ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｨﾙｽA型及びB型検出用試薬 「ジースタットフルーＡ＆Ｂキット」 平成１４年１２月２１日 （株）カイノス 製品内容 特徴 Ａ型及びＢ型を検出． ﾉｲﾗﾐﾆﾀﾞｰｾﾞに特異的反応 採取容易な咽喉拭い液 ２ステップ、２２分 青色発色（みやすい） 有効期限（製造後２年５ヶ 月） ﾉｲﾗﾐﾆﾀﾞｰｾﾞに特異的 「ジースタットフルーＡ＆Ｂキット」は ﾉｲﾗﾐﾆﾀﾞｰｾﾞ活性を直接とらえます。 特異性高く（国内：９０.２％ ＵＳ：９９％） 擬陽性がすくない。 検体は咽頭拭い液を使用 採取容易な咽頭拭い液で高感度な デ ータが得られます。 感度 ７７％ （ＲＴ－ＰＣＲ補正後） ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽの増殖様式 Influenza Life Cycle Illustration: Bryan Christie, Scientific American, Disarming Flu Viruses 測定原理 ウイルスのノイラミニダーゼの酵素活性と 特殊な合成基質を用いて青い発色を得ます。 反応原理 ZstatFlu® Test Chemistry 5-bromoindoxyl-4,7-dimethoxy-N-acetylneuraminic acid a-ketoside H OH HO O H N H3C O H O O CH3 O O OH Br CH3 (When Bound to Enzyme) N H 4,7 dimethoxyNANA Specific Cleavage Catalyzed by Influenza Neuraminidase During Incubation HO Br 5-bromoindole O H N Br N H Chemical Dimerization Triggered by Addition of Stop Reagent N H Br O Insoluble Blue Indigo インフルエンザウイルス以外の ウイルスとの反応性 以下のノイラミニダーゼ保有ウイルスと反応性はありません Ｐａｒａｉｎｆｌｕｅｎｚａ ｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ１ Ｐａｒａｉｎｆｌｕｅｎｚａ ｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ３ Ｐａｒａｉｎｆｌｕｅｎｚａ ｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ２ Ｍｕｍｐｓｖｉｒｕｓ 各ウイルス及び細菌由来ノイラミニダーゼとの交差反応はありません。 Ｃｌｏｓｔｒｉｄｉｕｍ Ｐｅｒｆｉｎｇｅｎｓ Ｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ・ Ｕｎｉｄｅｎｔｉｆｉｅｄ ｉｓｏｌａｔｅｄ ｂａｃｔｅｒｉａ ｆｒｏｍ Ｏｒａｌ ｃａｖｉｔｙ Ｓａｌｍｏｎｅｌｌａ ｔｙｐｈｉｍｕｒｉｕｍ， ｒｉｃｏｍｂｉｎａｎｔ Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ Ｍｉｔｉｓ ｆｒｏｍ Ｏｒａｌ ｃａｖｉｔｙ Ｎｅｗｃａｓｔｌｅ Ｄｉｓｅａｓｅ Ｖｉｒｕｓ Ａｒｔｈｒｏｂａｃｔｅｒ ｕｒｅａｆａｃｉｅｎｓ ウイルス分離培養法との比較（１） 高い特異性が特長です。 ｳｲﾙｽ分離培養法（RT-PCR補正後）との比較 ジースタットフルー Ａ＆Ｂキット ウイルス分離培養法（ＲＴ-ＰＣＲ補正後） 合計 陰性 陽性 51 4 47 陽性 51 37 14 陰性 102 41 61 合計 Ｎ＝１０２ 感 度 77.0 特異性 % 90.2 % ウイルス分離培養法との比較（２） ｳｲﾙｽ分離培養法との比較 （米国における臨床性能評価） ジースタットフルー Ａ＆Ｂキット ウイルス分離培養法（ＲＴ-ＰＣＲ補正後） 陽性 陰性 合計 陽性 51 1 52 陰性 31 74 105 合計 82 75 157 Ｎ＝１５７ 感 度 62.2 特異性 % 98.7 % 交差反応試験成績（１） 以下のインフルエンザウイルスＡ型及びＢ型（株）は陽性を示します ウイルス感染価：１×１０６～１×１０７ＰＦＵ／ｍＬ Ａ／ＮｅｕＪｅｒｓｅｙ／８／７６（Ｈ１Ｎ１） Ａ／Ａｋｉｔａ／１／９４（Ｈ３Ｎ２） Ａ／Ｙａｍａｇａｔａ／３２／８９（Ｈ１Ｎ１） Ａ／Ｗｕｈａｎ／３５９／９５（Ｈ３Ｎ２） Ａ／Ｂｅｉｊｉｎｎ／２６２／９５（Ｈ１Ｎ１） Ｂ／Ａｉｃｈｉ／５／８８ Ａ／Ｋａｎａｇａｗａ／９８／９８（Ｈ１Ｎ１） Ｂ／Ｂｎａｋｏｋ／１／９３ Ａ／ＦＭ１／４７（Ｈ１Ｎ１） Ｂ／Ｍｉｅ／１／９３ Ａ／Ｔｅｘａｓ３６／９１（Ｈ１Ｎ１） Ｂ／Ｇｕａｎｄｏｎｇ／０５／９４ Ａ／Ａｉｃｈｉ／２／２６８（Ｈ３／２） Ｂ／Ｔａｉｗａｎ／２／６２ Ａ／Kitakyushu（Ｈ３Ｎ２） Ｂ／Ｒｕｓｓｉａ／６９ インフルエンザウイルス以外のウイルス 以下のウイルスとの交差反応は認められません ウイルス感染価：１×１０６～１×１０７ＰＦＵ／ｍＬ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ１ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ３０ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ２ Ｅｎｔｅｒｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ７１ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ３ Ｃｏｘａｃｋｉｅｖｉｒｕｓ ＴｙｐｅＢ１ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ４ Ｃｏｘａｃｋｉｅｖｉｒｕｓ ＴｙｐｅＢ２ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ５ Ｃｏｘａｃｋｉｅｖｉｒｕｓ ＴｙｐｅＢ３ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ６ Ｃｏｘａｃｋｉｅｖｉｒｕｓ ＴｙｐｅＢ４ Ａｄｅｎｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ７ ＲＳＶ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ３ Ｈｅｒｐｅｓｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ１ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ９ Ｈｅｒｐｅｓｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ２ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ１１ Ｃｏｒｏｎａｖｉｒｕｓ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ１８ Ｃｙｔｏｍｅｇａｖｉｒｕｓ Ｅｃｈｏｖｉｒｕｓ Ｔｙｐｅ２５ Ｂ／Ｒｕｓｓｉａ／６９ 操作方法（前処理後２ステップ簡単操作です） 判定方法 中央部の吸収パッドが青色を呈した場合、陽性と 判定。白色のままの場合、陰性と判定 インフルエンザＡ型Ｂ型の 鑑別の必要性について ●Ａ型のみに効くアマンタジンは 高頻度で耐性ウイルスを出現させる（１／３との報告あり） 副作用として中枢神経のかく乱（悪心、幻覚）等の問題がある ●Ａ型Ｂ型両方に効くノイラミニダーゼ阻害剤が治療薬として 認可された
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