L-001 検索誘導性忘却における抑制と抑制解除に及ぼす加齢の影響 小

小講演
注)#印は日本心理学会会員以外であることを示す。
第 1 日 9 月19日(木) 11:30~12:30
札幌コンベンションセンター 小ホール
L-001 検索誘導性忘却における抑制と抑制解除に及ぼす加齢の影響
講演者:松田 崇志(神戸学院大学)
司会者:清水 寛之(神戸学院大学)
検索誘導性忘却とは,ある記憶情報を検索することにより,その記憶情報と関連した情報の検索が抑
制されるという現象である。この検索時に働く抑制は、検索を適切かつ迅速に行うためになされると考
えられている。その一方で,後のテストのような関連情報の検索が求められる場面において当該の関連
情報が検索されにくくなるという問題が生じる。この問題を解決し,適切な検索を行うためには,必要
に応じて抑制が解除されなければならない。つまり,抑制とその解除は適切かつ迅速な検索を行うため
に重要な役割を担っている。では,記憶能力の低下がみられる高齢者において,抑制とその解除は若年
者と同様に働いているのだろうか。講演者は,抑制には加齢の影響がみられないが,抑制の解除には加
齢の影響がみられることを見出した。本講演では,一連の実験から得られた研究知見をもとに,検索時
に働く抑制とその解除について加齢という観点から考察する。
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