PowerPoint プレゼンテーション

熊本県獣医療職員研修会
越境性動物疾病(TAD)の現状
鹿児島大学農学部越境性動物疾病(TAD)研究センター教授
獣医学科病態予防獣医学講座獣医公衆衛生学分野 岡本嘉六
Approximately 75% of recently emerging infectious
diseases affecting humans are diseases of animal
origin; approximately 60% of all human pathogens
are zoonotic.
Quoted from CDC, USA
Examples of emerging infectious disease
(Pathogen, Year, Natural reservoir)
BSE
1986/1993
Cow
SARS
2003
palm civet et.al
HPAI H5N1
1997/2003
Water bird
HPS
1993
Rodentia
HPS: Hantavirus Pulmonary Syndrome
SARS: Severe Acute Respiratory Syndrome
West Nile
1999
Bird/Mosquito
Ebola
1976
Monkey
H1N1 Pandemic
2009
Swine/Bird
Lassa
1969
Rodentia
Nipah virus
1998
Megabat/Swine
E. Coli O157
1982
Cow/Food
Hendra virus
1994
Megabat/Horse
VzHF
1991
Rodentia
BzHF
1994
Rodentia
Venezuelan & Brazilian
Hemorrhagic Fever
Direct zoonoses
an vertebrate host
Avian influenza, Rabies, Hantavirus,
Psittacosis, Bovine tuberculosis,
Brucellosis, E. coli O157, Anthrax
Cyclozoonosis
more than one vertebrate host
Echinococcosis, Cysticercosis,
Toxoplasmosis, Trichiniasis
Saprozoonoses
Metazoonoses
an invertebrate host
West Nile fever, Yellow fever, Rift
Valley fever, Plague, Anisakiasis
non-animal reservoir
Tetanus, Botulism, Aspergillosis,
Histoplasmosis, Toxocariasis,
Fascioliasis, Anthrax
Global Framework for Transboundary Animal
Diseases (GF-TADs)
May 2004
Transboundary Animal Diseases(TADs) may be defined as
those epidemic diseases which are highly contagious or
transmissible and have the potential for very rapid spread,
irrespective of national borders, causing serious socioeconomic and possibly public health consequences.
The GF-TADs is a joint initiative of FAO and OIE which
combines the strengths of both organisations in the fight
against TADs world wide. It is composed of a global
component at the OIE and FAO Headquarters level and of
regional and sub-regional components. The ultimate aim of
the Programme is to control and eradicate the most
significant animal diseases including those transmissible to
humans.
The GF-TADs programme will be developed
along four main thrusts:
(1) A regionally led mechanism, to operationally
address and implement action against priority
diseases as agreed by relevant stakeholders;
(2) The development of Regional and Global
Early Warning Systems for major animal diseases;
(3) The enabling and application of research on
TADs causing agents at the molecular and
ecological levels for more effective strategic
disease management and control; and,
(4) The completion of the Global Rinderpest
Eradication Programme set for achieving global
declaration of freedom by the year 2010.
Contributing to One World, One Health
A Strategic Framework for
Reducing Risks of Infectious
Diseases at the Animal-HumanEcosystems Interface
14 October 2008
Contents
1. Introduction: HPAI and beyond
2. Achievements and lessons learned from HPAI and their
relevance to Emerging infectious diseases(EID)
3. Emerging and existing infectious diseases and their
impacts
4. The Strategic Framework
5. Specific objectives and outputs
6. Cross-cutting issues to be addressed This principle may
7. Institutional issues
be called “OWOH”
8. Financing the framework
or “One Health”.
Executive summary
Humanity faces many challenges that require global
solutions. One of these challenges is the spread of infectious
diseases that emerge (or re-emerge) from the interfaces
between animals and humans and the ecosystems in which
they live. This is a result of several trends, including the
exponential growth in human and livestock populations,
rapid urbanization, rapidly changing farming systems, closer
integration between livestock and wildlife, forest
encroachment, changes in ecosystems and globalization of
trade in animal and animal products.
OWOH
Reclamation
Forest
with
wildlife
Human living area
Various pathogens
existing among the
wildlife could infect
livestock and people.
