第 6 期 事 業 報 告 書 - リアルビジョン

第 6 期 事 業 報 告 書
平成13年4月1日から平成14年3月31日まで
第4回LSI IPデザイン・アワード(企業モード)
において「IP賞」を受賞
株式会社リアルビジョンの開発したグラフィックスおよび
ビデオ処理をチップセットで実現したStudio on a Chipが、
第4回LSI IPデザイン・アワード(企業モード)において「IP賞」
概 要
ベンチャーを含めた企業・個人が開発した半導体IP(Intellectual
Property)の公募、評価・審査、登録・公開、助成金・賞金授与など
の仕組みを通して、システムLSIの実現に不可欠な半導体IPの創造・開
発を促進すると共に,エレクトロニクス産業の飛躍的発展に貢献する
主 催
LSI IPデザイン・アワード運営委員会
共 催
財団法人電気・電子情報学術振興財団
委 員 長
田中昭二 (財)国際超電導産業技術研究センター 副理事長、超電導工学研究所 所長
審 査 参 加 企 業
松下電器産業(株) 、日本電気(株)、(株)東芝、三菱電機(株)、(株)日立製
作所、富士通(株)、ローム(株)、三洋電機(株)、セイコーエプソン(株)
後 援
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター、半導体産業研究所 、
半導体理工学研究センター 、システムLSI開発支援センター
協 賛
松下電器産業(株) 、日本電気(株)、(株)東芝、三菱電機(株)、(株)日立製
作所、富士通(株)、ローム(株)、三洋電機(株)、セイコーエプソン(株)、日
本政策投資銀行、日経BP社
ご あい さ つ
株主の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び
申し上げます。皆様の多大なるご支援を賜り、ここに弊社第6
期の事業報告書をお届けできますことは、私どもの大きな喜
びとするところでございます。
さて、弊社の第6期決算は、厳しい経済状況下、多くの困難に
直面する結果となりました。
しかしその中で、研究開発メーカ
ーから量産製造メーカーへの脱皮を図るべく、明確な目標設
定のもと、全社をあげて体制の構築に当たって参りました。結
果として、最初の量産製品である医療機器用グラフィックス・
ボードの量産出荷を開始致しました。第7期はさらに医療機器
向け製品の拡販に努めるとともに、量産化に向け放送機器向
け製品及びアミューズメント機器向け製品の開発を推進し、
売
上及び利益の拡大を図って行く所存です。
ここに株主の皆様のご健勝を祈念するとともに、今後も弊
社へのご支援を賜りますよう、
重ねてお願い申し上げます。
平成14年6月吉日
代表取締役社長
半導体・エレクトロニクス業界は、依然として経営
環境が厳しいようですが、御社の事業戦略をお聞か
当社の事業戦略は、以下の3点になります。
1)研究開発型から量産化へ
2)SoC(=System on Chip)ビジネスから
SoB
(=System on Board)
ビジネスへ
3)新規創生市場の開拓
「研究開発型から量産化へ」について具体的
にご説明下さい。
当然のことですが、研究開発型ベンチャー企業は開発力が
非常に優れていても量産対応の技術は保有しておりません。
量産となると、生産技術であったり、信頼性試験であったり、
当期の業績についてお聞かせ下さい。
デリバリー管理であったり、
これまで求められなかったものが
第6期(平成13年4月1日から平成14年3月31日まで)の業績
必要になります。つまり、研究開発型ベンチャー企業は、開発
をご報告するにあたり、株主の皆様の日頃のご支援とご愛顧
力という車輪をコアにして進んでくるわけですが、量産のタイミ
に対し、厚くお礼申し上げます。
ングになると、開発力という車輪のほかに、信頼性試験などの
当期は、平成13年9月の米国における同時多発テロの影
量産対応技術という新しい車輪が増え、
車輪は2つになります。
響で世界経済が打撃を受ける中、半導体・エレクトロニクス市
