2008 年第一外科ユニットアンケート No. 1 名古屋大学医学部附属病院医局/後期研修プログラムアンケート 第一外科ユニット 講座名 腫瘍外科学、血管外科学 診療科名 消化器外科1,乳腺内分泌外科、血管外科 1.診療科(部)名 2.診療科(部)長 梛野正人(腫瘍外科学) 古森公浩(血管外科学) 3.医局ホームページ http://www.med.nagoya-u.ac.jp/tumor/ http://www.vascsurg.jp/index.html 4.医局長 江畑智希 5.連絡先 Tel/Fax:052-744-2218/ 052-744-2230 E-mail: [email protected] 記入日:2009 年 2 月 19 日 記入者(役職):江畑智希(講師、医局長) 本アンケートは、初期研修終了後のキャリアパスについて名大の各医局にお伺いするもの です。後期研修プログラムおよび医局に関する質問がございますので、あわせてお答えく ださい。 *本年度よりネットワーク独自のホームページを立ち上げ、一層充実した情報発信を行っ ていく予定ですが、アンケートの中でホームページへの掲載を望まない項目がございまし たら、 「ホームページ掲載不可」等、その項目がわかるように特定してください(ブックに はその記載を省いて掲載します)。 【後期研修について】 1. 後期研修医の位置づけについてお伺いします。 A. 貴医局では初期研修終了後の医師をどのように位置づけておられますか。 ( )後期研修医 ( )専攻医 ( )修練医 ( )専修医 (○)その他:関連病院によって異なる。 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 2 2. 後期研修プログラムについてお伺いします。 A. 後期研修プログラムをすでに用意されていますか。 (○)はい ( )いいえ:今後、後期研修プログラムを作成する予定はありますか。あるとすれば、いつ頃 でしょうか。 ( )ある → 完成予定:平成( )年( )月頃 ※以下、できる限りお答え下さい ( )ない → 後半の医局アンケートにお答えください。 B. 後期研修プログラムの目的と目標(複数ある場合はそれぞれについてお答えください) 設問 I 参照 C. 後期研修の責任者を教えてください。 責任者:江畑 智希 部署・役職:講師・医局長 内線番号:2216 E-mail:[email protected] D. プログラムの請求など、後期研修に関しての各種問い合わせ先を教えてください。 担当者:江畑 智希 部署・役職:講師・医局長 内線番号:2216 E-mail:[email protected] E. 後期研修プログラムは何年間ですか。 設問 I 参照 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 3 F. 後期研修にあたり、初期研修で期待していることはありますか。 期待しているというか、最低限患者様やその御家族あるいは同僚と適切なコミュニケーションがとれる ことが必要です。 G. 後期研修終了後の一般的な進路について教えてください。 第一外科ユニットでは基本的に大学病院での後期研修は想定していません。通常は関連病院での後期研 修になり、後期研修終了の時期がだいたい若手交流の時期に一致するので、この時期に病院を変わるこ とになります。また、大学院進学希望者や、国立がんセンターや癌研有明病院でのレジデント希望者も この時期に進学、あるいはレジデント応募となります。 H. 後期研修内容やシステムについて後期研修医の意見を反映させる機会はありますか。 いつでも医局長へ連絡していただければいいです。 I. その他、貴医局での後期研修プログラムでの特徴を教えてください。 (関連病院における後期研修医に対する考え方を含めて) 第一外科ユニットでは独自の後期研修カリキュラムを構成しています。上記にあてはまらないことも多 いので、ここに御紹介します。ちなみにこれは以前卒後教育センターからの御質問にお答えしたもので す。 【第一外科ユニットの後期研修について】 名古屋大学第一外科ユニットが附属病院で行っている医療では非常に難度の高い疾患を扱っているので、 その管理には高度な知識と技術が必要です。