厚生労働省健康局結核感染症課(2011年4月更新)
2008年におけるOIEへの狂犬病発生報告
国名
動物種
頭数
症例数
死亡数
殺処分数
アルゼンチン
イヌ
1
1
1
0
ベルギー
イヌ
2
1
0
2
フランス
ネコ
イヌ
2
7
0
3
0
2
0
1
インドネシア
イヌ
3,801
19
19
281
イタリア
野生動物
10
5
5
ナイジェリア
ウシ
4
2
2
0
ウルグアイ
風土病化
鳥
ネコ
ウシ
イヌ
ウマ
羊
豚
14
5
10,064
6
640
3,607
1
0
0
204
0
5
0
1
0
0
198
0
5
0
1
0
0
0
0
0
0
0
2009年におけるOIEへの狂犬病発生報告
国名
動物種
頭数
症例数
死亡数
殺処分数
アルゼンチン
イヌ
1
1
1
0
中国
イヌ
407,000
140
0
140
フィンランド
野生動物
1
0
1
フランス
ネコ
イヌ
2
4
0
1
0
1
0
0
インドネシア
風土病化
イヌ
5,031
74
21
281
イタリア
イヌ
ウマ
野生動物
1
1
3
1
75
3
0
52
0
1
23
ウルグアイ
風土病化
ウシ
ウマ
2,287
182
37
5
34
5
0
0
2010年におけるOIEへの狂犬病発生報告
国名
動物種
頭数
インドネシア
風土病化
イヌ
イヌ
6889
イタリア
風土病化
ネコ
イヌ
ウマ
野生動物
パレスチナ
イヌ
羊/山羊
野生動物
スウェーデン
風土病化
野生動物
ウルグアイ
風土病化
ウシ
ウマ
1
3
27
300
2287
182
症例数
死亡数
殺処分数
109
5
21
281
8
3
2
203
8
3
1
146
0
0
1
57
15
3
1
10
2
0
5
1
1
8
0
0
37
5
34
5
0
0
2008年フランスで発生した事例は違法な輸送による
1件目: 狂犬病の症状と一致する雌犬を2月19日に安楽死させた。
この犬はフランス生まれであるが、モロッコから不法に持ち込まれた
犬(2007年11月に安楽死)と接触したことのある別のフランス生まれ
の犬(2008年1月5日に安楽死)と接触があった。
2件目:ガンビアで2007年12月に生まれた雌犬が2008年3月15日
に初回のワクチン接種を受け4月5日の健康診断で良好と認定された
が、抗体価は測定されずにベルギーへ輸送された。4月13日にフラン
スへと輸送され空港で健康状態が悪化していたので開業医で診ても
らった。 3件目の開業医で神経症状から狂犬病が疑われた。この犬
は4月21日に死亡し、翌日、頭部が研究機関に送付されて判明した。
3件目:スペインで見つけた10月に違法にフランスへ持ち込んだ犬
が10月31日に発病し、11月10日に死亡し、14日に狂犬病と診断され
た。唾液中にウイルスを排出する期間、10月16日から11月10日まで
拘留されていた。分離株は遺伝型1 Africa 1 のLyssavirusであった。
これはモロッコの北部地域を循環している株と近縁である。
北欧諸国の事例
フィンランド(2009年): 研究員と助手に数回咬みついた一匹の攻撃的なコウ
モリが鑑別診断のため8月14日当局に持ち込まれた。17日までにそのコウモリは
狂犬病に罹っていることが確認され、ヨーロッパ・コウモリLyssavirus 2 (EBLV-2)
を標的とするRT-PCR法で陽性だった。そのコウモリはフィンランド南西部に由来す
るが、コウモリ狂犬病はフィンランドで初めての事例である。咬まれた両名はワクチ
ン接種と予防処置を受けた。
スウェーデン(2010年): ヨーロッパ・コウ
モリLyssavirus抗体陽性の8匹のコウモリは、
PCR検査で全て陰性であった。スウェーデン
の別の地域において、死亡コウモリの調査と
ともに、健康な生きているコウモリについての
発生動向調査計画が継続されるだろう。
OIEによる注記: 陸生動物衛生規約に
おいて、コウモリLyssavirusの分離によっ
て国の清浄資格が影響されることはない。
ノルウェー(2011年): Hopen測候所で2頭
の犬が感染したキツネに襲われた。感染したキ
ツネは別の2頭の犬によって殺された。
OIEによる注記: ノルウェー本土において狂犬病はこれまでに報告されていない。
