタンス
大地
事業ドメイン
アウトソーシング
“コアコンピタンス”
経営戦略の要となっているものは
自社で対応
コア
周辺
“アウトソーシングに向く業務”
・切り出しやすい業務
・他社との差別化が起こりにくい業務
イントラネット
Windows
Windows
Linux
Windows
Windows
情報の共有化
 情報のスピードアップ
合理的な業務フローの構築


Ⅱ.ライバル(競合相手)
1.ライバル(競合相手)に打ち勝つには…
2.KFS(主要成功要因)とは
(1)コスト・リーダーシップ戦略
(2)差別化戦略
(3)集中戦略
3.同質化競争と差別化競争
1.ライバル(競合相手)に打ち勝つには…
①
・ライバルの明確化
・ライバルの戦略分析
・ライバルとの差別化
を行うことが必要である。
ライバル(競合相手)に打ち勝つには…
②

では具体的にどのようなことをすれば、ライバル
(競合相手)に勝つことができるのだろうか?

それを解決してくれるのが
「KFS(主要成功要因)」である。
2. KFS(主要成功要因)とは

KFSとは競争優位を実現するためのカギ
M・E・ポーターの「3つの基本戦略」
(1)コスト・リーダーシップ戦略
(2)差別化戦略
(3)集中戦略
(1)コスト・リーダシップ戦略


コスト競争(どこよりも安い商品)で他社を圧倒
しかし、無理な値下げは、
経営を圧迫させるため、長く続かない。
例)マクドナルド、吉野家、ユニクロなど
(2)差別化戦略

製品やサービスの徹底した差別化

コスト競争に影響されず、
顧客を満足させる製品やサービスを提供
例)グッチ、シャネル、モスバーガー
(3)集中戦略

狭いターゲットに集中して差別化やコストダウンを狙う
差別化集中
特定の顧客・製品の
徹底した差別化
コスト集中
特定の顧客・製品の
徹底したコスト削減
例)部屋や座席のグレード(スイートルーム、エコノミークラス)など
3.差別化競争と同質化競争①
差別化競争・・・・・製品やブランドなどを他社と差
別化して競争すること
=差別化戦
略
同質化競争・・・・・同じような仕様の商品を
同じような販売方法で売ること
=コスト・
リーダーシップ
戦略
差別化競争と同質化競争②

同質化競争→差別化競争になりつつある。
しかし他社との差別化だけでは不十分
そこで競合フォーカスと顧客フォーカスが出てくる
が、そこは顧客で…
Ⅲ.顧客への対応

今の時代は・・・

競合フォーカス
・競合での競争
・顧客ニーズを必要としない
顧客フォーカス
・顧客ニーズに応えた商品を開発
他社との差別化
顧客ニーズを知るためには
マーケティングが必要
マーケティングとは・・・
市場に対する
創造的適応
活動
・市場分析(マーケティング・リサーチ)
・市場創造活動
マッカーシーの4P
①製品計画(Product)
②価格設定(Price)
③チャネルの構築(Place)
④プロモーション活動(Promotion)
マーケティングの基本
S:セグメンテーション
T:ターゲティング
P:ポジショニング
(Segmentation)
(Tardeting)
(Positioning)
①地理的
②人口統計的
③心理的
④行動的
⑤ロイヤルティ
⑥購買準備手段
⑦態度
①単一セグメント集中
②選択的特定化
③製品特定化
④市場特定化
⑤全市場カバー
①製品の差別化
②サービスの差別化
③社員の差別化
④イメージの差別化
顧客フォーカスはこれからの新潮流
☆「顧客」「自社」「競合」の順にウォッチ
☆Win-Winの関係を築く
これからはお手本のない時代
市場ニーズを先取りすることが効果的