この2つの車輪がそろいませんとビジネスはうまく回りません。
況は、
急激な生産・在庫調整、
設備投資の停滞による影響で、
当社では、量産化に対応するため、購買、生産技術、品質管
急減速し、
当社にとりまして、
大変、
厳しい経営環境となりました。
理、顧客サポートなどの社内インフラの整備を進めております。
このような環境下、当期の業績は、売上高1,076,862千円(前
また、ボード製造メーカーやLSI製造メーカーなどとの連携の
期比16.5%増)
と増収になりましたが、積極的に研究開発を
強化を図ることで、製品の品質向上、納期短縮、
コスト低減
推進したことなどによる費用の増加で、経常損失は122,569
などを図っております。
千円となりました。また、事業提携の一環で保有した米国の
ベンチャー企業の株式を時価評価したことによる影響などに
より特別損失で135,687千円を計上したため、当期損失は
「SoCビジネスからSoBビジネスへ」につい
て具体的にご説明下さい。
これは、
いかに製品の付加価値を高めるかという観点から考
263,162千円となりました。
えたものです。事業環境が半年単位でがらりと様変わりする
なお、
厳しい業績となりましたが、
今後、
ワールドワイドに事業
半導体業界で、当社のようなベンチャー企業が生き抜いてい
を展開する為、
米国に現地法人RVU,INC.を設立し、
台湾のベン
くのは大変なことです。半導体業界では、
つい最近まで、大量
チャー企業にも資本参加いたしました。その他、新たな開発拠
にメモリーを売っていれば儲かっていたのですが、価格競争
点として、株式会社リアルビジョン北九州を設立いたしました。
が行き着くところまで行ってしまった現在、
メモリーでは利益が
中々、生み出せない状況にあります。そこで、多くの半導体企
ューズメント事業(遊戯機器向け及びアーケードゲーム向けグ
業は、
メモリーからSoC(=System on Chip)への転換を打ち
ラフィックスLSI等)の3つの事業にフォーカスし、積極的に研
出しておりますが、私はSoCでも利益は中々、生み出せないと
究開発を行っております。量産が開始されている医療機器向
考えています。と申しますのも、半導体ビジネスが基本的に目
けグラフィックスボードについて紹介させていただきますと、
こ
方ビジネスになってしまっているため、SoCの場合でも、
メモリ
のグラフィックスボードは、
レントゲン写真のデジタル画像化に
ー同様、数量が出れば出るほど利益が薄くなってしまうからで
対応するもので、今までにない画期的な製品です。今後、通
す。すなわち、高い技術力で小さなChip(=LSI)にたくさんの
信のブロードバンド化により、
デジタル画像化されたレントゲン
System(=機能)
を詰め込んでも、
ビジネス上の付加価値が
写真が遠隔医療に活用されることなどが予想されており、
その
反映されるわけではないのです。それではSoCはいらないのか、
市場規模は、今後、急速に拡大していくことが期待されており
というとそういうことではございません。光るSoCは必要なので
ます。また、放送機器向け及び遊戯機器向けにも技術的に特
す。その上でそれを核に、SoB(=System on Board)に製品
徴のある製品を順次、
量産化し新規市場を創造してまいります。
展開すればビジネス上の付加価値が反映さると私は考えて
おります。つまり、光るSoCをコアにドライバー、
ファームウェア
最後に株主の方々へ一言お願いいたします。
などのソフトウェアも開発し付加価値を高め、ボードとして製
くり返しになりますが、
まず光るSoC技術を持っていること。
品を供給する、
そうすると、利益率が一気に跳ね上がります。
そして、
それをコアにドライバー、
ファームウェアなどソフトウェ
当社では、
自社開発したグラフィックスLSIをコアに医療機器
アの開発体制も整え、SoBに展開していくこと。さらに、大
向けグラフィックスボードを平成13年12月より量産供給してお
事なのはそのSoBが新規市場の創造を狙ったものであるこ
ります。今後も放送機器向けなどにボード製品を供給していく