この疾病は、スヴァールバル諸島の動物群において散発的に診断されてきた。
2008年イタリアで1発生
2008年10月21日 緊急通知
発生開始日: 10月10日
前回の発生: 1995年
出来事の適用範囲: 国内の
限定地域
罹患集団: キツネが森を散
歩中の人を襲って咬んだ。そ
のキツネはその場で殺され、
その人は必要な治療を受け
ている。
疫学的注釈: イタリアにおけ
る森林型狂犬病として過去
13年間で最初の事例であり、 東方の国からの侵入と考えられる。
適用した措置: 野生保有動物の制御、ワクチン接種をしない、罹患動
物を治療しない。
Rabies in Slovenia
症例数
スロベニアの都市型狂犬病(犬媒介)発生の推移
犬のワクチン接種義務化
最後の人感染
犬媒介狂犬
病の最後
1921
1946
第二次世界大戦の
ためデータが不完全
1950
1954
1956
1945年から1956年の犬媒介狂犬病の内訳は、犬が80.07%、
牛が5.99%、猫が2.52%、豚が2.21%、小反芻獣が0.95%、キツネ
が0.95%、馬が0.32%とされている。ワクチン接種の義務化ととも
に、放浪犬の捕獲が行われ、犬が原因となる狂犬病はなくった。
症例数
スロベニアの野生動物における狂犬病発生の推移
経口ワクチンの
使用開始
1980
1988
ワクチン入り餌
のヘリコプター
による散布開始
1995
2008年に南方のクロアチ
アの流行が波及し、ワク
チン投下地帯で48例が
発生した。11月5日には
ワクチン投下対象外のイ
タリア国境で抗体陽性
(キツネ 45/2004)が確
認され、野外ウイルス株
が分離された。
2008
森林型狂犬病は東北部で発生していたが、川を越えて広がることは
なかった。1979年に北方のオーストリアの流行がスロベニアに波及し、
全土に広がった。1988年から始まったキツネに対する経口ワクチン
投与計画は、ヘリコプターによる散布(投下した餌は20~24/km2で60
~70万個)によって効果を挙げた。1980~2008年の野生動物の罹
患割合:キツネ 94.94%、ノロジカ 2.82%、アナグマ 1.41%、その他。
陽性例から半径40kmの地域(合計3500km2)
にワクチン餌11万個(20個/km2以上)を投下す
る必要がある。これに要する資金は十分でなく、 オーストリア
キツネの予防接種には国際協力が必須である。
ハンガリー
イタリア
クロアチア
ワクチン餌投下だけで
はクロアチアからの侵
入を防げなかった。
60
2008年10月10日 初発例
2009年1月24日~ ワクチン餌35,000個
2009年5月23日~ ワクチン餌35,000個
2009年6月24日 イヌの初感染
「そのイヌは、24時間前に耳を痛がっていた。特有
の攻撃性を示した後、突然死亡した。そのイヌは、
町内の予防接種義務キャンペーンを受けて、5月
29日に予防注射していた。」
2009年9月6日~ ワクチン餌52,000個
これ以降、餌の散布地域を拡大するが・・・
50
野生動物
40
ロバ
ウマ
30
ネコ
イヌ
2010年4月9日 経過報告43:
「風土病化宣言」
ノロジカ
20
アナグマ
キツネ
10
0
10
11
2008
12
1
2
2009
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2010
イタリアにおける狂犬病発生の推移
2
3
4
発生の舞台となったFriuli-Venezia Giulia 地方は、アルプス地方
の森林帯で旅行者らに人気の観光地だそうだが・・・
弱毒生ワクチン(Sinrab)は経口投与が可能であり、餌に混ぜて森
に置くことで野生食肉目(ネコ亜目とイヌ亜目)の狂犬病を制御できる
とされてきた。イタリアにおいて狂犬病の蔓延を阻止できなかったの
は、ワクチン餌をヘリコプターで散布および人手で要所に置くことが、
キツネの採餌行動とマッチしなかった地理的要因やキツネの生息密
度が左右しているのかも知れない。
ドイツやフランスでワクチン餌が奏功したが
平坦な地形が有利に働いたとも考えられる
が・・・
同じく平坦な地形であっても制御できてい
ない国も多い。大量のワクチン餌を散布でき
る資金力がより大きな要素か?