この高度医療を学ぶのは、臨床外科の基礎を学ぶ段階の後期 研修時よりも後期研修が終了してからのほうが効果的と考えられます。したがって、名古屋大学附属病院 での初期研修修了者が第一外科ユニット(腫瘍外科あるいは血管外科)での研修を希望した場合は、各人 の状況を考慮して最も適切な関連病院で後期研修を行っていただくように調整しています。 第一外科ユニット後期研修カリキュラム 【一般目標】 患者様および社会に信頼される人格をそなえ、安全で質の高い医療を提供しうる外科診療能力を習得し、 学会活動などを通じて生涯自己学習の能力を身につける。 【行動目標】 1. 外科診療に必要な基礎的知識に習熟し、臨床応用ができる。 2. 外科診療に必要な検査、処置に習熟し、臨床応用ができる。 3. 一定レベルの疾患について、術前診断、手術、周術期管理を適切に実施できる。 4. 診療を行う上で適切な患者様への接遇態度を身につける 5. 診療を行う上で大切な医療従事者との協調性を身につける。 6. 外科学の進歩にあわせた生涯自己学習の能力を身につける。 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 4 7. 外科専門医資格を取得する。 実際の第一外科ユニットの後期研修は下記に示す卒後研修システムの中で行われています。 【第一外科ユニット卒後研修システム】 第一外科ユニットは腫瘍外科と血管外科で構成されています。第一外科ユニットとその関連病院は密接に 連携して卒後教育システムを構築しています。関連病院とは、その病院の外科が第一外科ユニットの方針 に賛同し、その方針に基づいて診療・教育・研究を行っている施設を指します。したがって、関連病院で の研修は、どこで行っても基本的に第一外科ユニットの卒後教育方針と変わりありません。 2 年間の初期臨床研修(ローテート研修)終了後、大学院入学あるいは帰局までの間は腫瘍外科、血管外 科の区別なく、同一の研修プログラムで修練します。第一外科ユニットでは、後期研修医のみならず関連 病院で修練する構成員全員が効率的な研修ができるように、全ての関連病院が協力して下記のような卒後 研修システムを構築しています。この卒後研修システムは、後期研修制度が注目される以前の 1980 年代か ら第一外科ユニットで行われてきたものです。近年では優秀な医師の育成のために後期研修制度の充実が 急務とされており、各関連病院で後期研修カリキュラムが作成されています。第一外科ユニットでは、こ の後期研修制度との調和を図りながら、今後もこの卒後研修システムを行っていきます。 2 年間の初期研修が終了したら、通常研修病院で後期研修に入ります。第一外科ユニットでは、後期研修 が 2 年終了した翌年(初期研修を含めて 5 年目の年)に若手医師を対象とした病院間の人事交流を行って います。この際、都市部の病院から地方の病院へ、地方の病院から都市部の病院へ、中小規模の病院から 大病院へ、大病院から中小規模の病院へ異動することを原則としています。これは、外科専門医の取得に 必要な修練を全員が終了することと、少なくとも二人の指導者のもと、タイプの異なった病院で、タイプ の異なった診療方針・技術を学び、多様な医療に対応できる外科医を育てることを目的としています。大 学院への進学、国立がんセンター、癌研有明病院、愛知県がんセンターなどでの研修は、原則的に最初の 4 年間の研修が終了してからにしていただいています。当教室の構成員は全員臨床外科医なので、研究や 国内外へ留学をするにしても、若いうちに最低限の臨床外科医としての実力をつけてからにしないと将来 外科医としての臨床能力に問題が起きる可能性があると考えているからです。 その後大学院に進まない者は、8 年目前後に大学に帰局して附属病院の医員として高度医療に従事しなが ら臨床研究を行い、博士号を取得していただきます。その後、関連病院に指導者として赴任していただき ます。 このように第一外科ユニットでは常に構成員が誰でも外科専門医試験に合格できるように配慮しています。 したがって、遅くとも人事異動を考慮すべき時期には入局している必要があり、第一外科ユニットとして は初期研修の終了時期から後期研修の開始時期にかけての入局をお願いしています。 