尿・糞便検査目次比重反応（pH）蛋白半定量糖半定量りロビリノーゲン半定量ビリルビン半定量ケトン体半定量潜血反応白血球検査亜硝酸塩蛋白定量 VMA定性ベンズジョーンズ蛋白定性コプロポルフィリン定性糖定量浸透圧（尿） NAG 線維素分解産物（FDP）デルタアミノレプリン酸定量（ALA）ポルフォビリノーゲン定量りロポルフィリン定量コプロポルフィリン定量アルブミン定量（蓄尿）アルブミン定量（随時尿）尿中Ⅳ型コラーゲントランスフエリン尿蛋白免疫電気泳動（B−J蛋白同定）沈達鏡検寄生虫卵検査ぎょう虫卵検査虫体鑑別へモクロビンヘモグロビン・トランスフエリン（Hb・Tr）キモトリプシン【尿中一般物質定性】コーⅧ 検査項目主要疾患基準 600 1 比重【高いとき】糖尿病，熱性疾患，下痢，嘔吐【低いとき】尿崩症，腎不全，カリウム失調症 1．0 0 5 ∼ 1．03 0 600 2 反応（p H ）【酸性のとき】熟性病，激動後，激しい発汗，体内蛋白分解旺盛時，飢餓，代謝性・呼吸性アシドーシス，動物性蛋白質多量摂取，塩化アンモニウム・塩化カリウム・希塩酸飲用【中性 ∼ アルカリ性のとき】代謝性・呼吸性アシドーシス【アルカリ性のとき】食後消化旺盛時，重曹・有機酸塩服用，膿汁・血液混入，細菌尿 4 ．8 ∼ 7．5 600 5 蛋白半定量【陽性のとき】急性腎炎，慢性腎炎，糸球体腎炎，腎孟腎炎，（− ）急性腎不全，慢性腎不全，うっ血腎，尿路感染症，黄垣，高熱，過激な運動，ストレス，多量の肉食，骨髄腫，膠原病，ヘモグロビン尿，ミオグロビン尿 6 00 7 糖半定量【陽性のとき】真性糖尿病，腎性糖尿病，急性膵炎，肝硬変，甲状腺機能元進症，下垂体機能元進症，褐色細胞膿，クッシング症候群，肥満症，高血圧症，ファンコニー症候群 6 003 ウロビリノーゲン半定量【陽性のとき】閉塞性黄垣を除く各種肝疾患，熱性疾患，循環機能不全，体内ビリルビン生成元進，便秘，腸閉塞（± ）∼ （＋）【陰性のとき】閉塞性黄痘 6 00 9 ビリルビン半定量【陽性のとき】閉塞性黄垣，肝細胞性黄垣【陰性を示す疾患】溶血性黄垣では間接ビリルビンは腎臓を通過しないので陰性となる。（鑑別に有用） 6 010 ケトン体半定量【陽性のとき】重症糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシス），飢餓，過脂肪食，下痢・嘔吐，脱水，妊娠悪阻，甲状腺中毒症，消化吸収障害，小児自家中毒，糖原病 6 01 1 潜血反応【陽性のとき】急性腎炎炎，尿道炎，前立紫斑病，血友病，血色素尿症，寒冷マラリア，火傷， 6 083 白血球検査【陽性のとき】腎膿瘍，腎結核，腎孟腎炎，勝胱炎，尿道炎，前立腺炎 60 78 亜硝酸塩【陽性のとき】細菌性尿道炎（尿道炎，勝胱炎，前立腺炎），腎孟腎炎，慢性腎炎，腎結核，腎孟腎炎，勝胱腺炎，尿路結石，尿路系癌，白血病，フィラリア症，特発性腎出血，発作性血色素尿症，各種中毒，各種感染症，輸血後【尿中特殊物質】コードNn 検 60 06 蛋白定量査項目・主【増加す急高原要疾患るとき】急性腎炎，慢性腎炎，糸球体腎炎，腎孟腎炎， 2 1 ∼ 1 2 0 m g ／2 4 h 