Key
facts
主要な事実
WHO: Updated September 2010
●
●
Rabies occurs in more than 150 countries and territories.
狂犬病は150以上の国と地域で発生している。
●
Worldwide, more than 55 000 people die of rabies every
全世界で、毎年55,000人以上が狂犬病で死亡している。
●
year.
●
●
●
●
●
●
●
●
狂犬病が疑われる動物に咬まれる人々の40%は、15歳
40% of people who are bitten by suspect rabid animals
以下の子供達である。
are
children under 15 years of age.
狂犬病による人間の死亡原因の99%はイヌによる。
Dogs are the source of 99% of human rabies deaths.
狂犬病が疑われる動物と接触してから数時間以内に傷
Wound cleansing and immunization within a few hours
after
contact with a suspect rabid animal can prevent the
口の洗浄と免疫を行えば、狂犬病の発病と死亡を防ぐこ
onset
of rabies and death.
とができる。
Every year, more than 15 million people worldwide
毎年、世界で1500万人以上が病気を防ぐために暴露後
receive a post-exposure preventive regimen to avert the
の予防処置を受けており、これによって、年間327,000人
disease
– this is estimated to prevent 327 000 rabies
の狂犬病による死亡を防いでいると推定される。
deaths
annually.
2004年の世界における狂犬病による死亡報告数
国の数
報告した国の数
(%)
死者数
アジア
アフリカ
南米
欧州
北中米
38
13
34%
24,329
43
4
9%
213
13
10
77%
55
40
37
93%
25
17
11
65%
19
アジアの主要国における狂犬病による死亡報告数
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
インド
30000
30000
30000
30000
30000
n/a
17000
17000
中国
230
234
373
505
899
1532
2009
5302
バングラデシュ
2000
2000
2000
1400
1400
n/a
1550
1550
パキスタン
57
n/a
188
2490
n/a
n/a
n/a
n/a
ベトナム
181
130
94
65
1550
60
30
n/a
ミャンマー
56
55
3
114
156
153
1100
n/a
フィリピン
323
362
398
359
293
269
258
248
n/a: 報告なし
Recommended
post-exposure prophylaxis for rabies infection
狂犬病感染のために推奨される暴露後予防処置
Category
of exposure to suspect
狂犬病が疑われる動物への
rabid animal暴露の種別
Post-exposure
measures
暴露後の処置
Category I – touching or feeding
I:
触ったり餌を与えた。傷のな
animals, licks on intact skin (i.e. no
None
必要なし
い皮膚をなめられた(暴露なし)
exposure)
II:
剥き出しの皮膚、小さな傷、
Category
II – nibbling of uncovered
skin,
minor scratches or abrasions
擦り傷をかじられたが出血はな
without
い bleeding
Immediate vaccination
直ちにワクチンを接種
and local treatment of the
し、傷の手当てをする
wound
Category III – single or multiple
III:
深く咬まれたりかじられた。
transdermal
bites or scratches, licks
on傷口をなめられた。粘膜に唾液
broken skin; contamination of
mucous
membrane with saliva from
が付いた。コウモリと接触した。
licks, exposures to bats.
Immediate vaccination
直ちにワクチンおよび
and
administration of
rabies
immunoglobulin;
免疫グロブリンを接種
local
treatment of the
し、傷の手当てをする
wound
日本は?
リスク
:なし
:低度
:中等度
:高度
WHO:狂犬病のリスク・マップ
低リスク国は、コウモリを含めて狂犬病が疑われる動物が生息して
おり、コウモリと接触する可能性がある人は予防接種が望ましい。
中リスク国は、野生動物と接触する旅行者・住民には予防接種する
ことを推奨する。
高リスク国は、犬やその他の家畜と接触する旅行者・住民には予防
接種することを勧告する。
日本における狂犬病発生状況
年
1953
1954
1955
1956
1970
2006
死亡者数
3
1
0
1
1*
2#
犬の発生数
176
98
23
6
ー
ー
*:ネパールを旅行中、犬に咬まれ帰国後発病、死亡した輸入症例。
#:フィリピンを旅行中、犬に咬まれ帰国後発病、死亡した輸入症例。
日本に狂犬病が侵入するリスクは?
飼い犬の
ワクチン
接種率は?
日本に狂犬病を保有し得る
野生動物はいないのか?