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 5 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 6 【医局について】 1.医局の概要 A.医局の歴史 名古屋大学医学部第一外科学講座は齋藤真教授(1919 年-1950 年)により創設された。その後、戸田 博教授(1950 年-1953 年)、橋本義雄教授(1953 年-1968 年)、弥政洋太郎教授(1973 年-1984 年)、 塩野谷恵彦教授(1984 年-1991 年)をへて、1991 年 12 月に前任の二村雄次教授が就任し、腫瘍外科、 血管外科、小児外科の領域において精力的に研究が推し進められてきた。2000 年 4 月には小児外科 が新講座として独立し、時期を同じくして本学が大学院大学に移行したため、旧外科学第一講座は腫 瘍外科学(旧腫瘍研究室、2006 年 5 月 1 日に器官調節外科から改称)と血管外科学(旧血管外科研究 室)の 2 専門分野からなるユニットとなった。2002 年4月1日血管外科学に古森公浩教授が就任し、腫瘍 外科学、血管外科学の両分野での診療・教育・研究体制が整った。2007 年 3 月には腫瘍外科学の二 村雄次教授が定年退職し、同年 5 月に後任として梛野正人教授が就任し新体制となった。腫瘍外科学 と血管外科学はそれぞれ独立した講座ではあるが、卒御教育などあらゆる面で第一外科ユニットとして 協力して医局運営を行っている。 B.医局の構成(現時点での在籍者の構成) 総数 40 名 (うち名大卒 23 名) 教授: 2 名, 研究生: 1 名, 教員:12 名, 医員:17 名, 大学院生:9 名 C.各研究室の構成 研究室(班)名 専門分野・研究テーマ 1 腫瘍外科学 (旧腫瘍研究室) 胆道癌に対する手術療法 経皮経肝門脈枝塞栓術 (PTPE) による残 存予定肝の代償性肥大に関する研究 肝切除術、 PTPE 前後の肝血行動態の変化 に関する研究 胆道癌、 大腸癌、 乳癌の発生、 進展、 浸 潤に関する臨床病理学的研究 消化器癌、 乳癌の悪性度に応じた適正な 手術療法の決定に関する研究 胆道の外科解剖に関する研究 術後合併症予防対策としての probiotics の効果に関する研究 チーフ名 梛野正人(教授) 西尾秀樹(講師) 江畑智希(講師) 横山幸浩(助教) 角田信行(助教) 伊神 剛(助教) 菅原 元(助教) 深谷昌秀(病院助手) 消化器外科手術前後における消化管機能 上原圭介(病院助手) に関する生理学的研究 國料俊男(特任助教) 閉塞性黄疸および減黄術後の肝の病態生 理、免疫能に関する研究 経皮経肝門脈枝塞栓術 (PTPE) 後の肝再 生に関する基礎的研究 術後肝不全発症に関与するサイトカイン、 構成 人数 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 7 2 血管外科学 (旧血管研究 室) 脂質メディエーター、増殖因子、 フリー ラジカル、 ガス状メディエーターに関す る研究 大量肝切除後の肝再生に関する研究 外科的感染症における感染免疫に関する 研究 胆道癌、 大腸癌、 乳癌等における癌遺伝 子、 癌抑制遺伝子の発現に関する研究 胆道癌、膵癌、乳癌に対する分子標的治療 に関する研究 血行再建術後晩期閉塞機序とその制御 血管内膜肥厚に対する遺伝子治療 重症虚血肢に対する治療的血管新生療法 (細胞移植療法と遺伝子治療) 動脈瘤の成因 慢性動脈閉塞症や静脈還流障害の無侵襲 診断法の確立 間歇性跛行の無侵襲的評価法の確立 バージャー病をはじめとした各種血管疾 患の病理学的研究 古森公浩(教授) 山本清人(講師) 小林昌義(助教) 成田裕司(病院助手) J. 最近の入局者数 名大卒(男) 名大卒(女) 他大卒(男) 他大卒(女) 平成 17 年度 6 0 4 1 平成 18 年度 6 0 17 1 平成 19 年度 5 0 6 2 平成 20 年度 3 1 6 2 K. 