とです。このような要素を兼ね備えたベンチャーこそが、21
計画です。
世紀を担うハイテクベンチャーとなるのではないでしょうか。
当社は前述の3つの事業戦略を推し進め、最先端のSoC
「新規創生市場の開拓」について具体的にご
説明下さい。
技術をコアにSoBに製品を展開し、
さらなる成長を目指して
大手企業が既にしのぎを削っている成熟市場にベンチャー
参ります。株主の皆様におかれましては、当社の今後の事
企業が新規に参入して勝ち残れるでしょうか。大手企業に価
業展開にご期待いただき、一層のご支援ご鞭撻を賜ります
格競争など挑んでも体力に劣るベンチャー企業に勝ち目はご
よう何卒よろしくお願い申し上げます。
ざいません。私はベンチャー企業が対象とするのは、現在は
ニッチながら今後の拡大が期待できる市場だと考えております。
さらに、技術で市場を創造することこそハイテクベンチャー企
業の社会的使命として最も重要なことと考えております。
当社は、高解像度LCDコントローラー事業(医療機器向けグ
ラフィックスボード等)、Studio onaChip 事業(放送機器向け
及びコンテンツクリエーター向けグラフィックスボード等)、
アミ
代表取締役社長
杉 山
尚志
当社の最も基本となる技術は、
SoC
(= System on Chip)
設計技術です。
会社設立以来、
グラフィックス分野に
フォーカスし、
チャレンジングなLSIの開発を続け、
「GA400
ジオメトリ・エンジン」
等の世界最高水準のグラフィ
ックス処理LSIの開発により、
その実力が世界で認めら
れるようになりました。
そして、
株式上場を期に第二
段階のステップとして、
LSIの研究開発型ベンチャー企
事
業
紹
介
業からLSI及びボードの量産供給メーカーへと生まれ
変わるべく、
現在以下の事業戦略を進めております。
リ
ア
ル
ビ
ジ
ョ
ン
の
事
業
戦
略
研究開発型から
量産化へ
SoCビジネスから
SoBビジネスへ
新規創世市場
の開拓
研究開発型から量産化へ
当社は、開発型ベンチャー企業から、量産製品を市場へ
安定供給する量産供給メーカーへの移行を進めています。
現在、量産化に向け、購買、生産技術、品質管理、顧客サ
ポート体制の確立などの社内インフラの構築を進めておりま
す。また、ボード製造メーカーやLSI製造メーカーなど協力会
社との連携の強化を図ることで、製品の品質向上、納期短縮、
コスト低減等を実現可能な体制を目指してまいります。
量産化
製品の
量産供給
技術開発
生産技術
品質管理
技術
サポート
供給管理
ドライバ
ファームウエア
ライブラリ技術
ボード製品
ソフトウエア
技術
LSI
2D/3D
グラフィックス
ビデオ技術
画像
技術
SOC技術
通信
技術
SoCビジネスからSoBビジネスへ
新規創世市場の開拓
SoCビジネスは、
システムオンチップすなわちシステム(=
当社がこれからビジネス展開をして行く市場は、大手企業
機能)を1つのチップ(=LSI)上に集積し、LSI単体を販売しま
が既にしのぎをを削る成熟市場ではなく、いずれもこれから
す。一方SoBビジネスは、
システムオンボードのことで、開発
成長が期待される市場です。SoC設計能力とSoB技術に
したSoCに対応したドライバと呼ばれる基本ソフトを開発し、
より、当社はこれらの新規創成市場の開拓を推進してまいり
それを搭載したボード製品を販売します。
ます。対象ビジネス分野をフォーカスし、積極的且つ重点的
SoB化により、
システムへの最適化が実現され、当社の
な開発投資を行い、市場拡大に対応して当社ビジネスの拡
有するSoC技術を最大限に活かすことが出来るようになり
大を図ってまいります。このために、テクノロジーイニシアチ
ます。結果として付加価値が増大し、収益性の高いビジネス
ブの維持を図りながら、強い差別化要因を有する製品の継
につながります。
続的供給を目指してまいります。
高解像度
LCD
コントローラ・ボ
ード
事
業
3
分
野
に
フ
ォ
ー
カ
ス
し
事
業
を
推
進
し
て
い
ま
す
紹
リ
