43AL−B 小形デジタルパネルメータ 43 シリーズ 取扱説明書 耐圧防爆、屋外設置形、3 1/2 桁、指示専用 形 式 2 線式デジタルメータ 43AL − B ご使用いただく前に ご注意事項 このたびは、エム・システム技研の製品をお買い上げい ただき誠にありがとうございます。本器をご使用いただく 前に、下記事項をご確認下さい。 ●設置について ・振動、 衝撃は故障の原因となることがあるため極力避け て下さい。 ・周囲温度が -20 ∼ +70℃(非危険場所でご使用の場合) を超えるような場所でのご使用は、寿命・動作に影響し ますので避けて下さい。 ・ご使用されない電線管接続口は適切な方法でシールして 下さい。 ●配線について ・配線(入力信号線)は、ノイズ発生源(リレー駆動線、 高周波ラインなど)の近くに設置しないで下さい。 ・ノイズが重畳している配線と共に結束したり、 同一ダク ト内に収納することは避けて下さい。 ・誘導ノイズの多い場所で使用される場合は、 接地用端子 を接地して下さい。 ■梱包内容を確認して下さい ・43AL − B 本体 ...................................................... 1 台 ・取付ねじ ................................................................ 4 個 ・2″パイプ取付ブラケット(付属の場合)....... 1 セット ・ケーブルグランド(労検耐圧防爆の場合)............ 2 個 ・閉塞栓(労検耐圧防爆の場合).............................. 1 個 ・単位ラベル ...................................................... 1 シート ■形式を確認して下さい お手元の製品がご注文された形式かどうか、 スペックラ ベルで形式と仕様を確認して下さい。 ■取扱説明書の記載内容について 本取扱説明書は本器の取扱い方法、 外部結線および簡単 な保守方法について記載したものです。 爆発性雰囲気でご使用の場合、 別紙の労検防爆用取扱説明 書を参照して下さい。 各部の名称 ・ケース詳細 電線管接続口 内部接地用端子 スペックラベル ケース 外部接地用端子 ■端子台内蔵の場合 ガスケット パネル カバー パネル デジタルメータ パネル取付ねじ パネル固定ねじ 端子台 図 1 各部の名称 NM-9424-A P1/4 改 2 43AL−B 外形寸法図(単位:mm) 閉塞栓(労検耐圧防爆の場合)※1 39 14 ケーブルグランド ※1 (労検耐圧防爆の場合) 70 MAX7 92 26 104 118 G1/2 19 取付金具(付属の場合) 4−M8 深さ12 カバー取外しスペース 約7 114 MAX78 110 φ110 174 φ39 19 2−G1/2、1/2NPT M20×1.5またはPG13.5 ※1、労検耐圧防爆の場合、ケーブルグランド2個と開塞栓1個が付属しています。 配線の方法に応じてご使用下さい。 図 2 外形寸法図 NM-9424-A P2/4 改 2 92 110 43AL−B 取付方法 ■オプションの取付ブラケットを用いてパイプに取付ける 場合 ■壁取付する場合 図 3 パイプ取付の場合 図 4 壁取付の場合 接 続 爆発性雰囲気の中でご使用の場合、別紙の労検防爆用取扱説明書にも従って下さい。 ■端子台なし(メータ本体ユーロ端子接続)の場合 1)端子配置 端子 名称 説明 1 HI 入力信号+側 2 LO 入力信号−側 3 E 番号 1 2 3 2)結線方法 パネルごとメータを取出したうえ、 メータの端子に直接配線を接続して下 さい。接続端子はメータのケース内部 にあります。リード線を後方から差込 み、後方上部よりドライバにて固定し て下さい。 作業終了後、パネルを取付けて下さい。 適合リード線:0.3 ∼ 1.5 mm2 (16 ∼ 22 AWG) 推奨芯線露出長さ:4 ∼ 5 mm 接地用端子 ■端子台内蔵の場合 1)端子配置 端子 名称 説明 2 HI 入力信号+側 3 LO 入力信号−側 番号 1 23 4 1 および 中継 4 1・4 番端子間 短絡配線済 2)結線方法 パネル固定ねじを緩め、 パネルごとメータを引出したうえ、 ケースに内蔵してある端子台に配線を接続して下さい。 作業終了後、パネルを固定して下さい。 適合リード線:0.08 ∼ 4 mm2(12 ∼ 28 AWG) 推奨芯線露出長さ:8 mm NM-9424-A P3/4 改 2 43AL−B ■接続例(端子台なしの場合は破線の接続となり、 ( )内 の端子番号となります。 ) 20 mA 入力時の HI − LO 端子間の電圧降下は、約 5.3 V です。回路全体のインピーダンスを考慮の上、配線を行っ て下さい。 注)誘導ノイズの多い場所で使用される場合は、 メータ本 体の接地用端子(E)を接地して下さい。 2)小数点設定方法 本器の小数点は出荷時に消灯するように設定しておりま す。任意の位置に点灯させる場合は、下図に従い前面アク リルを外し、内部のスイッチにより変更して下さい。 前面アクリル下部の小さな穴にマ イナスドライバ等を差込み、こじ 開けるように外して下さい。 なお、元に戻す場合は、アクリル上 部のツメから先に、嵌めて下さい。 ■2線式伝送器の出力を指示する場合 2線式伝送器 + 負荷 − 電源 1 2 3 4 (1) (2) ■バルブの開度指令を指示する場合 O N 電空ポジショナ O N O N O N それぞれの桁の下にある ディップスイッチが小数点 スイッチとなっています。 調節計 + + − − 1 2 3 4 (1) (2) 調整および設定 調整および設定は爆発性雰囲気がない状態で行って下 さい。 1)スケーリング調整方法 まず4 mAの信号を入力した状態でオフセットアジャスタ を廻して、目的の表示(設定範囲:± 200)に合わせて下 さい。次に 20 mA の信号を入力した状態でフルスケール アジャスタを廻して目的の表示(設定範囲:100 ∼ 1999) に合わせて下さい。 注)スケーリング調整は、入力信号を印加した状態で 20 分以上ウォームアップした後に行って下さい。 フルスケールアジャスタ オフセットアジャスタ 校正方法 本器の校正を行う場合には、± 0.01 % 以上の精度を もった電流発生装置が必要となります。なお、調整方法に 関しては、 先述のスケーリング調整と同じ方法となってい ます。 雷対策 雷による誘導サージ対策のため弊社では、 電子機器専用 避雷器<エム・レスタシリーズ>をご用意致しておりま す。併せてご利用下さい。 保 証 本器は、厳密な社内検査を経て出荷されておりますが、 万一製造上の不備による故障、または輸送中の事故、出荷 後3年以内正常な使用状態における故障の際は、ご返送い ただければ交換品を発送します。 NM-9424-A P4/4 改 2 43AL−B 小形デジタルパネルメータ 43 シリーズ 取扱説明書 (労検防爆用) 耐圧防爆、屋外設置形、3 1/2 桁、指示専用 形 式 2 線式デジタルメータ 43AL − B ご使用いただく前に ■取扱説明書の内容について 本取扱説明書は、爆発性雰囲気の中で安全にご使用いた だくための重要な項目を記載しています。ご使用の前に、 本取扱説明書を注意深くお読みの上、正しくご使用下さい。 一般的な取扱方法は、別紙 NM − 9424 − A に記載され ていますので、併せてご参照願います。 ■形式を確認して下さい 43AL − B −□□□□ 形 式 防爆認定 0 8 : なし : 労検耐圧防爆* 1 端 子 台 0 : なし* 2 T : 内蔵 電気配線接続口 0 : G 1/2 1 : 1/2 NPT * 2 2 : M 20 × 1.5 * 2 3 : PG 13.5 * 2 取付金具 0 : なし 1 : 付属 * 1、CE 対象外 * 2、労検耐圧防爆は選択できません。 警 告 爆発性雰囲気でご使用の場合、 以下に示す方法で本器を 取扱わない場合、 爆発による死亡または重傷を負う可能性 があります。 ・ ハウジングのカバーを完全に密閉しない場合、耐圧防 爆に適合しません。 ・ 爆発性雰囲気の中では、電源が接続された状態で、ハウ ジングのカバーを開かないで下さい。また、電源切断後 1 分以上経過するまでカバーを開かないで下さい。 ・ 配線の取付または取外は、電源が接続された状態では 行わないで下さい。 ・ 配線作業は、爆発性雰囲気が存在しない状況で行って 下さい。 ・ 点検や調整等のために、本器端子間の電圧電流等の測 定や、模擬入力を印加する場合、必ず爆発性雰囲気が存 在しないことを確認して下さい。 ・ 本器に貼付された銘板またはラベルにて、防爆認定を 確認して下さい。 ・ 本器の防爆認定が、ご使用になる環境の爆発等級、温度 等級および危険場所の分類の全てに適合しているか確認 して下さい。本器の防爆認定は、本器に貼付されている スペックラベルに記載された形式にて確認して下さい。 ・ 周囲温度が、防爆認定の範囲内であることを確認して 下さい。 安全に関するご注意事項 爆発性雰囲気でご使用の場合、 以下に示す方法で設置お よび結線作業を行わない場合、 爆発による死亡または重傷 を負う可能性があります。 ■防爆認定 ・Ex d ⅡC T6 ・労検 TC16352 ・周囲温度:-20 ∼ +60℃ ■配 線 ・配線は防爆電気配線として適合する方法で行って下さ い。巻末の「耐圧防爆電気配線図」を参照しながら、 「ユーザのための工場防爆電気設備ガイド(ガス防爆)」 (旧労働省産業安全研究所編纂)および本取扱説明書に 従って下さい。 ・周囲温度が 50℃を超える環境でご使用の場合、許容最 高温度が 70℃以上のケーブルをご使用下さい。 ・耐圧防爆容器内への配線引込は、ケーブル方式です。必 ず、本器に付属のケーブルグランドをご使用下さい。 ・使用しない配線接続口は、 必ず本器に付属の閉塞栓をご 使用下さい。 NM-9424-B P1/3 改 1 43AL−B ・ケーブルグランドまたは閉塞栓を追加または交換される 場合は、必ず下記形式のものをご使用下さい。 ケーブルグランド エム・システム技研 形式:BX − E − SXY (適用ケーブル径:φ 8 ∼ 10 およびφ 10 ∼ 12) 閉塞栓 エム・システム技研 形式;BX − E − SBP 島田電機株式会社 形式;SBP − 16 ・ケーブルグランドおよび閉塞栓は、 いずれの配線接続口 にも用いることが可能です。 ・ケーブルグランドを用いての配線引込は、次の手順で 行って下さい。なお、ケーブルグランド各部品の締付け は、スパナなどの工具を用いて行って下さい。 ①同梱されたパッキンの中から、 ケーブルの外径に適した ものを選択して下さい。 パッキンに適用可能なケーブル 径が表示されます。 ② M. スクリューを電線間接続口に、O リングが十分に密 着するまでねじ込みます。ただし、Oリングがはみ出さ ないようにします。 ③ケーブルを図の順番で各部品に通します。 ④パッキンケースにパッキンおよび座金を挿入し、 パッキ ングランドをパッキンケースにねじ込んで締付けます。 締付け後、ケーブルを手で引っ張り、抜けないことを確 認して下さい。 ⑤パッキングランドにクランプリングを挿入し、 クランプ ナットを締付けます。 締付けはクランプリングの先端が ケーブルシースに接触してから、クランプナットを約 1/2 回転ねじ込む程度とします。 ⑥組立てられたパッキンケースをM.スクリュウに挿入し ます。 ⑦電線保護管をユニオンナットに通してから、 カップリン グに接続します。 ⑧ユニオンナットを M. スクリュウにねじ込みます。 ⑨M.スクリュウおよびユニオンナットの六角穴付止めね じを締込み固定します。 ・電源を投入する前に、 ハウジングのカバーを完全に密閉 し、 図のように六角棒スパナにて締結ボルトを締めて下 さい。 六角棒スパナ 締まる 緩む 締結ボルト ・必ず接地して下さい。 ・外部接地は、 圧着端子などを用いて配線が外れないよう にして下さい。 ・本器は、 ハウジングとメータとの組合わせにて耐圧防爆 の認定を受けています。メータを交換しないで下さい。 ・本器の部品をお客様にて交換された場合、 防爆認定条件 への適合を損ない、爆発の危険があります。 (ケーブル グランドおよび閉塞栓を除く) ・配線作業中は、水がかからないよう保護して下さい。 M.スクリュウ パッキンケース パッキン 適用ケーブルサイズ表示面 (φ8∼10またはφ10∼12) 座金 パッキングランド クランプリング クランプナット 六角穴付止めねじ カップリング 六角穴付止めねじ ユニオンナット NM-9424-B P2/3 改 1 43AL−B 耐圧防爆電気配線図 接続箱 ※2 ※2 + 伝送器用電源 − 調節計等 伝送器 電空ポジショナ等 43AL−B ※1 1 2 3 4 内蔵端子台 図1 外付け接続箱を使用して配線を中継する例 43AL−B ※1 ※1 − 伝送器用電源 + 調節計等 伝送器 電空ポジショナ等 1 2 3 4 内蔵端子台 図2 内蔵端子台を使用して配線を中継する例 ・伝送器用電源や調節計等は、最大電圧(回路解放時の電圧)がDC48V以下のものをご使用下さい。 ・回路電流は、DC50mA以下として下さい。 ・本器以外の各機器も、それぞれ危険場所の種類に応じて防爆認定を受けた機器をご使用下さい。 ・接続箱は、「ユーザのための工場防爆電気設備ガイド(ガス防爆)」に掲載の「〔参考資料9〕防爆 電気配線用付属品の規格」に適合したものをご使用下さい。 ・内蔵端子台を使用して配線を中継する場合、ケーブルグランドを2個使用して下さい。 ※1、「ユーザのための工場防爆電気設備ガイド(ガス防爆)」に従って配線して下さい。 ※2、接続箱が危険場所にある場合は、「ユーザのための工場防爆電気設備ガイド(ガス防爆)」に 従って配線して下さい。 NM-9424-B P3/3 改 1
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