達人システム所得税の達人平成２２年版東京地方税理士会データ通信協同組合 20１１ / 02/ 10 もくじ１．概要 _________________________________________________________ 1 ２．作成できる帳票 _______________________________________________ 2 ３．「所得税の達人」の起動方法 ____________________________________ 3 ４．関与先割付手順 _______________________________________________ 4 4-1. 「翌機繰越」と「旧プログラムデータのコンバート」 _________ 4 4-1-1. 「翌期繰越」 4-1-2. 「旧プログラムデータのコンバート」 ________________________ 7 4-2. （申告年度更新処理） ________________________ 4 新規作成 ___________________________________________________ 9 4-2-1. 基本情報の登録 ___________________________________________ 9 4-2-2. 顧問先管理からの新規作成 _________________________________ 12 ５．決算書・内訳書の作成 ________________________________________ 14 5-1. 基本操作 __________________________________________________ 14 5-2. インポート処理 ____________________________________________ 15 5-2-1. ＴＡＣＴｉＣＳ達人 Ⅱ からのインポート（財務データの取込） _ 15 5-2-2. 減価償却の達人からのインポート（減価償却データの取込） ___ 20 ６．申告書の作成 ________________________________________________ 24 6-1. 収入の入力方法 ____________________________________________ 24 6-2. 第 1 表 ____________________________________________________ 26 6-3. 第 2 表 ____________________________________________________ 27 6-4. 第 3 表 ____________________________________________________ 29 ７．申告書添付書類の作成 ________________________________________ 30 7-1. 各種申告書添付書類 ________________________________________ 30 7-1-1. 所得の内訳書 ____________________________________________ 30 7-1-2. 医療費の明細書 __________________________________________ 31 7-1-3. 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書 _________________ 31 7-1-4. 住宅借入金等の計算明細書 _________________________________ 32 7-1-5. 譲渡所得の内訳（計算明細書）【土地・建物用】 ______________ 33 ８．繰越損失について ____________________________________________ 34 ９．納税額管理表の作成 __________________________________________ 35 １０．前期比較表の作成 __________________________________________ 35 １１．税務代理書面の作成 ________________________________________ 35 １２．第三者作成書類の作成 ______________________________________ 35 １３．帳票の一括印刷 ____________________________________________ 36 １４．