ア
ル
ビ
ジ
ョ
ン
は
、
介
液晶ディスプレイ
(LCD)市場は、パソコン用の液晶ディスプ
レイや、液晶テレビの広がりにより、急激に成長しつつあります。
高精細、高輝度、省スペース、低消費電力、低電磁波エミッショ
ンなどの優位点から、今後は、産業用の分野においてもLCD製
品の広がりが予想されます。
当社では、
この成長が大いに期待できるLCD市場に向け、
特に産業向けの高解像度(200万画素)∼超高解像度(900
万画素)に対応したディスプレイ・ボードを開発し、一部量産供
給を開始しています。
高解像度LCDは、医療用のX線診断装置におけるフィルム
レス診断や、電子カルテ・システム、遠隔医療などでの応用が
始まっており、今後多くの医療機関、研究所に広がるものと見
られます。また、印刷用編集システムや、航空及び海上管制シ
ステム、美術館・博物館用デジタルアーカイブ閲覧システム等
の広範な分野での応用も期待されています。
当社は、高解像度LCDに対応した、ディスプレイ・ボードのメ
ジャーサプライヤを目指し、
さらに高性能なボードの開発を進め
てまいります。
放送機器向け
アミューズメント機器
グラフィックス
向け
&ビデオ・ボード
グラフィックスLSI
教示コントローラ
&開発環境
&開発環境
2000年に本放送が開始されたBSデジタル放送に続き、
パチンコやパチスロ等の遊戯機器分野においても、3次元
2003年からは、多様なサービスが期待される地上波デジタル放
表示が一般的なものとなりつつあります。これに伴い、従来より
送が開始される予定です。また、
ブロードバンド・ネットワークの
も遥かに高機能なグラフィックスLSIが、必要とされるようになっ
広まりに伴い、
インタ−ネット上における放送や、
オンディマンド
てきました。
でのコンテンツ配信も、今後急速に一般化することが予測され
当社では、従来から行ってきた、遊戯機器専用グラフィック
ます。今後これらを支えて行くのが、デジタル放送機器及びデ
スLSIの開発に加え、台湾の大手グラフィックスメーカーSiS社
ジタル・コンテンツ制作機器です。
との技術提携を行い、新たな製品展開を始めています。
当社では、SoC技術に基づく放送機器向けのソリューション
SiS社のパソコン用グラフィックスLSIを当社が開発したドラ
を提供すべく、LSIからボード製品に至る開発を行っており、今
イバソフト及び開発環境に組み合わせることで、遊戯機器ア
期中の量産供給を計画しています。
プリケーションへの応用を可能としました。
超高集積のグラフィックス&ビデオLSI(Studio on a Chip)
この技術提携により、遊戯機器アプリケーションにおいて世
を開発し、
ノンリニア編集や、デジタルコンテンツ制作、
ビデオ・
界水準の3Dグラフィックス表示が可能となるとともに、増大す
スイッチャー、
キャラクタ・ジェネレータ、
デジタル・ビデオエフェクタ、
るLSI開発費と開発期間に対するソリューションを提供してま
バーチャルスタジオ等の多様な放送機器向けアプリケーション
いります。
に対応可能なボード製品群を供給する計画です。従来の数十
また当社では、
この技術提携に基づくアプリケーション領域
倍のコストパフォーマンスを武器として、
ビジネス展開を行ってま
を、遊戯機器分野以外のアミューズメント機器や地図情報シ
いります。
ステム分野などにも広めてまいります。
貸 借対 照 表
科 目
(単位:千円)
当 期
前 期
(平成14年3月31日現在)(平成13年3月31日現在)
資 産 の 部
流 動 資 産
6,246 ,6 64
1,636,205
425,077
33,664
41,160
673,126
568,333
1,585,659
4,208,951
信託受益権
−
500,000
抵当証券
−
300,000
6,916
−
31,947
86,717
仕掛品
63,924
109,313
前渡金
1,004,519
4,475
その他
46,293
4,426
貸倒引当金
△ 1,420
△ 1,790
固 定 資 産
1,118 ,4 34