性腎不全，慢性腎不全，うっ血腎，尿路感染症，黄垣，熱，過激な運動，ストレス，多量の肉食，骨髄腫，膠病，ヘモグロビン尿，ミオグロビン尿値コ一服検査項主目要疾患 60 16 V M A 定性【陽性のとき】神経芽細胞腫，褐色細胞腫 6 01 7 ペンスジョーンズ蛋白定性【陽性のとき】ペンス・ジョーンズ型骨髄腫，その他の多発性基準値（−）骨髄腫 506 9 コプロポルフィリン定性【陽性のとき】先天性ポルフイリア，コプロポルフイリア，急性間欠性ポルフイリア，肝性ポルフイリア，晩発性皮膚ポルフイリア 600 8 糖定量【増加するとき】真性糖尿病，腎性糖尿病，急性膵炎，肝硬変，蓄尿 0 ．20 以下 g ／2 4 h 甲状腺機能元進症，下垂体機能元進症，褐色細胞腫，クッ随時尿 0 ．0 2 以下 g ／〟シング症候群，肥満症，高血圧症，ファンコニー症候群，糖分の多飲・多食後 1 184 浸透圧（尿）【高いとき】 G F − R 低下，尿細管疾患，真性尿崩症，心因性尿崩症，アルコール飲用，ループ利尿薬，浸透圧利尿，マ 5 0 ∼ 14 00 m O sm ／kg ニトール，高血糖【低いとき】腎不全末期， S IA D H ，浮腫，副腎不全，利尿薬投与（スルフォンウレア，サイクロフオスファミド，ビンクリスチン） NAG （N −アセチルーβ− D −グルコ【高いとき】ネフローゼ症候群，腎炎，腎不全（急性，慢性），薬物による腎障害，腎移植，糖尿病，上部尿路感染症サミニダーゼ）【低いとき】 G M 2−ガングリオシドーシス 2 1 19 線維素分解産物（F D P ）【増加するとき】 D IC ，血栓症，線溶元進状態，ウロキナーゼ大量投与，蛇毒製剤の投与 0．1 ／上g ／m g 以下 5 06 7 デルタアミノレプリン酸定量（A L A ）【高いとき】急性間欠性ポルフイリア，異型ポルフイリア，肝性コプロポルフイリア，骨髄性ポルフイリア，鉛中毒，鉄芽球性貧血，溶血性貧血 2．0 mg ／2 4h 以下 50 68 ポルフォビリノーゲン定量【高いとき】急性間欠性ポルフイリア，異型ポルフイリア，肝 2 ．0 mg ／24 h 以下 6 018 8U／セ以下性コプロポルフイリア 50 7 1 ウロポルフィリン定量【高いとき】先天性ポルフイリア，肝性コプロポルフイリア 20 ／ ∠g ／24 h 以下 5 299 コプロポルフィリン定量【高いとき】先天性ポルフイリア，コプロポルフイリア，急性間欠性ポルフイリア，肝性ポルフイリア，晩発性皮膚ポ 11 0 ／ J g ／2 4h 以下ルフイリア 5 90 2 アルブミン定量（蓄尿） 5 92 2 アルブミン定量（随時尿） 5 35 7 尿中 Ⅳ 型コラーゲン【増加するとき】腎性糖尿病，糸球体性腎障害注：糖尿病性腎症の早期診断の指標として有用蓄尿 2 1．1 以下 mg ／24h 随時尿 19．0 以下喝／g ・クレアチニン【増加するとき】インスリン非依存性糖尿病，糖尿病性腎症，糖尿病性網膜症（糖尿病罷患年数に比例する）注：糖尿病性腎症の早期診断や活動性をみる指標として 3 0歳代 4 ．0以下 4 0歳代以上 4 ．