翌年の処理 ________________________________________________ 41 1 14-1. 「翌期繰越」（申告年度更新処理） _______________________ 41 １５．修正申告の処理方法 ________________________________________ 43 1 １．概要「所得税の達人」は、個人青色決算書（白色収支内訳書）から、所得税確定申告書までを作成するプログラムです。また、決算書は「 T A C T I C S 達人 Ⅱ 」・「減価償却の達人」からのデータ連動も可能です。 ※ 減価償却の達人からデータ連動を行う場合は、別途、連動コンポーネントのインストールが必要です。（達人 Cu b e → 【アップデート】 → 【データ連動】からインストールして下さい。達人 Cu be を利用していない又は、インターネットを利用していない方は、C D- R O M にて提供いたします。 ※ 他の財務会計ソフトウェアからデータ取り込みを行う場合は、別途データ連動プログラムのインストールが必要です。（【達人 Cu b e】 → 【アップデート】 → 【データ連動】からアップデートを行って下さい。） 1 ２．作成できる帳票作成帳票申申告書 A［第一表］［第二表］告申告書 B［第一表］［第二表］書申告書［第三表］申告書［第四表 (一 )］［第四表 (二 )］申告書［第五表］添使用用紙 A4 白紙・OCR 用紙 A4 白紙確定申告書付表付（上場株式等に係る譲渡損失の繰越用）資（特定投資株式等に係る譲渡損失の繰越用）料所得の内訳書 A4 白紙医療費の明細書損益の通算の計算書財産及び債務の明細書（特定増改築等）住宅借入金等特別控除額の計算明細書 A4 白紙・OCR 用紙連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書 A4 白紙住宅借入金等特別税額控除申告書（住民税用）住宅耐震改修特別控除額の計算明細書変動所得・臨時所得の平均課税の計算書株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書（特定権利行使株式分及び特定投資株式分がある場合）譲渡所得の内訳書 (計算明細書 )【土地・建物用】決青色申告決算書 (一般用 ) A4 白紙・OCR 用紙算青色申告書決算書（一般用）付表（医師及び歯科医師用）書青色申告決算書 (不動産所得用 ) 関青色申告決算書 (農業所得用 ) 連収支内訳書 (一般用 ) 収支内訳書（一般用）付表（医師及び歯科医師用）収支内訳書 (不動産所得用 ) 収支内訳書 (農業所得用 ) 別不動産所得の収入の内訳 (別紙 ) 紙減価償却費の計算 (別紙 ) 他税務代理権限証書 /税理士法第 33 条の 2 関連書面 A4 白紙 ☆添付書類台紙 /扶養親族一覧表 / 専従者一覧表 / 納税額管理表 /納 A4 白紙 A4 白紙税額計算シート/☆所得税前期比較表 2 第給与所得の源泉徴収票の記載事項三退職所得の源泉徴収票・特別徴収票の記載事項者 A4 白紙公的年金等の源泉徴収票の記載事項作成書社会保険料等に係る控除証明書等の記載事項医療費に係る領収書等の記載事項類雑損控除に係る領収書等の記載事項記寄附金 (政党等寄附金 )の受領証等の記載事項載住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書の記載事項事項特定口座年間取引報告書の記載事項配当所得に係る支払通知書の記載事項申告書等送信票 (兼送付書 ) ３．「所得税の達人」の起動方法 3-1. 最新年度版の起動【達人 C u be】 ⇒ 【業務ソフトウェア】 ⇒ 【所得税の達人】をダブルクリックして下さい（ ① ）。 3-2. 過年度版の起動【過年度プログラム】リスト内の該当年度をクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 3 ４．関与先割付手順関与先割付手順は、「 4- 1．翌期繰越と旧プログラムデータのコンバート」と「 4- 2．新規作成」の２種類の方法があります。 4-1. 「翌機繰越」と「旧プログラムデータのコンバート」「所得税の達人」で前年度のデータを作成していた場合の処理です。「所得税の達人」で引継をするには、「翌期繰越」と「旧プログラムデータのコンバート」を使用条件によって組み合わせて使用します。 2１年版達人プログラム２２年版達人プログラム申告年 2１年のデータ申告年２２年のデータ < 1> 翌期繰越 < 1> 翌期繰越申告年２２年のデータ <２ > 申告年２３年のデータ旧プログラムデータのコンバート 4-1-1 . 「翌期繰越」（申告年度更新処理）２２年分データの入力領域を作成する処理です。