288 ,0 02
51 ,4 96
34 ,821
977
1,337
50,518
33,483
無形固定資産
857 ,2 64
75 ,792
電話加入権
627
627
特許権等
751,275
−
ソフトウェア
105,362
75,165
209,6 73
受取手形
売掛金
有価証券
製品
原材料
有形固定資産
建物
工具器具備品
当 期
前 期
(平成14年3月31日現在)(平成13年3月31日現在)
負 債 の 部
5,080 ,8 37
現金及び預金
科 目
流 動 負 債
142,126
212,883
買掛金
31,314
78,699
未払金
57,082
81,309
未払法人税等
5,471
2,079
未払消費税等
−
6,891
賞与引当金
36,330
32,700
その他の流動負債
11,929
11,203
19,126
17,900
15,290
11,120
固 定 負 債
退職給付引当金
繰延税金負債
負 債 合 計
3,836
6,780
161,253
230,783
資 本 の 部
資 本 金
2 ,972,725 2 ,972,725
法 定 準 備 金
3 ,439,224 3 ,439,224
3 ,439,224
3 ,439,224
375,867
112,704
任意積立金
4,722
3,074
177 ,3 88
特別償却準備金
4,722
3,074
136,396
173,900
当期未処理損失
380,589
115,778
子会社株式
54,810
−
(うち当期利益又は損失) △ 263,162
27,010
保証金
15,165
187
1,936
4,640
投 資 等
投資有価証券
その他の投資等
資 産 合 計
3,301
3,301
6,199 ,2 71
6,534 ,6 67
資本準備金
欠 損 金
評 価 差 額 金
資 本 合 計
6 ,038,018 6 ,303,884
負債及び資本合計 6 ,199,271 6 ,534,667
損 益 計算 書
(単位:千円)
科 目
当 期
前 期
成13 年 4月 1日から
(平
平 成14年3月31日まで )
成12 年 4月 1日から
(平
平 成13 年3月31日まで )
1 ,076,862
924,297
企画
・設計
経 常 損 益 の 部
営 業 損 益 の 部
営 業 収 益
売上高
営 業 費 用
売上原価
1,076,862
924,297
1 ,267,597
866,425
688,698
568,184
販売費及び一般管理費
578,898
298,241
営 業 利 益 又 は 損 失
△ 190,735
57,871
71,507
9,701
5,886
8,873
63,933
−
営 業 外 損 益 の 部
営 業 外 収 益
受取利息
研究開発等助成金
その他の営業外収益
営 業 外 費 用
新株発行費
上場関連費用
1,687
827
3,342
35,272
−
24,297
−
8,995
為替差損
1,991
1,846
有価証券売却損
1,265
−
その他の営業外費用
経 常 利 益 又 は 損 失
85
133
△ 122,569
32,300
370
550
370
550
特 別 損 益 の 部
特 別 利 益
貸倒引当金戻入益
特 別 損 失
135,687
−
たな卸資産評価損
42,173
−
投資有価証券評価損
93,514
−
税 引 前 当 期 利 益 又 は 損 失
△ 257,886
32,850
法人税、住民税及び事業税
5,810
2,420
法人税等調整額
△ 534
3,420
当 期 利 益 又 は 損 失
前期繰越損失
当 期 未 処 理 損 失
△ 263,162
27,010
117,426
142,789
△ 380,589
115,778
損 出処 理
( 単 位:円 )
科 目
当
期
失
380 ,589,513
特 別 償 却 準 備 金 取 崩 額
737,290
未
処
理
金 額
合
損
計
379 ,852,223