輸出国の狂犬病の発生状況別犬猫の年別輸入頭数
動物種
地域
平成18年
平成19年
平成20年
犬
清浄地域
汚染地域
計
1,411
3,032
4,443
1,180
3,062
4,242
929
3,168
4,097
猫
清浄地域
汚染地域
計
284
1,146
1,430
247
1,198
1,445
293
1,197
1,490
狂犬病の清浄地域(農林水産大臣指定地域)
アイスランド、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、英国(グレート
ブリテンおよび北アイルランドに限る)、オーストラリア、ニュージーラ
ンド、ハワイ、グアム、台湾、フィジー諸島
狂犬病予防法に基づく犬等の輸出入検疫規則により、動物
検疫所が輸入検疫を実施している。ただし、狂犬病汚染地
域からの輸入頭数が多いことに注意。 水際における狂犬病対策
農林水産省動物検疫所: 狂犬病の現状及び水際における侵入防止対策
航空機による・・・・
法務省 外国人の退去強制手続業務の状況
表18 退去強制事由別の入管法違反事件の推移
平成16 平成17 平成18 平成19 平成20
6,136
不法入国 11,217 11,586 10,441 7,454
992
690
506
342
253
不法上陸
法務省 出入国管理をめぐる近年の状況
た収 す
数益 る 不
でを 国 法
あ得 内 入
りて 外 国
、い の の
認る 密
知実 航 背
さ態 ブ 景
れが ロ に
は
てあ ー ,
いる カ 密
なと ー 航
い考 が 者
密 ,を
航え
らこ我
者れ の が
はる 種 国
皆 のに
無。
こ事送
との 案 り
は数 に 込
言値 関 む
えは 与 こ
な摘 し と
い発 て を
だ・ 巨 ビ
ろ検 額 ジ
う挙 の ネ
。さ 不 ス
れ法と
犬の登録頭数と予防注射頭数
登録頭数
予防注射頭数
注射率
徘徊犬の
抑留頭数
返還頭数
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
6,479,977
4,796,585
74.0
6,635,807
4,910,047
74.0
6,739,716
5,097,615
75.6
6,804,649
5,091,515
74.8
6,880,844
5,112,401
74.3
88,846
14,542
86,621
14,948
73,303
14,621
64,575
15,266
57,276
14,627
ペットフード工業会推定飼育頭数
推定ワクチン接種率
世帯数
厚生労働省
12,522,000 13,101,000 12,322,000
40.7
38.9
41.5
飼い犬のワクチン接種率は40%程度
飼育世帯数
飼育世帯率
推定飼育頭数
一世帯当り
平均飼育頭数
ペットフード工業会: 犬猫飼育率全国調査
WHO勧告接種率
70%を大きく下回る
日本に狂犬病を保有し得る
野生動物はいないのか?
日本には野生動物の種類も数も少ないので、
野生動物に狂犬病が入り込んでも継続的な流行
を引き起こすことはない?
狂犬病ワクチン接種は、獣医師が儲けるため
であり、狂犬病なんか怖くない!
北海道
350
300
250
200
長崎県では北海道より10年ほど遅れ
てアライグマが発見された。東京や大阪
などの大都会だけでなく、九州にもアライ
グマを購入する金持ちがいたのだ!