申告年の更新を行うとともに、金額データのクリアを行います。 ① 「所得税の達人（ 2１年分版）」を起動して下さい。 ② 【メニューバー】 ⇒ 【ファイル】 ⇒ 【翌期繰越】をクリックして下さい。 ⇒ ③ 「翌期繰越」説明ウィンドウが表示されます。【閉じる】ボタンをクリックして下さい。 4 このチェックボックスをチェックすると、次回以降は表示されません。チェックして下さい ⇒ ④ 「翌期繰越元の選択」ウィンドウが表示されます。翌期繰越を行う関与先をクリックし（ ① ）、【選択】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 豆知識複数の関与先を一度に選択することが可能です。 ■連続した関与先の選択方法【 Sh i ft】キーを押したまま、最初と最後の関与先をクリックして下さい。 ■飛び飛びの関与先の選択方法【 C tr l 】キーを押したまま、関与先をクリックして下さい。 ■並び替え【表示切替】ボタンで表示順を並び替えることができます。 ⇒ 「翌期繰越」確認ウィンドウが表示されます。 5 ⑤ 【ＯＫ】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ⑥ 「翌期繰越元の選択」ウィンドウに戻ります。【閉じる】ボタンをクリックして下さい。申告年度２2 年分が作成されていることを確認して下さい。翌期繰越処理は終了です。次に「旧プログラムデータのコンバート」をおこない「所得税の達人（２２年度版）」へのデータ移動を行います。 6 4-1-2 . 「旧プログラムデータのコンバート」入力されているデータはそのままで、プログラム間のデータ移動を行います。 ① ② 所得税の達人（２２年分版）」を起動して下さい。【メニューバー】 ⇒ 【ファイル】 ⇒ 【旧プログラムデータのコンバート】をクリックして下さい。 ⇒ 「旧プログラムデータのコンバートについて」の説明ウィンドウが表示されます。 ③ 【閉じる】ボタンをクリックして下さい。このチェックボックスをチェックすると、次回以降は表示されません。 ④ ２２年分版プログラムへコンバートする関与先を選択し（図中 ① ）、【実行】ボタンをクリックして下さい（図中 ③ ）。また、 21 年分版プログラムからデータを削除する場合は、図中②にチェックをつけて下さい。 ① ② ③ 7 ⑤ 確認ウィンドウが表示されますので、【ＯＫ】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ⑥ 終了すると、「旧プログラムからのコンバート」ウィンドウ戻ります。【閉じる】ボタンをクリックして下さい。コンバートされた関与先を確認して下さい。以上で引継が終了です。 8 4-2. 新規作成所得税の達人で新規に関与先を登録する処理です。 4-2-1 . 基本情報の登録 ① 「所得税の達人」を起動して下さい。 ② 【ツールバー】 ③ 「新規作成」ウィンドウが表示されますので、必要事項を入力して下さい。 ⇒ 【新規作成】をクリックして下さい。「申告情報」タブ申告種別・申告区分はここで選択して下さい。「個人情報」タブ 9 「家族情報」タブＡ ① 《Ａ配偶者所得の入力方法》１．【内訳】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 「配偶者の合計所得金額（見積額）」画面が表示されます。２．「合計所得金額（見積額）の内訳を入力」にチェックをつけ、各項目を入力し、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ③ ）。 ② クリックしてチェックマークをつけて下さい。 ③ 10 「帳票選択」タブ使用する帳票を選択して下さい。クリックしてチェックマークをつけて下さい。チェックをつけた帳票が作成できます。【税理士情報】タブ達人 Cube ユーザー情報を入力しておくと、このボタンで、入力情報を参照できます。 ① ④ 入力が終了したら、【確定】ボタンをクリックして下さい（前図 ① ）。 ※ 登録した内容を変更するには、【業務メニュー】 ⇒ 【基本情報の登録】をクリックして下さい。 11 4-2-2 . 顧問先管理からの新規作成達人 C u b e 顧問先管理を利用すると、基本情報を入力する手間が省けます。以下に、その方法を説明します。 ① 達人 C u be→ 【顧問先管理】をクリックして下さい。 ② 顧問先を選択し、【業務データの新規作成】をクリックして下さい。 12 ③ 業務一覧が表示されますので、作成したい業務を選択し、【選択】ボタンをクリックして下さい。 ④ 所得税の達人が起動し、前項の新規登録画面が表示されます。