これを次 のとおり処 理 いたします 。
次
期
繰
越
損
379 ,852,223
失
重要な会計方針
1.有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式
移動平均法による原価法
その他有価証券
時価のないもの
移動平均法による原価法
2.たな卸資産の評価基準及び評価方
法
移動平均法による原価法
㈰製 品
移動平均法による原価法
㈪原 材 料
個別法による原価法
㈫仕 掛 品
3.固定資産の減価償却の方法 法人税法に規定する方法と同一の基準による定率法
㈰有形固定資産
㈪無形固定資産
自社利用目的のものは社内における見込利用可能期間(5年)に基づく定額法
ソフトウェア
4.引当金の計上基準
一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に
㈰貸倒引当金
回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上することとしております。
従業員の賞与支払いに備えるため、当期に負担すべき支給見込額を計上しております。
㈪賞与引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務の見込額に基づき計上
㈫退職給付引当金
しております。
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております
貸借対照表注記
1.子会社に対する金銭債権 短期金銭債権 73,710千円
2.有形固定資産の減価償却累計額 66,259千円
3.重要な外貨建資産・負債
㈰現金及び預金
6,831千円(51千米ドル)
㈪売掛金
347,305千円(2,606千米ドル)
㈫前渡金
1,004,519千円(8,301千米ドル)
㈬投資有価証券
22,386千円(168千米ドル)
投資有価証券
64,010千円(16,867千台湾ドル)
㈭買掛金
21,892千円(164千米ドル)
4.1株当たり当期損失 6,499円77銭
5.商法第290条第1項第6号に規定する純資産額 1,936千円
6.担保に供している資産 預金 1,000,000千円
損益計算書注記
1.一般管理費に含まれる研究開発費 302,476千円
2.子会社との取引高
売上高 70,000千円
販売費及び一般管理費 27,216千円
営業取引以外の取引高 200千円
税効果関係
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
繰延税金資産
繰延税金負債
退職給付引当金損金算入限度超過額
4,687千円
評価差額金
950千円
10,279千円
特別償却準備金
2,886千円
繰越欠損金
149,844千円
繰延税金負債合計
3,836千円
繰延税金資産小計
164,811千円
賞与引当金損金算入限度超過額
△164,811千円
評価性引当額
−
繰延税金資産合計
2.法定実効税率と税効果適用後の法人税等の負担率の差異の原因となった主項目の内訳
税引前当期損失を計上しているため、
記載しておりません。
退職給付会計関係
㈰採用している退職給付制度の概要
退職金規程に基づいて、会社に満1年以上勤続する従業員が退職するときに退職一時金を支給しております。
㈪退職給付債務に関する事項
退職給付債務
15,290千円
※ 退職給付引当金は退職給付債務と同額であります。
※ 当社は退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
㈫退職給付費用に関する事項
退職給付費用
5,560千円
※ 当社は退職給付費用の算定にあたり、簡便法を採用しております。
㈬退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
当社は、簡便法を採用しておりますので、基礎率等について記載しておりません。
会社の概要(平成14年3月31日現在)
商
所
在
設
資
従
本
業
員
号
株式会社リアルビジョン
地