国内・国外で交流のある研究室 国内:愛知県がんセンター研究所、慶應大学医学部医化学教室、金沢大学医学部形態機能病理学教室、鹿 児島大学医学部第二病理学教室、国立長寿医療センター、 国外:University of North Carolina at Chapel Hill, USA University of Alabama at Birmingham, USA Louisiana State University, Medical Center, USA Massachusetts General Hospital, Boston, USA Mayo Clinic, USA Hopital Beaujon, University of Paris VII, Paris, France St Jame’s University Hospital, Leeds, UK Charete Hospital, Humboldt University, Berlin, Germany 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 8 L. 貴医局の関連病院を列挙してください 大垣市民病院 豊橋市民病院 安城更生病院 中京病院 桐生厚生病院 津島市民病院 八千代病院 大同病院 稲沢市民病院 春日井市民病院 名古屋掖済会病院 静岡済生会病院 久美愛厚生病院 旭労災病院 東海病院 常滑市民病院 名古屋第二赤十字病 院 市立半田病院 上飯田第一病院 山下病院 中部労災病院 名城病院 静岡厚生病院 遠州総合病院 名古屋第一赤十字病 院 豊田厚生病院 東海市民病院 碧南市民病院 岐阜社会保険病院 袋井市民病院 知多市民病院 長寿医療センター (書ききれない場合は人事交流の盛んなものから順に 32 病院まで記入してください) M. 現在の貴医局における医師の充足度(当てはまる項目に○をつけてください) ( )極端に不足 (○)不足 ( )過不足なし ( )過剰 ( )極端に過剰 2.卒後臨床教育について A.貴医局の関連病院での卒後初期臨床研修で研修医に期待していること及びサポート体制 卒後初期臨床研修で修得するべきことは、まず、プライマリーケアーに対応できる基本的臨床能力である。また、 同時に、患者・家族から信頼され、医療チームの一員として協調性をもって仕事ができるなど、チーム医療が必要 な外科に必要不可欠である良好な対人関係について学ぶことも重要である。日本外科学会の新外科専門医制度 (平成14年4月1日より施行)では、卒後初期臨床研修が専門医修得のための修練期間に含まれるため、外科専 門医修得に配慮した適正なカリキュラムによる初期研修が必須である。 B.名大病院研修に対する取り組み(必要性、メリット、医局としてのサポート体制など) 第一外科ユニット医局としては、名大病院研修を推奨する。そのメリットは教官、臨床経験の豊富な(臨床経験7 年以上)医員など充実したスタッフの指導を受けられることである。さらに、当科では、外科専門医制度を考慮して、 初期臨床研修から連続した卒後教育システムをとっており、名大病院での卒後研修の開始は、各人に能率の良い、 回り道のない外科修練を保証するものと考える。 3.卒後研修終了後の進路について A.2 年間の初期研修終了後の進路(貴医局で一般的なルールやコースなど) 2 年間の全科ローテートによる初期研修終了後の後期研修は外科医にとって自分の技術を磨く最も重要な時期 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 9 である。大学病院での第一外科ユニットの診療はその内容が非常に高度なため、基礎的な技術を学ぶべき後期研 修の場としては不向きであると考えている。したがって初期研修終了後は、関連病院において後期研修を開始する ことになる。原則として卒後 6 年目前後(まる 5 年間の臨床修練修了時前後)に若手医師は関連病院間を異動し、 偏らない診断能力と手術手技を身に付ける。異なったタイプの施設に勤務することで、若手医師自身の経験が深ま るだけでなく、様々なスタイルの医療を体験することができ、異なったタイプの医療を経験した若手医師を迎えること により関連病院も活性化する。非常勤医員の場合、卒後 8-9 年目に大学に戻り、学位取得を目標に研究に入る。 外科の基礎研修を修了後早期から研究に取り組めるように配慮し、大学院進学希望者には卒後 5 年目前後に受 験するよう指導している。