入力については、前項どおりです。足りない情報を入力し作成して下さい。 13 ５．決算書・内訳書の作成決算書・内訳書は、手入力または「 T A C T I C 達人 Ⅲ 」・「減価償却の達人」からのインポート（取込み）で作成できます。＊本説明書は、青色決算書 (営業用 )を例に説明を進めていきます。 ① 【業務メニュー】 ⇒ 【決算書・内訳書の作成】 ⇒ 【一般用 (営業所得 )】をクリックして下さい。 ⇒ 決算書作成ウィンドウが表示されます。 ② ① ③ ④ ⑤ 5-1. 基本操作 1）入力方法白抜き部分 ①：手入力して下さい。薄緑色の部分 ②：連動部分です。また、手入力に入力切替が可能です。手入力に切替えた項目はピンク色になりますクリーム色 ③：連動部分ダイアログ入力 ④：入力欄によっては、項目名部分をクリックすると、太目の枠で囲われる部分があります。この場合、キーボード【スペース】を押すか、ダブルクリックをすると、入力ウィンドウや選択ウィンドウが表示されます。そのウィンドウで入力して下さい。２）ページの切替方法ウィンドウ下のタブをクリックすることにより、ページが切替わります。（ ⑤ ） 14 5-2. インポート処理「 T A C T I C S 達人 Ⅲ 」「減価償却の達人」からデータの取込みを行う方法です。 5-2-1 . ＴＡＣＴｉＣＳ達人Ⅲからのインポート（財務データの取込） ① 【業務メニュー】 ⇒ 【データのインポート】をクリックして下さい。 ⇒ インポートメニューが表示されます。 ② インポートを行いたい業務をクリックし（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 財務データの場合は、「ＴＡＣＴｉＣＳ達人 Ⅲ からのインポート」をクリックして下さい（ ① ）。複数選択はできません。 ⇒ ③ インポートウィザードが表示されます。【次へ】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 関与先選択画面が表示されます。 15 ④ 【参照】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ⑤ 関与先の一覧が表示されます。インポート（取込み）を行いたい関与先をクリックし（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② ⇒ ⑥ 選択した関与先の事業年度一覧が表示されます。インポート（取込み）を行う事業年度をクリックし（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 16 ⑦. ⑧ 【次へ】ボタンをクリックして下さい。インポート条件を指定し（ ① 、② ）、【次へ】ボタンをクリックして下さい（ ③ ）。クリックし、選択して下さい。 ① ③ 【所得種類】（ ① ）：どの決算書に取込みを行うか選択して下さい。【集計期間】（ ② ）：入力して下さい。＊期末整理仕訳を含む場合チェックマークを付けて下さい。 ⇒ 集約設定画面が表示されます。 17 ⑨ 「区分」「項目名」「集約コード」を確認し、【次へ】ボタンをクリックして下さい（ ① ）。変更したい場合は、【編集】ボタンをクリックし（ ② ）、編集して下さい。 ② ① 集約の変更は、このウィンドウで行います。最初の一度目は、初期設定のままインポートして下さい。変更がある場合は、再度インポート処理を行って、このウィンドウで変更して下さい。 ⇒ ⑩. 設定確認ウィンドウが表示されます。表示を確認し、【完了】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ インポート項目の選択ウィンドウが表示されます。 18 ⑪ 「インポート対象欄」と「インポート対象項目」を選択し、【確定】ボタンをクリックして下さい。チェックをはずせば、その項目はインポートされません。 ⇒ ⑫. インポートが始まり、終了すると「終了ウィンドウ」が表示されます。【ＯＫ】ボタンをクリックして下さい。 19 5-2-2 . ① 【業務メニュー】 ⇒ 【データのインポート】をクリックして下さい。 ⇒ ② 減価償却の達人からのインポート（減価償却データの取込）インポートメニューが表示されます。インポートを行いたい業務をクリックし（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 減価償却データの場合は、「減価償却の達人からのインポート」をクリックして下さい（ ① ）。複数選択はできません。 ⇒ ③ インポートウィザードが表示されます。