神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目1番1号
立
平成8年7月
金
2,972,725千円
数
主 な 事 業 内 容
50名
・情報処理機器およびその部品の設計、製造、販売
・情報処理に関するソフトウエアの開発、販売
・情報処理機器および情報処理に関するソフトウエアの輸入販売
・前各号に関する保守およびコンサルティング業務
・前各号に付帯関連する一切の業務
役
員
(平成14年6月25日現在)
株
主
メ
モ
代表取締役社長
杉山尚志
常務取締役
佐野正史
取締役
岸岡和也
取締役
中村郁生
取締役
勝部迅也
常勤監査役
山川 仁
監査役
西 伸孝
監査役
清水京造
決算期日
株主総会
3月31日
定時 6月下旬
臨時 必要ある時
3月31日
その他必要がある時は、
あらかじめ公告して定める
基準日
株主名義書換
名義書換代理人
同事務取扱所
〒105-8574
東京都港区芝三丁目33番1号
中央三井信託銀行株式会社
〒168-0063
東京都杉並区和泉二丁目8番4号
中央三井信託銀行株式会社証券代行部
(証券代行事務センター)
電話 (03)3323-7111
同取次所
中央三井信託銀行株式会社 全国各支店
日本証券代行株式会社 本店および全国各支店
公告掲載新聞
日本経済新聞
(http://www.realvision.co.jp)
株主の皆様へアンケートのお願い
当社では、株主の皆様の声を経営に反映させるべく、アンケートを
実施させていただくことにいたしました。お手数ではございますが
、アンケートの質問事項をお読みいただき、ご回答を記入の上、ご投
函ください。皆様のご協力をお願い申し上げます。
株主の皆様へのアンケート
キ
リ
ト
リ
線
1. 当社をどこでお知りになられましたか。
5. 上記4.の判断材料をお聞かせください。
(○は一つだけお願いします。)
(○はいくつでも構いません。)
1)証券会社
1)株価
2)一般新聞、雑誌
2)配当
3)専門誌
3)業績
4)
インターネット・ホームページ
4)将来性
5)
その他( )
5)財務内容
6)
その他( )
2. 当社の株式を購入された理由をお聞か
せ下さい。
6. 当社に対して今後どのようなことを望
(○はいくつでも構いません。)
まれるかお聞かせ下さい。
1)将来性
(○はいくつでも構いません。)
2)収益性
1)
わかりやすい情報提供
3)安全性
2)株主への利益還元
4)事業内容
3)安定的な経営
5)市場競争力
4)積極的な事業拡大
6)財務内容
5)
その他( )
7)経営者の考え方
8)当社の製品
7. 当社のどのような内容を知りたいですか。
9)値上がり時期
(○はいくつでも構いません。)
10)証券会社に勧められて
1)当社の持つ技術の内容
11)
その他( )
2)事業内容
3)事業戦略
3. 主に株式を購入される際の情報はどこ 4)株価対策
から入手されるかお聞かせ下さい。 5)経営者の考え方
(○はいくつでも構いません。)
6)
その他( )
1)証券会社
2)一般新聞、雑誌
8. 今後事業報告書で取り上げて欲しいテ
3)専門誌
ーマをお聞かせ下さい。
4)
インターネット・ホームページ
5)
その他( )
4. 今後の当社株式の所有方針に関してお
聞かせ下さい。
(○は一つだけお願いします。)
1)長期保有
2)買い増し
3)売却
ご協力有難うございました。
株式会社リアルビジョン
神奈川県横浜市港北区新横浜 3−1ー1
TEL . 045−473−7331 URL : www.realvision.co.jp
郵便はがき
料金受取人払
2
2
2
8
7 9
0
港北局承認
3041
神奈川県横浜市港北区
新横浜 3−1−1
差出 有効 期 間
平成15年6月
30日まで有効
株式会社リアルビジョン行
切手不要
キ
リ
ト
リ
線
氏名/
住所/〒
(都・道・府・県)
性別/ 男 ・ 女
株式投資歴/
年齢/( ) 歳
a. 3年未満
b. 3年以上10年未満
c. 10年以上20年未満
d. 20年以上
職 業/
Eメールアドレス/ @