しかし、大学院進学後は臨床から離れて基礎的研究が中心となる。われわれは臨床系の 医局であり、教育の目的は優れた臨床家の育成であるため、大学院入学時には外科医として臨床能力がある程度 のレベルに達していることが大学院卒業後の進路を考える上で重要となる。 B.勤務先の病院の決め方について 2の B で述べた様に、第一外科医局としては、名大病院研修を推奨する。第一外科では、外科専門医制度を考 慮して、初期臨床研修から連続した卒後教育システムをとっており、名大病院での卒後初期研修修了後は外科専 門医修得に必要な手術経験の可能な関連病院に赴任して修練してもらう。 C.関連病院から大学病院へ帰局を希望する場合、身分による帰局の時期・待遇・duty・在局期間等の差異 について 帰局時期(卒業) 平均在局期間(年) メリット 主な duty・留意点 卒後 8~9 年目 2 年 6 ヶ月 腫瘍外科学、血管外科 主治医として外科 学 の臨床 的修練に 加 臨床を行う。 え、臨床的・基礎的研 究 を同時 に行い学 位 を取得する。 卒後 4〜7 年目 4年間 腫瘍外科学、血管外科 臨床修練期間は非 学修練に加えて原則 2 常勤医員と同じ扱 年 間の基 礎的研究 に い。 専 念する 期間が得 ら れる。 医員 研究生 大学院 D.名大病院で研修した場合、入局後の進路への影響 2の B で述べた様に、第一外科医局としては、名大病院研修を推奨する。第一外科においては、外科専門医制 度を考慮して、初期臨床研修から連続した卒後教育システムをとっており、名大病院での卒後研修の開始は、各人 の能率の良い、まわり道のない外科修練を保証するものと考える。 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 10 E.国内・国外へ留学希望者に対する取扱い 大学院生の場合は在学中・修了後、非常勤医員の場合には大学での外科修練終了後に、希望者は、国内・国外 留学が可能である。現在、国内留学者2名、国外留学予定者3名である。なお、最初の 5 年間の初期臨床研修が終 了した者のうち、希望者は国立がんセンター中央病院、国立がんセンター東病院、がん研究会有明病院、愛知県 がんセンター、静岡県がんセンター、などでのレジデント研修、チーフレジデント研修に内部選抜の後、推薦してい る。国外への留学も同様に技能、人格、語学力などで内部審査を行っている。 4.入局について A.希望する入局者数 年間 20 名程度 B.入局制限について(あれば具体的に) 特にない。 C.入局手続きについて i) 入局説明会について実施時期などを含め具体的にお書き下さい。 名古屋大学の入局説明会の一環として、名古屋大学在学者、他大学在学者それぞれに行っている。 希望者には、その他個別に医局長が行っている。 ii) 入局手続きについて実施時期、内容などを含め具体的にお書き下さい。 医局長に連絡し、必要書類を準備の上、梛野教授あるいは古森教授により面談を行う。 iii) 詳細の告知はどのような形で行われますか(複数回答可) 。 (○)関連病院への通知 ( )貴医局のホームページ (○)医局への問い合わせ 担当者:医局長 江畑智希 Tel: 052-744-2216 Email: [email protected] (○)その他:名古屋大学主催の入局説明会。 D.貴医局の関連病院以外の病院で初期研修した者が入局を希望した場合の対応 適切な関連病院で後期研修を行っていただく。原則的には関連病院で初期研修をした者との差はない。第一外 科ユニットには、他大学の外科に所属して研修した若手医師や他大学の外科学教室で学位取得後の医師の入局 者もあり、皆、第一外科で外科修練の後、関連病院で活躍中である。また、血管外科学の専攻を希望する若手医 師に関しては、血管外科の経験によらず、関連病院外からの入局も歓迎する。途中入局者であっても、評価は個人 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 11 の能力のみによって行われ、他の医局員と全く平等であり、出身大学などによる差別は皆無である。