【次へ】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 関与先選択画面が表示されます。 20 ④ 【参照】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ⑤ 関与先の一覧が表示されます。インポート（取込み）を行いたい関与先をクリックし（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② ⑥ 【次へ】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 条件設定ウィンドウが表示されます。 21 ⑦ インポート条件を指定し（ ① ）、【次へ】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① 減価償却の明細の名称表示はここで選択して下さい。 ② ⇒ ⑧ 条件設定資産種類ウィンドウが表示されます。「資産種類」を選択し（ ① ）、【次へ】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。チェックをはずせば、その項 ① 目はインポートされません。 ② ⇒ ⑨ 設定確認ウィンドウが表示されます。【完了】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 「インポート帳票設定」ウィンドウが表示されます。 22 ⑩. 減価償却資産を取込む帳票（決算書）を選択し（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ② ① ⇒ ⑪ インポートが始まり、終了すると「終了ウィンドウ」が表示されます。【ＯＫ】ボタンをクリックして下さい。インポートを行った際の注意事項次の項目は、インポートされた数値と手入力した数値が、あっているかを必ずチェックして下さい。（達人システムでは 2 頁・ 3 頁は手入力で作成します。） ■ 「１頁・減価償却費」と「３頁・減価償却の計算」 ■ 「１頁・給料賃金」と「２頁・給料賃金の内訳」 ■「１頁・利子割引料」と「３頁・利子割引料の内訳」 ■ 「１頁・地代家賃」と「３頁・地代家賃の内訳」 ■「１頁・専従者給与」と「２頁・専従者給与の内訳」 ■「１頁・貸倒引当金」と「２頁・貸倒引当金繰入額の計算」 23 ６．申告書の作成確定申告書を作成するメニューです。各添付資料もこのメニューで作成します。 6-1. ① 収入の入力方法【業務メニュー】 ⇒ ② 【申告書の作成】をクリックして下さい。申告書作成ウィンドウが表示されます。【所得データ登録】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ③ ⇒ 「所得データの一覧」ウィンドウが表示されます。「所得の種類」をクリックし（ ① ）、【選択】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。：帳票から連動される：すべて手入力 ① ② ⇒ ダイアログボックスが表示されます。 24 ④ 必要事項を選択、入力し、【確定】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ⑤ 「所得データの一覧」ウィンドウに戻ります。【閉じる】ボタンをクリックして下さい。ダイアログボックス（例：【総合課税】事業（営業等） / 事業（農業）） ① ② ① の項目：収入金額の入力 (連動 )方法を選択して下さい。 a：当プログラムで作成している添付資料からの連動（ ○ ○ より連動） b：直接手入力を行う（手入力） ② の項目：連動を選択された場合、連動項目は入力され訂正ができなくなります。また、補足の手入力が必要な箇所もありますので、ご注意下さい。手入力を選択された場合は、すべての項目に手入力をして下さい。 25 6-2. 第 1 表税金の計算 ■ 住宅借入金等特別控除初期値では、連動入力項目です。「住宅借入金等の計算明細書」から連動します。【入力切替】で手入力に変更できます。 ■ 電子証明書等特別控除この項目は、ダイアログ入力です。クリックすると、太目の枠で囲われますので、ダブルクリック又は、キーボード【スペースキー】を押して下さい。ダイアログが表示されますので選択をして下さい。（初期値では、“ 電子証明等特別控除の適用なし ” になっています。） ■ 予定納税額白抜き部分に手入力して下さい。 ■ 延納の届出 /還付される税金の受取場所この項目は、ダイアログ入力です。クリックすると、太目の枠で囲われますので、ダブルクリック又は、キーボード【スペースキー】を押して下さい。