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児童労働
大鷹麻紗子
青山直加
奥田美希
ロランド
大鷹麻紗子
児童労働とは(Child Labor)
一五歳未満のあらゆる経済活動を意味し、雇用形態、つまり賃
金労働者,自営労働者,そして無給労働者の全てを含んでいる。
Child Work
子供の成長を促すもの,発達を助けるもの
児童労働の数
・ILOによれば,現在世界には,7300万人
の10歳から14歳の児童労働者がいると推
定されている。10~14歳の子供の13.2%。
・しかし、これは,政府の統計を集めているた
め,低く見積もられており,正確な数字は不明。
児童労働者のいる地域
児童労働者の半分以上
アジア(4400万人)
アフリカ(2300万人)
ラテンアメリカ(510万
人)
児童労働者のいる地域
児童労働者の占める割合が最も大きい
国々
バングラデッシュ30.1%
ナイジェリア25.8%
トルコ24%
ブラジル16.1%
どのような労働か
農作業,花火・マッチ工場,
カーペット工場、お茶くみ、ホテル、食堂など。
子供達の多くは奴隷のように扱われている。
精神的・肉体的・性的虐待を受けているという例も多い。
児童労働の実例
サトウキビ畑で働いている13歳の男の
子彼は、家族のために、お金を稼いでい
る。雇い主は、人権を無視し、奴隷のよう
に扱っている。
男の子「こどものようになりたい。学校に
行って勉強したい.今の生活では希望が持
てない。せめて、雇用契約を結んでほし
い。」
父「勉強してえらくなってほしいが、稼がな
いと食べていけない。」
雇い主「親が勝手に働かせているだけ」
奥田美希
児童労働の原因
なぜ子供達が労働者として使われるのか。
・不満や文句を言わない
・組織的に仕事の環境改善要求しない
・労働組合の援助をほとんど受けない
・大人の何倍も安く使える
児童労働の原因となる背景
貧困
・家族を養うために子供達が都会に出稼ぎ
に行く
・多くの貧しい家庭は子供の収入に依存
している。
初等教育の欠如
(原因の教育的側面)
・教育にお金がかかりすぎる
・学校の内容が不充分である。
権利意識の欠如
(法的・政治的側面)
・児童労働として、把握されていない子
供達が多くいる
・子供自身も家族も子供にも権利がある
という意識がない。
文化的要因
(ライフスタイル地域研究的側面)
・児童労働が当然だと考える社会
先住民、放牧民,移民、不可触賎民,かつての奴隷
・差別問題
女性の教育水準の低迷
労働市場における児童労働の需要
(経済的側面)
・計画経済から市場経済への移行
中央ヨーロッパ
東ヨーロッパ
・サービス部門の拡大
・パート労働の急速な拡大
・児童労働に労働市場の調節弁の役を求める
社会情勢
アメリカ
・児童労働による安価な労働力でつくられた製品を
多く購入している我々にも大きな原因があるといえる。
青山直加
児童労働が及ぼす影響
健康や安全面で危険にさらされる
・農薬を吸う
・機械で怪我をする
・体が変形する
肉体的・精神的・性的虐待を受ける。
・教育の機会を奪われる。
問題解決1
国際会議の開催推進
・グローバルな問題であることの認識
・人々の問題意識を高める
例:
1996年インド 「働く子供達の初の国際会議」
クンダプール宣言
問題解決2
国内法の施行
その国に適切且つ実現可能な法律を制定するために
・家庭内労働、物乞い,売春といったインフォーマルな
分野に関する実態調査
・働く子供の年齢を把握
国際条約の実現
問題解決3
子供の権利条約(1989年)の基本原則
・あらゆる差別の禁止
・子供の最善の利益
・生存と成長の権利
・子供の視点
実現のためには
・当事国政府は,制度の整備
・国際的には,必要な資金,技術の確保に協力
問題解決4
女性の教育の普及
新たな教育機関の普及
・教育が親から投資と見なされる必要
・子供達の生活能力と自尊心を高める必要
一般教養と職業訓練
ロランド
NGOとは?
Non Governmental Organization
政治が支えない組織という意味
NGOは、集めたり大きな会社からもらったお金
を使って色々な活動をする
NGO活動
・人々に様々な事柄について知らせる
・災害起これば、NGOは、政府を手伝うこと
・第三世界の人間を助けるもの
例:
Red cross, UNICEF
・貧しい人々のために、お金を集める
NGOの国
全世界にNGOがあります
・日本で400以上
第三世界で会社は、あまり強くない 。そのためお金
をもっていないから、その国々で外国の組織が
NGOを解決する。
この外国は、先進国の国たちです
例えば:
日本、ドイツ,イギリス,フランスなど
先進国
先進国というのは、国の中で、基礎的な問題がない
・経済的問題
・社会的な問題
・災害問題
・貧困問題
参考資料
・藤野敦子 『発展途上国の児童労働:子だ
くさんは原因なのか結果なのか』 明石書店
1997年。
・「働く子どもたち:私たちの声を聞いて!ブラ
ジルの児童労働」サンドラ・ヴェルネッキ監督
-アジア太平洋資料センター
(1998年)PARC video