しかし、当ユニ ットの教育システムは非常に高い完成度を誇っているため、入局が遅れると同年代との能力の差が大きくなる可能 性は否めない。 E.後期研修等により卒後 2 年以上経過した者が入局を希望した場合の対応 基本的に初期研修終了後に入局したものとの違いはない。しかし、前述のように卒後 5 年目には若手交 流のために病院間の人事交流を行っている。入局が遅れると人事交流に支障をきたすので、本人の不利益 になる可能性は否めない。 F.女性の入局希望者に対しての考え方(産休,育休,休職後の職場復帰など) 現在、医局に 2 名、関連病院に 12 名の女性常勤外科医がいる。うち 3 名は育児をしながら関連病院に 常勤医として勤務している。そのほか 1 名は育児のため非常勤医師として勤務中である。第一線病院での 外科臨床をめざすものであれば入局者の男女を問わない。女性外科医の臨床修練、赴任に関しては、各医 師のライフスタイルを考慮した柔軟な対応をしている。とくに結婚、出産などのために臨床研修などが制 限される女性外科医に対しても、関連病院のなかで常勤医として勤務できるように、大学病院での研修も 含めて柔軟に対応している。 G.貴医局に入ることのメリット 1)腫瘍外科学では、解剖学的、生理学的、生化学的アプローチを駆使して、手術療法の限界に挑みつつ、quality of life を考慮した手術療法の開発に努力している。こうした腫瘍外科学を修練し、外科学会専門医・消化器外科専 門医を修得出来る。 2)血管外科学において脈管外科学(動脈・静脈・リンパ管疾患にたいする外科治療)を修得し、外科学会専門医・ 心臓血管外科専門医を取得できる。 3)多彩な関連病院での研修と豊富な実地臨床を経験できる(関連病院表を参照)。 5.大学院について A.大学院進学希望者に対する取扱い、留意事項 外科研修終了後、つまり卒後4年(まる4年の臨床修練)以降の大学院入学を指導している。院生の研究 指導に関しては、第一外科内のみでなく、学内の基礎系教室、国内・外の研究施設との共同研究も積極的 に行っている。 B.大学院進学のメリットおよび大学院進学の時期 基本的に2年間の外科関連領域の基礎的・臨床的研究に専念する期間が得られる。また、この研究期間に学位論 文を完成の後、外科学のサブスペシャリティーとしての腫瘍外科学、血管外科学の臨床経験を積むことができる。こ の臨床修練期間は医員と同じ扱いである。 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 12 C.大学院生の研究期間 第一外科では大学院生の関連病院赴任は短期赴任も含め、認めていない(社会人コースを除く)。研究専従期 間(原則2年間)は文字通り、研究に専念が可能である。 D.大学院在学中の収入(年収ベースでお答えください) 大学院生の具体的年収の開示は避けるが、家族がいても生活に不自由がないように様配慮している。 E.大学院生の卒後の進路 非常勤医員が臨床修練をしながら臨床研究を行うのに対し、大学院生は研究期間終了後 1 年間の臨床修練期間 がある。この臨床研修期間終了後(通常は大学院修了時)、関連病院へ赴任となる。但し、大学院での研究に引き 続き、海外の大学等の研究機関に留学をするものがあり、この場合、大学院修了、留学終了後に大学病院での外 科専門領域の臨床研修を行う場合がある。 6.学会および認定医・専門医・標榜医などについて A.学会 i) ぜひ入会しておくべき学会 日本外科学会 ii) できれば入会しておくのが望ましい学会 日本消化器外科学会、日本血管外科学会、日本心臓血管外科学会、日本乳癌学会 iii) その他特記事項 B.認定医・専門医・標榜医など iv) 貴医局に在籍することで十分とりうる認定医・専門医・標榜医など 外科専門医、サブスペシャルティの専門医(消化器外科専門医、心臓血管外科専門医、乳腺専門 医) 日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医など v) 場合によってはとりうる認定医・専門医・標榜医など 2008 年第一外科ユニットアンケート No. 13 vi) その他特記事項 7.貴医局の今後の展望について、その他ご自由にお書きください。
© Copyright 2024 ExpyDoc