ダイアログが表示されますので必要事項を入力して下さい。 26 6-3. 第 2 表 ■ 所得の内訳 (源泉徴収税額 )/配当所得・雑所得 (公的年金等以外 )・・・初期値は、「所得の内訳書」からの連動計算項目ですが、手入力や表示方法を変更することができます。変更したいときは、【帳票設定】ボタンをクリックし、帳票設定ダイアログより変更して下さい。 ■事業専従者に関する事項ダイアログ入力項目です。クリックしダブルクリック又は【スペース】キーを押すとダイアログが表示されます。【帳票設定】で、「別紙参照」と表示できます。【取込】：決算書の「専従者給与の内訳」の情報を取り込む場合は、クリックして下さい。生年月日・仕事の内容は、ダブルクリックし入力して下さい。【新規登録】：クリックすると入力ウィンドウが表示されますので、入力して下さい。【削除】：クリックすると選択された情報が削除されます。 ■ 所得から差し引かれる金額に関する事項 27 ■ 雑損控除手入力欄です。直接入力して下さい。 ■ 医療費控除初期値では、連動入力項目です。「医療費の明細書」から連動します。【入力切替】で手入力に変更できます。 ■ 社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除手入力欄です。直接入力して下さい。 ■ 生命保険料控除・地震保険料控除手入力欄です。 ■ 上段：「源泉徴収票のとおり」と入力する場合に使用して下さい。 ■ 下段：金額を入力して下さい。 ■ 寄付金控除手入力欄です。直接入力して下さい。 ■ 本人該当事項・障害者控除・配偶者扶養控除連動項目です。【基本情報の登録】 ⇒ 【家族情報】から連動します。【帳票設定】で、扶養控除欄の表示を選択できます。 ■ 住民税・事業税に関する事項「損益通算特例適用前の不動産所得」「不動産所得から差し引いた青色申告特別控除額」以外は、手入力です。 ■ 「不動産所得から差し引いた青色申告特別控除額」は、第 1 表「不動産収入金額」入力ダイアログから、連動します。 28 6-4. 第 3 表 ■ 分離課税の短期・長期譲渡所得に関する事項初期値は、「所得データ」からの連動計算項目ですが、手入力に変更したい場合は、【帳票設定】ボタンをクリックし、帳票設定ダイアログより変更して下さい。 29 ７．申告書添付書類の作成 7-1. 7-1-1 . 各種申告書添付書類所得の内訳書入力ＡＡ「所得の種類・種目」欄ダイアログ入力欄です。クリックすると、太目の枠で囲われますので、ダブルクリック又は、キーボード【スペースキー】を押して下さい。「所得の種類」ダイアログボックスが表示されます。ｎ ① ② ③ 行の属性（ ① ）：選択して下さい。小計行設定時は、計算方法・帳票内容を指定して下さい。所得種類（ ② ）： ▼ マークをクリックし選択して下さい。種目欄（ ③ ）：手入力するか【参照】ボタンをクリックし、選択して下さい。 30 7-1-2 . 医療費の明細書 ① ページ切替で「医療費の明細書」タブをクリックして下さい。 ② 各項目を入力して下さい。入力明細の並べ替え ① は、【上へ↑】【下へ↓】ボタンで行って下さい。 ② 《便利機能》 “ 医療を受けた人 ”は入力欄（ ① ）で【 F 3 参照】ボタンをクリックすると（ ② ） “家族一覧”が表示されます。選択すると家族のお名前が入力できます。 7-1-3 . 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書 ① ページ切替で「株式等の譲渡所得等の計算明細書」タブをクリックして下さい。 ② 各項目を入力して下さい。 31 7-1-4 . 住宅借入金等の計算明細書 ① ページ切替で「住宅借入金等の計算明細書」タブをクリックして下さい。 ② 各項目を入力して下さい。付表を作成する場合は、クリックして下さい。ダブルクリックするとダイアログが表示されます。該当する項目を選択して下さい。 32 7-1-5 . 譲渡所得の内訳（計算明細書）【土地・建物用】 ① ページ切替で「譲渡所得の内訳書（土地・建物用）」タブをクリックして下さい。 ② 【新規】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ ③ 「取引の新規登録」ダイアログが表示されます。取引名称を入力し、【確定】ボタンをクリックして下さい。取引名称：任意売買した土地、建物が複数あった場合の区別のためにつけます。所在地でも、愛称でも何でも結構です。 ④ 計算明細書が表示されますので、入力して下さい。 33 ８．