再生可能エネルギーの固定価格買取制度の概要 本年7月1日に「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」が施行されます。 本法律は、再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を一定の 期間・価格で電力事業者が買い取ることを義務づけるものです。 電気事業者が買取りに要した費用は、原則として使用電力に比例した賦課金により回収することになっており ますが、一定の基準を満たす事業所、東日本大震災における被災者については賦課金が減免されます。 【1.電気事業者による調達価格及び期間(案)】 ◆ 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達条件は下表のとおり進められている。 ◆ 再生可能エネルギー電気を供給するにあたっては経済産業大臣による設備認定を受ける必要がある。 発電設備 太陽光 風力 発電規模 10kW以上 10kW未満 20kW以上 20kw未満 調達価格 調達期間 調達価格 調達期間 発電設備 発電規模 (円) (年間) (円) (年間) 40 20 15,000kW以上 26 15 地熱 42【※1】 10 15,000kW未満 40 15 メタン発酵ガス化 22 20 39 20 未利用木材燃焼 55 20 32 20 1,000kW以上 30,000kW未満 中小水力 200kW以上 1,000kW未満 24 20 29 20 バイオマス 一般木材等燃焼 24 20 廃棄物(木質以 外)燃焼 17 20 リサイクル木材燃焼 200kW未満 34 20 13 20 《 調達価格については【※1】を除いて全て税抜。 【※1】については消費税及び地方消費税の額に相当する金額を含む。 》 【2.電力多消費事業者に対する賦課金の減免措置(案)】 ◆ 下記の条件を満たす事業所については、減免申請を行い、認定されれば、賦課金が80%減免される予定。 ① 売上高千円当たりの電力使用量 : 5.6kWh/千円以上 ② ①に該当する事業を行う事業者であって、当該事業を行う事業所における当該事業に係る年間電力使用量が 100万kWh以上 ◆ 申請開始は、6月中旬予定。 ※上記内容にてパブリックコメントを実施しており、その結果によっては内容が変更になる可能性があります。 パブリックコメントの詳細については http://www.meti.go.jp/press/2012/05/20120516002/20120516002.html を参照下さい。
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