9以下〝g ／g ・クレアチニン有用境界型糖尿病患者や正常アルブミン尿糖尿病患者では健常群よりも有意に高値である。 5 4 29 トランスフェリン【増加するとき】糖尿病性腎症，糖尿病性網膜症（糖尿病雁患年数に比例する）注：糖尿病性腎症の早期診断や活動性をみる指標として蓄尿 0 ．6mg ／24 h 以下随時尿 1．0以下喝／g ・クレアチニン有用 43 28 尿蛋白免疫電気泳動（B − J 蛋白同定）【検査が必要なとき】多発性骨髄腫（特にペンスジョーンズ型骨髄腫）が疑われるとき写真およびコメント参照【沈蓮顕微鏡検査】コー㈹ 60 20 60 85 検査項目沈漬鏡検沈壇鏡検（染色鏡検）主（基準値）赤血球要 1 未満／H P F 疾患白血球 ⑯ ㊨基 1 未満／H P F 5 未満／H P F 準値 H P F ＝ 40 0 倍鏡検での 1 視野中を示す。【尿沈壇が異常所見を示すとき】 7 ．粘液糸の検出：腎孟腎炎，勝胱炎，尿道炎，前立腺炎， 1 ．赤血球多数：急性腎炎，慢性腎炎，腎結核，腎孟腎炎，淋病膀胱炎，尿道炎，前立腺炎，尿路結石，尿路系癌， 8 ．脂肪球の検出：ネフローゼ症候群白血病，紫斑病，血友病，フィラリア症，特発性 9 ．細菌・酵母の検出：腎孟腎炎，勝胱炎，尿道炎，前立腎出血，各種中毒，各種感染症，マラリア，火傷，腺炎，腱炎，肺結核輸血後 10 ．結晶の検出 2 ．白血球多数：腎膿瘍，腎結核，腎孟腎炎，膜朕炎，尿尿酸結晶：肉食，体蛋白崩壊の旺盛なとき，尿酸性素質道炎，前立腺炎シュウ酸結晶：シュウ酸塩含有食物多食，糖尿病，黄垣 3 ．移行上皮細胞多数：腎孟炎，勝胱炎，尿道炎リン酸結晶：神経質者 4 ．扁平上皮細胞多数：尿道炎，膣炎ロイシン・チロシン：劇症肝炎，リン中毒 5 ．異型細胞の検出：胃癌，膀胱癌，前立腺癌シスチン：蛋白代謝異常 6 ．円柱の検出：ネフローゼ症候群，尿細管閉塞，慢性腎コレステリン：乳靡尿炎，腎孟腎炎，慢性糸球体腎炎【糞便検査】コーⅧ 検査項目主要疾患基準値 60 28 潜血反応（グアヤック）【陽性のとき】食道癌，食道潰瘍，胃癌，胃潰瘍，胃炎，膵癌，十二指腸潰瘍，胆道癌，肝硬変による消化管出血，ポリープ，潰瘍性大腸炎，大腸癌，歯肉炎，痔疾（− ） 60 25 寄生虫卵検査【検査が必要なとき】回虫症，鈎虫症，条虫症，糞線虫症，住血吸虫症，肺吸虫症，肝吸虫症，焼虫症など 60 27 焼虫卵検査【検査が必要なとき】境虫症，幼児・学童検診 60 32 虫体鑑別【検査が必要なとき】不明な寄生虫が排泄されたとき。ダニ規，シラミ類その他の人体寄生虫・原虫が認められたとき 60 94 60 90 へモクロビン（潜血 R P H A ）（潜血 L P IA ）【陽性のとき】下部消化管からの出血，大腸癌，大腸ポリープ， R P H A （− ）潰瘍，痔疾 L P IA 1 5 0 以下 n g ／m P （L ） 60 24 ヘモグロビン・トランスフェリン（H b ・T f ）【検査の必要なとき】消化管出血の精査（大腸癌，大腸ポリープ，炎症性腸疾患，進行性胃癌）（− ） 60 34 キモトリプシン【低下するとき】嚢胞性膵線維症，慢性膵炎などの膵外分泌不全 1 3 ．2 以上 U ／g 3 7 ℃