繰越損失について前期に繰越損失がありかつ今期が黒字になる場合の入力方法（第 4 表は作成しない場合） ① 第１表の【繰越損失】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 「繰越損失」のダイアログが表示されます。入力し、【確定】ボタンをクリックして下さい。 34 ９．納税額管理表の作成申告書の作成内容を連動し、作成されます。必要に応じて作成して下さい。１０．前期比較表の作成前期比較表の作成ができます。必要に応じて作成して下さい。１１．税務代理書面の作成税務代理権限証書や税理士法 33 条関係の添付書面を作成する機能です。必要に応じて作成して下さい。 1１ - 1．基本操作各帳票の白抜き欄を手入力して下さい。帳票によっては、申告書の情報を取り込むことが可能です。【 F3 取込】をクリックすることで、取り込みを行いますので、クリックして下さい。１２．第三者作成書類の作成電子申告の際に、第三者作成書類の添付省略を行う場合に申告書と一緒に送信する各記載事項を作成する機能です。電子申告を行う方で、第三者作成書類の添付省略を行う方は作成して下さい。 1２ - 1．基本操作各帳票の白抜き欄を手入力して下さい。帳票によっては、申告書の情報を取り込むことが可能です。【 F3 取込】をクリックすることで、取り込みを行いますので、クリックして下さい。 35 １３．帳票の一括印刷作成した帳票を印刷する場合は、このメニューで行います。なお、「決算書の作成」や「申告書の作成」画面時も、編集中の帳票については、印刷できます。ただし、印字位置調整を必要とする帳票は、このメニューで行って下さい。 13-1. ① 【業務メニュー】 ⇒ ② 基本的操作 ⇒ 【帳票の一括印刷】をクリックして下さい。「帳票の一括印刷」ウィンドウが表示されます。印刷したい帳票のタブをクリックし（図中 ① ）、「帳票設定ウィンドウ」から選択し（図中 ② ）、【実行】ボタンをクリックして下さい。（図中 ③ ） ⇒ 印刷が開始されます。【画面 1】 E ① A ＢＣＤ ② ③ チェックマークが付いている帳票が印刷されます。印刷しない場合はチェックマークを外して下さい。 36 【画面 2】ＯＣＲ用紙カラー印刷 ① 印刷したい帳票をクリックして下さい。 ② ③ 13-2. 各ボタン機能 A【取引選択】ボタン譲渡所得の内訳書 (計算明細書 )【土地・建物用】欄にカーソルがある場合にクリックできます。取引を選択して印刷するときにクリックして下さい。取引一覧が表示されますので、チェックボックスのオン／オフで選択して下さい。 37 Ｂ【印刷項目】ボタンＯＣＲ用紙ＯＣＲ帳票印刷時に、印刷項目の選択を設定する場合に、クリックして下さい。選択して下さい。 ◆ [以下の一覧より､任意に選択する ]を選択している場合印刷する必要のない項目のチェックをはずして下さい。 ◆ 税務署印字項目を除いて印字する ]を選択している場合税務署印字項目に関してはチェックすることができません。Ｃ【用紙設定】ボタンＯＣＲ用紙用紙サイズ / 給紙トレー（給紙方法）/ オフセット / 拡大縮小幅の設定を行うことができます。手差しトレーから給紙する場合は、「給紙方法」を「手差しトレー」に設定して下さい。また、ＯＣＲ用紙の印字位置補正を行う場合は「オフセット」で印字位置を調整して下さい。 ▼マークをクリックし手差しトレーを選択「拡大 (縮小）幅の設定」は、ＯＣＲ印刷時に、帳票上部はぴったりだが、下部で合わない場合、ずれの数値を入力して下さい。ＯＣＲ用紙の印字位置調整方法ミリ単位になっています。 1． 0 ＝ 1ｍｍです。一度入力した数値は、保持されますので２度目の調整時は、表示された調整値に、２度目の調整値をプラスして入力して下さい。 38 Ｄ【プリンタ設定】ボタンカラー印刷使用するプリンタを切り替える場合やカラー印刷設定を行う場合（ＯＣＲ用選択時）に、クリックして下さい。このウィンドウの「オフセット」は使用しないで下さい。 OCR のみでなく、すべての印刷帳票が入力値通りにずれてしまいます。カラー印刷設定カラーレーザープリンタでカラー印刷を行う場合は、この設定をカラー印刷にして下さい。Ｅ【出力選択】ボタンプリンタへ印刷データを出力するか、PD F ファイルへ印刷データを出力するか選択する選択が可能です。（プロフェッショナルエディションのみ）印刷せずに PD F ファイルに印刷データを変換する場合は、【ファイル】を選択して下さい。 P D F（ピーディーエフ）ファイル：ポータブルドキュメントフォーマットの略・・・。「ソフトウェアや OS に依存せず、文書ファイルを共用したい」の観点から普及したファイル形式。無償で配布されている「 A d o b e R e a d e r （アドビリーダー）」等をインストールすることで使用が可能となるファイル。