佐賀県には5年後に侵入し、繁殖域を
広げている。春には4-6頭の子供を生
み、1年で親となるためネズミ算式に増え
ていく。
150
100
:長崎県
:佐賀県
50
0
1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
2006年度に初めて発見
2007年度:別の場所でも
2008年度:また2ヵ所
2009年度:さらに・・・
2010年度:かなり広がった
最初の例は長崎から広がったものではなく、
福岡の金持ちが捨てたのだろう。
福岡県
大分県でも農作物被
害が出ているが、熊本県
と宮崎県にはまだ侵入し
ていないようだ。
鹿児島市喜入地域で
マングースの生息が確
認されたが、アライグマ
はまだ到着していない。
ニューヨーク市で確認された狂犬病感染動物数
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2009
ブロンクス
ブルックリン
マンハッタン
クイーンズ
スタッテン島
6
0
0
0
0
13
0
0
0
1
26
1
0
1
0
6
0
0
0
0
ニューヨーク市衛生局は、アライグマと周
辺住民を狂犬病から守るため、セントラルパー
ク及びその周辺のアライグマに対するワクチ
ン接種を開始すると2 月16 日発表しました。衛
生当局は、2009 年12 月以降、セントラルパー
ク及びアッパーマンハッタンで30 匹以上のア
ライグマが感染していたと報告しました。捕獲
されたアライグマはワクチン接種後、標識を付
けられて放されることになります。ニューヨーク
市では、狂犬病は他の動物よりもアライグマに
多くみられます。
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厚生労働省 福岡検疫所
ブロンクス
マンハッタン
クイーンズ
ブルックリン
スタッテン島
1992年に動物の狂犬病が8,644例報告されたが,43%はアライグマであった。中
部大西洋岸および北東部諸州ではアライグマに本病の流行がある。
コネチカット:1991年の初発以降コネチカット川西部の一部を除くほぼ全域に広
がった。1993年の調査では1,256のうち53%が狂犬病陽性であった。
マサチューセッツ:1992年の初発例以降南東部地区を除く10地区に広がった。
1993年には1992年の約17倍に増加した。1993年の調査では1,486のうち39%が狂
犬病陽性であった。
NY: ニューヨーク
NH:ニューハンプシャー
ニューハンプシャー:1992年の初
Mass:マサチューセッツ
発例以降南部の地区に広がった。
Conn:コネティカット
Ri: ロードアイランド
1993年の調査では278例のうち37%
が狂犬病陽性であった。
ニューヨーク:1990年の初発例以
降50地区に広がった。1993年の調査
では4,463のうち53%が狂犬病陽性
であった。
Pa: ペンシルベニア
ノースカロライナ:1990年以降22 W Vaj: ウエストバージニア
バージニア
地区で動物の狂犬病が確認されて V:
Nj: ニュージャージー
NC: ノースカロライナ
いる。1993年のアライグマの調査で
Del:デラウェア
は386のうち18%が狂犬病陽性で
あった。
アライグマが感染源となったヒト
の狂犬病は報告されていない。
CDC MNWR: April 22, 1994 / Vol. 43 / No. 15
アライグマは、人懐こい
都市部でも生息できる
アライグマの繁殖力は、旺盛
駆除しても、それ以上殖える
アライグマは、狂犬病の保有宿主
米国: スカンク、アライグマ、コウモリ
欧州: キツネ
狂犬病発生がなくなってから半世紀
犬や野生動物の狂犬病を診断できるか?
発見された時には、既に相当広がっている!
Terrestrial Animal Health Code
Chapter 8.10. rabies
Article 8.10.1. General provisions
For the purposes of the Terrestrial Code, the incubation period for rabies
shall be 6 months, and the infective period in domestic carnivores starts 15
days before the onset of the first clinical signs and ends when the animal
dies.
Standards for diagnostic tests and vaccines are described in the Terrestrial
Manual.
Article 8.10.2. Rabies free country
For the purposes of international trade, a country may be considered free
from rabies when:
1.the disease is notifiable;
2.an effective system of disease surveillance is in operation;
3.all regulatory measures for the prevention and control of rabies have been
implemented including effective importation procedures;
4.no case of indigenously acquired rabies infection has been confirmed in
man or any animal species during the past 2 years; however, this status
would not be affected by the isolation of Bat Lyssavirus;
5.no imported case in carnivores has been confirmed outside a quarantine
station for the past 6 months.
Article 8.10.3. Recommendations for importation from rabies free
countries
for domestic mammals, and wild mammals reared under confined
conditions
Veterinary Authorities should require the presentation of an international
veterinary certificate attesting that the animals:
1.showed no clinical sign of rabies on the day of shipment;
2.were kept since birth or for the 6 months prior to shipment in a rabies free
country or were imported in conformity with the regulations stipulated in
Articles 8.10.5., 8.10.6. or 8.10.7.
Article 8.10.4. Recommendations for importation from rabies free
countries
for wild mammals not reared under confined conditions
Veterinary Authorities should require the presentation of an international
veterinary certificate attesting that the animals:
1.showed no clinical sign of rabies on the day of shipment;
2.have been captured in a rabies free country, at a sufficient distance from
any infected country. The distance should be defined according to the species
exported and the reservoir species in the infected country.
Article 8.10.5. Recommendations for importation from countries
considered infected with rabies
for dogs and cats