現在では、マニュアルや説明書をこのファイル形式でユーザーに配布する傾向がある。 39 ファイル出力の手順 ① 出力形式をファイル出力にし、【実行】ボタンをクリックしてください。 ⇒問い合わせウィンドウが表示されます。 ② 【ＯＫ】ボタンをクリックしてください。 ⇒保存先問い合わせウィンドウが表示されます。保存先を指定し、【保存】ボタンを押して下さい。 40 １４．翌年の処理翌年のソフトが届く前に翌年のデータの入力を行う場合は、次の処理を行って下さい。 14-1. ① 「翌期繰越」（申告年度更新処理）【メニューバー】 ⇒ 【ファイル】 ⇒ 【翌期繰越】をクリックして下さい。 ⇒ 翌期繰越処理の説明が表示されます。 ② 【閉じる】ボタンをクリックして下さい。このチェックボックスをチェックすると、次回以降は表示されません。チェックして下さい ⇒ 「翌期繰越元の選択」ウィンドウが表示されます。 ③ 翌期繰越を行う関与先名をクリックし（ ① ）、【選択】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② ⇒ 「翌期繰越確認」ウィンドウが表示されます。 ④ 【ＯＫ】ボタンをクリックして下さい。 41 ⇒ 翌期繰越処理が開始されます。 ⇒ 「翌期繰越元の選択」画面に戻ります。 ⑤ 【閉じる】ボタンをクリックして下さい。申告年度２３年分データが表示されていることを確認して下さい。これで、新年分データができましたので、新年分データを入力して下さい。「２３年分版所得税の達人」が配布されたら、インストールを行い、説明書のＰ７の 4- 1- 2 .「旧プログラムデータのコンバート」（プログラム間のデータ移動処理）から作業を行って下さい。 42 １５．修正申告の処理方法所得税の達人では、修正申告（第 5 表）も作成ができます。その際の注意事項を説明します。所得税の達人の修正申告の作成方法は、法人税の達人等の修正申告作成方法と異なりますのでご注意下さい。 ■法人税との相違点《法人税の達人》《所得税の達人》確定申告確定申告【前申告区分の複写】処理【基本情報】で第 5 表選択修正申告修正申告確定申告データはそのまま残第 5 表を選択した時点で、る。第 1 表が第 5 表に複写され、第 1 表を手直しして作成する。所得税の達人では、修正申告 (第 5 表 )を選択すると、確定申告のデータが、そのまま修正申告のデータになるため、確定申告データはデータベース上からなくなります。（第５表に複写された情報が確定申告データとなる。）確定申告のデータをそのまま残しておきたい場合は、別のコード番号を使用し存在させておく必要があります。とはいえ、もう一度同じデータを入力するのもナンセンスですので、確定申告で作成したデータをコピー（複写）し、残しておく方法を説明します。 43 （ 1）複写データの作成方法（コピー）今回の研修は、同一データベース内でのコピー（複写）を前提に説明していきます。 ① 【メニューバー】 ⇒ 【データ管理】をクリックして下さい。 ⇒ 「データ管理」ウィンドウが表示されます。 ② 上段の接続先は複写元のデータベース（ ① ）を、下段の接続先は複写先のデータベース（②）を選択します。 ① ② 今回の研修は、同一データベース内での複写を行いますので、下段の接続先を上段の接続先と同じ設定にします。 ③ 下段の接続先の【参照】ボタンをクリックして下さい。 44 ⇒ ④ 「接続先選択」ウィンドウが表示されます。【参照】ボタンをクリックして下さい。 ⇒ 「サーバ選択」ウィンドウが表示されます。 ⑤ 一覧より上段に設定されているコンピュータと同一のものを選択し（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。クリックして選択して下さい。 ① ② ⇒ ⑥ 「接続先選択」ウィンドウに戻ります。データベース名を選択し（ ① ）、【確定】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ▼マークをクリックし選択します。 ① ② ⇒ ⑦ 「接続先選択」ウィンドウに戻ります。複写を行う関与先を選択し（ ① ）、【複写】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② 45 ⇒ ⑧ 「複写確認」ウィンドウが表示されます。空いているコード番号を入力し（ ① ）、【はい】ボタンをクリックして下さい（ ② ）。 ① ② ⑨ ⇒ コピーが開始されます。 ⇒ コピーが終了し、同一関与先ができます。作成された関与先を使用し、修正申告を作成して下さい。 46